日本人なら、老若男女を問わず大好きなものの一つに温泉があります。
日本全国に有名な温泉地がありますが、中でも箱根はやっぱり特別な存在ではないでしょうか。
3月12日の『マツコの知らない世界』(TBS系列20:57~22:00)には、この箱根で”箱根のドン”と呼ばれている、田中康久さんが登場します。
“ドン”というとなんだか物騒ですが、田中さんは箱根のエキスパートです。
観光雑誌などのメディアで取り上げられるような場所だけではなく、箱根の隅々にまで精通されている方です。
それもそのはず、田中さんは箱根生まれの箱根育ち。
生粋の”箱根っ子”なのです。
今回の『マツコの知らない世界』では、こちらの田中さんを招いて、「マツコ知らない箱根」をテーマに放送されるそうです。
あまりにも有名な箱根ですが、まだまだ知られていない魅力があるそうです。
一般の旅行客が知らない穴場スポットや、とっておきのグルメも番組で紹介されます。
地元の人間だからこそ知っている箱根情報に、番組予告ではマツコも「箱根へ行きたい!」と思わず口にしている様子があります。
さて今回は、こちらの田中さんについて深く調べるとともに、箱根の穴場を紹介したいと思います。
箱根のドン田中康久のプロフィール・経歴について
- 名前:田中康久(たなか やすひさ)
- 生年月日:1954年(現在65歳)
- 血液型:B型
- 出身地:神奈川県足柄下郡(現在も同じ)
“箱根のドン”や”やっちゃん”の愛称で知られている、田中康久さんは町を歩くといろんな人から声をかけられます。
それもそのはず、田中さんは”箱根もてなしの達人”の一人なのです。
“箱根もてなしの達人”は、箱根町がその魅力を高めるために始めた企画です。
2006年に、接客態度や箱根に関する知識の豊富さなどを評価された5人が認定されました。
こちらの5人には、箱根町で観光業務に携わるタクシー運転手やガイドボランティアの方がいらっしゃいます。
田中さんもこうした、町から認定された観光ボランティアの一人なのですが、箱根に詳しいのはただ箱根に生まれ育ったからではありません。
田中さんは立正大学を卒業後、祖父の代から続く(有)湯本新聞販売所 田中新聞店の経営を引き継ぎ、現在も経営されています。
そうです、新聞屋さんなのです。
若い頃からバイクで新聞を配っていたので、地域の情報に詳しくなったそうです。
古くからの友人や、地元住民の方々とのつながりもあり、箱根についての様々な情報を蓄積されてきたそうです。
2002年には、個人で箱根に関する質問を受け付けるインターネット掲示板を開設されました。
こちらの掲示板には現在までに10000件を超える書き込みがされています。
田中さんは、こうした観光ボランティアを本業の傍ら続けられています。
これにはきっかけがありました。
田中さんは、大の旅行好きでもあり、日本全国を旅行してきたそうです。
40代の半ば頃までは、休みのほとんどを国内旅行に充てて47都道府県を回りました。
夕刊のない日曜日と、月曜日が休刊になるタイミングを見計らって旅行の計画を立ててきたそうです。
新聞屋さんならではのスケジュールですね。
旅行好きの田中さんだからこそ、こうして日本全国を旅行していて気づくことがありました。
一般の旅行客にとっては、旅先で必要な情報を得ようと思っても難しいとおうことです。
確かに観光地を訪れた際に、深い情報を知る方法が分からないというのは、多くの方が経験されているのではないでしょうか。
ガイドブックなどを見て、事前に計画を立てるのはいいですが、そういったメディアで紹介されているのはいかにも”観光向け”のスポットだったり、グルメであったりします。
もっとその観光地を深く知ることができる情報が得られれば、旅行もさらに充実したものにすることが可能です。
田中さんは、自身の経験を踏まえて、こうした観光客のニーズに応えたいと考えるようになりました。
先ほど紹介したインターネット掲示板も、こうした経緯で作られたのです。
大の旅行好きの田中さんだからこそ、観光客の気持ちやニーズも理解することができるのでしょう。
田中さんのガイドは好評のようで、口コミで評判が広がりました。
田中さんの経営されている新聞販売店が、箱根湯本駅から徒歩5分の場所にあることもあり、評判を聞きつけた観光客が訪ねてくることもあるそうです。
箱根のドン田中康久が番組で紹介するおすすめの穴場はどこ?
