サッカー日本代表の森保監督は、チームマネジメントと育成に定評があります。
特に、Jリーグサンフレッチェ広島時代から、その育成力と若い選手の扱いのうまさには秀でたものがありました。
日本代表でもそれは変わらないようです。
3月22日のコロンビア戦に向けたメンバーには、ロシアワールドカップでもプレーした香川選手や昌子選手らが復帰しました。
彼らに加えて、新たに安西選手、畠中選手、鈴木武蔵選手、鎌田選手らが選ばれました。何れも若い選手達です。
アジアカップも終わり、再び落ち着いて新しい戦力を試すことができる時間が増えます。
これは、若い選手達にとっては大きなチャンスでもあります。
森保監督は、オフェンスの選手もさることながら、ディフェンダーの発掘にも余念がありません。
今回は、安西選手と横浜Fマリノスの畠中選手がDFです。
これまで、吉田麻也選手や長友選手らが引っ張て来たディフェンダー陣ですが、若い選手によって競争を促す狙いもあるようです。
特に安西選手は、Jリーグでも要注目の若手サイドバックの選手です。
現在は鹿島アントラーズでプレーしていますが、主に左サイドバックとして活躍しています。
こちらの安西選手の経歴とプレースタイルなどについて紹介していきたいと思います。
A代表デビュー✨
この瞬間、よく覚えておくからね✊#安西幸輝 pic.twitter.com/MbFzP2Kxga— まあみ🍀 (@maami115) 2019年3月23日
安西幸輝選手の経歴やポジションは?
日本代表デビュー#鹿島アントラーズ#安西幸輝 pic.twitter.com/LI05WezzNY
— ゆう (@mochimoxtuchi) 2019年3月22日
- 名前:安西幸輝(あんざい こうき)
- 生年月日:1995年5月31日(現在23歳)
- 出身:埼玉県川口市
- 身長:172cm 体重:64kg
- ポジション:DF・MF
- 利き足:右足
- 経歴:戸塚FCジュニア 東京ヴェルディジュニア 東京ヴェルディジュニアユース 東京ヴェルディユース 東京ヴェルディ 鹿島アントラーズ
安西幸輝選手は、1995年に兵庫県で生まれ、埼玉県川口市で育ちました。
地元の戸塚FCジュニアというチームでサッカーを始めますが、小学生のうちに東京ヴェルディの下部組織に移っています。
それ以降は、2018年に鹿島アントラーズに移籍するまで東京ヴェルディで育ちました。
正真正銘の”生え抜き”でした。
しかし、中学3年生のときには高校サッカーへの転向を考えたこともあったようです。
当時ヴェルディユースの監督であった都並敏史氏はこれに反対しました。
都並氏は安西選手の才能を高く評価していたことから、安西選手の両親を説得してユースでのプレーを続けさせたそうです。
都並氏は現役時代、読売クラブや日本代表でサイドバックとしてプレーしました。
右利きの左サイドバック、これは現在の安西選手と同じポジションです。
不思議な縁です。
都並氏の説得により、安西選手はヴェルディに残りました。
2014年にはトップチームに昇格し、ルーキーながら右サイドバックのポジションを掴みます。
このシーズンのオフには、イングランド・ウェストハムの練習にも参加しました。
トップチーム昇格後はJ2で順調にキャリアを重ね、2017年にはサイドのMFとして起用されることもありました。
2018年に、完全移籍でJ1の鹿島アントラーズに加入します。
早くから左サイドバックとして定着し、今シーズンも変わらず安定したプレーを見せています。
安西幸輝選手のプレースタイルは?年俸はどのくらい?
安西選手の武器は、ドリブル突破からのクロスです。
さらに、インサイドに切り込んでミドルシュートを打つこともできます。
特に、スピードのあるドリブル突破は最大の持ち味です。
積極的にドリブル突破を試み、クロスまで持っていくことができます。
その直線的なドリブルは、サイドバックがベストなのかもしれませんが、より攻撃的なサイドMFでも遜色なくプレーできます。
現在は、主に左サイドバックでの起用がほとんどですが、安西選手は右サイドでもプレーできます。
左右のサイドに関わらずプレーすることができ、DFとMFの両方ができることから、サイドのスペシャリストと言えるでしょう。
周りの選手を使ったり、時間を作るといった創造性のあるタイプではないかもしれませんが、サイドの局面を単独で打開する能力についてはとても秀でています。
そして、縦へのドリブル突破だけでなく、インサイドへ切り込んでのミドルシュートも相手への脅威となります。
安西選手はこれを両サイドで、同じクオリティで出来るのです。
ディフェンス面では、ボールホルダーに対して簡単に飛び込んでしまう場面がよく見られます。
サイドバックが簡単に相手の突破を許してしまうと、一気に味方がピンチに陥ってしまいます。
味方とうまく連携しながら、チームでボールを奪う意識を持つことが課題になるでしょう。
この点が改善されれば、さらに恐れられる選手になる可能性があります。
日本代表では左サイドバックに限れば、ベテランの長友選手や浦和レッズの山中選手らがライバルになります。
両者ともに、攻撃センスが特徴のサイドバックですが、安西選手がこれに加わるとさらに激しい競争が予想されます。
実績と安定感では長友選手、クロスでは山中選手、ドリブル突破は安西選手と、それぞれに異なった特徴を持っているため、監督はうれしい悩みが増えそうです。
加えて安西選手は右サイドとMFでもプレーできるため、チャンスも増えるでしょう。
高いドリブル突破の能力は、常に日本代表に必要とされてきている要素でもあります。
今回のテストマッチで、そのドリブル突破が世界レベルでも通用すれば、貴重な存在と認められるかもしれません。
夢が叶った日😭💕
日本代表の試合で、この人のユニフォームを着てゲーフラを掲げるのがずっと夢だった。
代表初キャップおめでとうございます!!!!!#daihyo #安西幸輝 pic.twitter.com/Us5LPYUr1k— ゆり (@lily_antlers) 2019年3月23日
安西選手の推定年俸の推移です。
- 2017年:1000万円(鹿島アントラーズ)
- 2018年:3500万円(鹿島アントラーズ)
鹿島アントラーズ以前の、東京ヴェルディ時代の年俸ついては情報がありません。
しかし、ユースからの昇格とJ2選手の平均年俸から推測すると、200~300万円台あたりからスタートしたと考えられます。
その後は、500~800万円
くらいまでアップしたのではないでしょうか。
安西幸輝の経歴やポジションは?プレースタイルや年俸はどのくらい?まとめ
安西幸輝選手は、ドリブル突破、クロス、切り込んでのミドルシュートを得意とするサイドバックの選手です。
主に左サイドバックでプレーしますが、左右両サイドのDFとMFでプレーすることができるサイドのスペシャリストです。
コロンビア戦でプレーする機会があれば、彼のドリブル突破がどのくらい通用するかが大きな見所になるでしょう。
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