2019年のプロ野球が始動したといっていいのではないでしょうか。
2月1日、プロ野球12球団の春季キャンプが一斉に始まりましたね。
キャンプの注目ポイントといえば、やはり各球団の新戦力の選手たちでしょうか。
ルーキー、移籍組、新外国人と新たな顔触れがチームにどんな影響を与えるのだろうか、キャンプの段階から推測するのも面白いですよね。
新顔という意味では、今年は監督が5人も変わっていることも大きな特徴です。
キャンプ中に新監督の構想も少しずつ見えてくるかもしれませんね。
また、キャンプが始まると解説者や評論家たちの議論も白熱し始めます。
気が早いですが、恒例の順位予想なんかも楽しみですね。
早速、この記事では元千葉ロッテの里崎智也さんが見どころを解説しています。
里崎さんの解説を踏まえて、今年のプロ野球の注目ポイントを探っていきたいと思います。
面白いと評判の野球解説者に聞いた。プロ野球12球団キャンプどこを見る? https://t.co/t9cP0qje5Y
里崎氏
―セでの注目チームは?
「横浜DeNAです。昨年は5月からスタメンに名をつらねたソトが、今年は開幕からいますし、今永、浜口の左の2枚が復活すれば大きい。彼らの調整もチェックポイント。」
— Y⚾M (@yuta_m89) 2019年1月31日
今年のプロ野球はいつ開幕するの?優勝候補は?
セリーグ、パリーグともに3月29日に開幕します。
シーズンの折り返しとなる、オールスター戦は7月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)で開催が予定されています。
日本一を決める日本シリーズは10月19日に第1戦が行われ、第7戦は10月27日となります。
この段階で優勝候補を挙げるのは難しいですが、今年もセリーグは3連覇中の広島、パリーグは2年連続日本一のソフトバンクを中心に覇権争いが繰り広げられそうです。
両チームとも戦力が整っており、今年も上位にはいってきそうです。
巨人、日本ハム、阪神など補強したチームがどのような戦いを見せるのかも注目が集まりそうです。
元千葉ロッテ里崎智也氏の現在は?
里崎智也氏は元千葉ロッテの捕手です。
2006年のWBCでは正捕手として日本の世界一に貢献しました。
このときは打率4割9厘と高打率を残し、ベストナインにも選ばれています。
2014年に現役を引退し、現在は野球解説者として活動しています。
鋭い観察力と歯に衣着せぬ語りが人気を集めているそうです。
監督が5人交代!?オフもプロ野球の話題でいっぱいに
ソフトバンクホークスの2年連続日本一で幕を閉じた2018年のプロ野球。
日本シリーズでは広島カープの機動力を完全に封じ切ったソフトバンク捕手・甲斐の通称「甲斐キャノン」が大きな話題となりました。
さらに昨年は、シーズンが終わった後も例年以上にプロ野球界が盛り上がっていたのではないでしょうか。
まずは、監督の交代劇です。ともに2016年から指揮を執っていた巨人の高橋由伸氏、阪神の金本知憲氏がそろって退任。
巨人は4年ぶりに原辰徳氏が再任され、阪神は2軍監督だった矢野燿大氏が1軍の指揮を執ることになりました。
さらに中日は与田剛氏、オリックスは西村徳文氏、楽天は平石洋介氏が新たな指揮官に就任し、5人もの監督が交代したことになりました。
そして、FA市場も活発でしたし、話題の高校生ルーキーたちの動向も連日報道されていました。
いわゆる「ストーブリーグ」の動きはいつも以上に活発だったと思います。
キャンプでは高卒ルーキー、移籍組に注目!
プロ野球はシーズンが終わるとオフとなり、選手ごとに自主トレを行うが通例となっています。
他球団同士の選手が一緒に練習しているのは、自主トレならではの光景ですよね。
再びチームに集結するのが2月1日のキャンプインになります。
では、キャンプインでは何に注目をすればよいのでしょうか。
最初にチェックするべきところは、新戦力でしょう。
特に今年は中日の根尾、日本ハムの吉田、千葉ロッテの藤原、広島の小園と、甲子園で活躍した高卒ドラフト1位ルーキーが多いです。
多くのファンが1年目から彼らの活躍を願っているでしょう。
ですが、過去の例を見るとそう簡単には活躍できないのではないでしょうか。
特に今年は根尾、藤原、小園ら有望な野手陣がそろっていますが、実は投手に比べ野手の方が1年目から活躍するのはかなり難しいといっていいいでしょう。
というのも、野手の高卒ルーキーの新人王は、パリーグだと1986年の清原和博氏、セリーグだと1988年の立浪和義氏、以来現れていません。
30年以上、高卒ルーキーの新人王がでていないことを考えると、いかに1年目から活躍することが難しいかわかりますよね。
ちなみに、清原氏のルーキーイヤーの成績は31本塁打、78打点、打率3割4厘。
まさに、怪物ですね。
高卒ルーキーは即戦力というよりも、将来の主力へという期待の方が当然大きいです。
高卒新人選手の扱いについて、里崎氏も「無理させる必要はないと思います。じっくりと2軍で育成するメリットの方が大きい。高卒ルーキーが1軍キャンプに入れば周りは年上ばかりでいらぬ気を使うだけ。同期のいる2軍ならばしっかりとコミュニケーションも取りながらプロでやるべきことに集中できますよ」と述べています。
やはり、ルーキー以上にポイントとなるのは移籍組でしょうか。
その中でも、活発な補強とベテランを放出した巨人が何といっても注目でしょう。
2018年セリーグMVPの丸はもちろんですが、元メジャーリーガーの中島、岩隈らがどれだけの活躍をみせてくれるのか非常に楽しみですよね。
一方で、内海、長野というチームを長年支え続けていたベテランが抜けた影響がどう出るのかが気になるところです。
そういう意味でも未知数の巨人がどのようなチームに仕上がるかが、今年のセリーグの争いに大きく影響を与えそうですね。
巨人に次いで、補強に成功したチームといえば日本ハムでしょうか。
元オリックスの金子、台湾で大王と称されていた王柏融が加わり、投打ともに戦力を増強した印象です。
主軸のレアードこそ千葉ロッテに移籍しましたが、大田、中田、清宮ら長距離ヒッターはそろっています。
今年も安定してAクラスに入ってくるのではないでしょうか。
また、里崎氏が「面白い」と評する楽天も期待できそうです。
昨年、打点王を獲得し、リーグ制覇に導いた元西武の浅村を補強したことは大きいですよね。
投手陣が岸、則本の2枚看板を筆頭に充実しているので、野手陣の頑張り次第ではAクラス入りも見えてきそうです。
最後に、里崎氏が注目しているのは横浜DeNAとのこと。
昨年は5月から出場し始めたにもかかわらず41本塁打でホームラン王となったソト、今永、浜口、東ら力のある若手投手がそろっていることから「Aクラスに食い込んでくる」と断言しています。
https://youtu.be/XyhqQCiiPms
まとめ
以上、各チームの状況を整理しましたが、シーズンはまだまだ先です。
このキャンプでさらに新たな選手が台頭してくるかもしれません。
キャンプの動向を見守りながら、3月29日のプロ野球開幕日も楽しみに待ちましょう。
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