箱根は、泡が出たり、乳白色だったり、打たせ湯などがある大浴場よりも、小浴場にこそ魅力が詰まっているそうです。
その理由には湯量が関係していると、田中さんは語っています。
1分間の1人当たりのお湯の使用量を比較すると、別府温泉は11.8リットルと草津温泉が6.7リットル、これに対し箱根は1.7リットルです。
他の温泉に比べると、箱根の湯量は非常に少ないということが分かります。
お湯の量が限られていたために、箱根では昔から小さい浴場が多かったのだそうです。
著名人や偉人が入ったとされる温泉も、現在のような大きなものではなく、小浴場は箱根の伝統と歴史でもあります。
地元民が愛する名湯3選「弥坂湯」
穴場の名湯として、弥坂湯(やさかゆ)が紹介されました。
源泉は鎌倉・室町時代から現在に至るまで使われているそうです。レトロな雰囲気の浴場の泉質は、温泉特有の硫黄のにおいもなく、濁りもなく透明です。
そのお湯は、肌にまとわりつくような感触で、湯冷めしにくいそうです。さらに、角質を取る働きもあり、肌がツルツルになるなどの美肌効果もあります。
マツコさんも、実際に田中さんが朝汲んでこられたお湯の感触を体験しました。「木のいい香りがする」や「手だけでも肌がスベスベになる」といった感想でした。
「弥坂湯」は旧東海道、湯本中宿のバス停のすぐ隣にあります。
その佇まいは素朴なもので、穴場の印象を強めています。
弥坂湯は観光客と言うよりも、地元の人々に愛されている公衆浴場的な温泉です。
それを表すかのように、16~19時頃が混みあうそうです。
日常生活の中に温泉があるというのは、とても贅沢なものですね。
弥坂湯の開業は昭和24年で、源泉かけ流しの無色透明な柔らかいお湯になります。
最近では、「硫黄のにおい」というと訂正されていしまいますが、弥坂湯のこのお湯は箱根湯本では珍しく、温泉特融の「あの香り」がするそうです。
銭湯お遍路番外編♨️
神奈川県足柄下郡箱根町湯本 弥坂湯銭湯ではなく共同浴場。
箱根町民100円。町民以外650円。
カラン2つのシンプル浴場。
円型の浴槽。 pic.twitter.com/2Jobq04blv— makitovic 4/2.3.5神宮 (@makitovic) 2019年1月27日
共同温泉 弥坂湯
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根湯本577(最寄り:湯本中宿のバス停)
- 電話番号:0460-85-5233
- 営業時間:9:00~20:30
- 定休日:木曜日
- 入浴料(町民は別料金):大人 650円/子ども 300円
- 有料休憩所 100円(2時間)
※温泉のみで宿泊施設はありません。
地元民が愛する名湯3選「亀の湯」
そして、箱根でも屈指の温泉エリアである二ノ平にある、亀の湯(かめのゆ)も紹介されました。
こちらは、主人が不在でも入れる手軽さから、地元民に愛されています。
亀の湯の源泉には特徴があり、その泉質は美肌効果のある炭酸水素塩です。
そのまま味わうこともできるそうです。
箱根の亀の湯で疲れとりたいな😃 pic.twitter.com/5d4ppfkNUJ
— 上 田 (@CHLeqN3fBiJelfc) 2019年3月12日
箱根湯巡り2湯目最後は劇狭劇渋
箱根彫刻の森美術館から程近い箱根ニノ平温泉 亀の湯へ!大人二、三人で限界の浴槽に無色透明石膏臭温泉が堪能できる😋
濃い〜の入った後に入るとまさに格別肌の調子が良くなって最高w左を捻ると源泉が並々と出ますよ😋 pic.twitter.com/lMAGsUdTcK
— 福 田 。 (@36__fkd__ONSEN) 2019年2月26日
地元民が愛する名湯3選「かま家」
I'm at 釜めし かま家 in 足柄下郡箱根町, 神奈川県 https://t.co/KB1L5DlJcp pic.twitter.com/ndOfjSK7qS
— mo.py (@mo161_167) 2016年7月9日
さらに、地元民に人気のかま家も登場しました。
噴き出る蒸気に井戸水を当てて造った、造形温泉と呼ばれるものになります。
こちらの源泉は、箱根の観光名所である大涌谷です。
泉質は、通常よりも天然ミネラル成分が多く含まれており、火傷や切り傷などにも効果があるそうです。
【最近入湯した温泉】仙石原温泉 かま家 (神奈川県箱根町) 釜飯屋さんの温泉。温泉だけでも利用可。湯は、ストレートな酸味があり、白濁、水面には膜状の浮遊物あり。とても感じの良い対応に釜飯もいただきたくなったが今回はパス。 pic.twitter.com/YwPZ8U5hLR
— 荒ぶるラマ (@araburu_lama) 2015年3月25日
かま家には、温泉以外にも楽しみがあります。
新鮮な魚介を使った6種類の釜めしです。
釜めし屋だけど日帰り温泉入れます。@箱根町 かま家 pic.twitter.com/hXetwfNOPP
— HSTi_きよぽん (@HSTi_kworks) 2016年9月26日
マツコデラックス
箱根だぁ!温泉と釜飯
かま家!
美味しそー(^ ^)#箱根 #温泉 #釜飯#かま家 #亀の湯 #洋食スコット #カニクリームコロッケ pic.twitter.com/db6WN1pmQn— anko.k ライブ少しお休みです♪ (@anko_2010) 2019年3月12日
竹いちの”すり身団子”
お風呂上りに楽しみたい知られざる人気グルメとして、竹いちの”すり身団子”が紹介されました。
すり身団子を揚げたもので、中にはすり身と一緒にゴボウやタマネギも練りこまれています。
冷めてもおいしいこのすり身団子には、防腐剤も使われておらず、現地で楽しめる隠れたグルメです。
マツコさんもおいしそうに召し上がっていました。
箱根から小田原の早川港までは5~6キロの距離にあり、昔から新鮮な魚介類が手に入りやすかったそうです。
しかし、生魚は旅館のお土産には向いておらず、そのため干物や練り物製品の加工技術が向上してきたという背景があります。
富士屋ホテル
ジョン・レノン、チャップリンやヘレン・ケラーも泊ったとされる老舗旅館である、宮ノ下の富士屋ホテルが紹介されました。
海外の著名人に箱根のファンがいたことから、戦時中も箱根は爆撃を受けることがなかったそうです。
そのため、現在でも箱根には古い建物が多く残っています。
マツコで今日は箱根だったのね
箱根は大好きで年に数回行ってて、先週も行ったけど、お気に入りはなんといっても富士屋ホテル。
改装が終わったらまた行くんだ〜 pic.twitter.com/CcT1pfhmYT— YOKO (@aozora77umi) 2019年3月12日
洋食店「スコット」の”カニクリームコロッケ”
箱根には意外と洋食屋が多いそうです。
そこで絶品のカニクリームコロッケ(350円)が紹介されたのですが、こちらのお店は取材を受け付けていないそうで、料理だけの登場となりました。
お店の名前は「スコット」です。
このカニクリームコロッケの特徴は、中にカニ味噌が入っているところです。
カニ味噌が効いたこちらのカニクリームコロッケは、他では味わえないもののようでした。
箱根のドン田中康久とは誰?経歴や紹介するおすすめの穴場はどこ?まとめ
田中さんは、箱根に生まれ育ち、新聞配達で培った情報を持つ箱根のエキスパートです。
観光案内やガイドブックにあるような、定番の観光スポットやグルメではなく、よりディープな箱根の魅力を紹介してくださります。
今年のゴールデンウィークは10連休になります。
番組を見て、箱根旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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