高校野球・春のセンバツは大会第6日を終え、1回戦の全試合を消化しました。
大会初日は、奥川投手擁する石川・星稜と大阪・履正社の対戦が注目を集めました。
両先発による投手戦が予想されていましたが、奥川投手の圧巻のピッチングはプロのスカウトも唸らせました。奪三振は17を数え、敗れた履正社も脱帽していましたね。
もう一つの衝撃は、優勝候補と目されていた神奈川・横浜高校の1回戦敗退です。
プロ注目の左腕・及川投手が先発しましたが、終わってみれば13失点の大敗となりました。
また夏に帰ってきて欲しいものです。
注目されている選手は、投手ばかりではありません。
野手では、和歌山・智弁和歌山高校の東妻純平(3年)捕手がプロから注目されてます。
智弁和歌山高校は、28日の大会第6日に、1回戦・熊本西との試合に臨みました。
試合は13-2で智弁和歌山が熊本西を圧倒しました。東妻捕手はこの試合で、4回に左翼への3ランホームランを放っています。
初戦からその打力を存分に発揮し、気分良く2回戦に駒を進めました。
智弁和歌山は、チームの顔として長期に渡って指導してきた高嶋仁監督が勇退され、新たにプロ野球の阪神や巨人で活躍した中谷仁監督を迎えました。
新監督の下で臨む甲子園、東妻捕手は攻守の中心としてチームを牽引することが期待されています。
プロ野球でも、少なくなった”打てるキャッチャー”。
打撃力にも秀でた高校生キャッチャーには、自然とプロからの視線も集まります。
今回は、智弁和歌山高校の東妻純平捕手について紹介したいと思います。
東妻純平捕手の出身や球歴は?
智辯和歌山の司令塔で主砲の東妻純平捕手
千葉ロッテドラフト2位ルーキー
兄の東妻勇輔投手に似てきた#智辯和歌山 pic.twitter.com/k6epf0B7O6— フッシー!@野球垢 (@fusshy9) 2019年3月21日
- 名前:東妻 純平(あづま じゅんぺい)
- 生年月日:2001年7月3日(現在17歳)
- 出身:和歌山県和歌山市
- 身長:172cm
- 体重:74kg
- ポジション:キャッチャー(右投げ右打ち)
- 経歴:和歌山県和歌山市立紀伊小学校 和歌山市立紀伊中学校 智弁和歌山高校
東妻純平捕手は、和歌山県和歌山市に生まれ、小学校1年生の時から野球を始めました。
中学校に進学し、地元の軟式野球チーム「紀伊ボーイズ」に入ります。
「紀伊ボーイズ」では、主にショートや外野を守りました。
中学3年時には、全国大会出場を経験しています。
高校は、全国屈指の野球強豪校として知られる、智弁和歌山高校に進学しました。
野球部に入部すると、強肩を評価されて、中学時代の遊撃・外野からキャッチャーにコンバートされました。
その強肩は、遠投で125mを記録するほどだそうです。
1年生の夏には、甲子園予選の和歌山県大会でベンチ入りします。
チームは和歌山県大会で優勝し、甲子園でも2回戦まで進みました。
秋の和歌山県大会からは、キャッチャーのレギュラーとして起用されました。
この大会でチームは優勝し、近畿大会でも準優勝しました。
秋の大会を通じて、東妻捕手は11試合で17安打、打率.500、8打点の成績を残しました。
冬には和歌山県選抜に選ばれ、台湾遠征も経験しています。
2年生の春には、甲子園・春のセンバツに出場しました。
この大会で、チームは準優勝しています。
東妻捕手は主に8番キャッチャーで起用され、個人成績は打率.316、打点5でした。
夏の和歌山県大会も優勝し、甲子園本大会に臨みましたが、残念ながら初戦敗退で大会を去りました。
東妻純平捕手の二塁送球タイムが凄い!
東妻捕手の守備における特徴は、何と言ってもその強肩です。
遠投では125mを記録し、捕球から二塁到達までのタイムは最速1.84秒ほどです。
コンスタントに1.8~1.9秒台で送球できる能力があります。
身長は172cmと小柄ですが、打撃では4番を任されています。
パンチ力のあるバッティングは長打力も兼ね備えており、昨秋の練習試合と大会を通して13本塁打を放っています。
今回の春のセンバツ初戦でも、左翼への3ランホームランを打ちました。
智弁和歌山・東妻純平
3ランホームラン
※3枚目ピン甘ですが
構図が良かったので、、 pic.twitter.com/JOOfoGFaod— y.Fujimoto (@waaaaaaaahaa) 2019年3月28日
#センバツ 智弁和歌山・東妻純平、3ラン
完璧に捉えた打球がレフトスタンドへ!! pic.twitter.com/A4JSgT8OZ8
— 汗と涙。センバツ高校野球 (@gari_wasabi) 2019年3月28日
昨秋からホームランを量産し、長打力が飛躍しました。
これから3年生となることから、さらに打撃面でも成長が期待できそうです。
50mのタイムは6.5秒あり、全体的に運動能力が高いことが分かります。
東妻純平捕手の兄は東妻勇輔!
実は、東妻捕手の兄はプロ野球選手です。
兄の東妻勇輔投手は、プロ野球の千葉ロッテマリーンズに所属しています。
東妻勇輔投手は、智弁和歌山高校のOBで、大学は日本体育大学に進学しました。
昨秋の2018年ドラフト会議で、千葉ロッテから2位指名を受けて入団しました。
高校時代にはノーヒットノーランを達成。
2017年の明治神宮大会大学の部では、日体大の優勝に貢献しました。
東妻勇輔投手は、東妻純平捕手よりも5歳年上です。
子供の頃から、同じチームでプレーする機会はほとんどなかったようですが、もしかするとプロの舞台でそれが実現するかもしれませんね。
東妻勇輔3/17 pic.twitter.com/cbGvtqhsR6
— くまくま (@kumakuma_bay7) 2019年3月20日
- 名前:東妻 勇輔(あづま ゆうすけ)
- 生年月日:1996年4月4日(現在22歳)
- 出身:和歌山県和歌山市
- 身長:170cm
- 体重:70kg
- ポジション:ピッチャー(右投げ右打ち)
- 経歴:和歌山県和歌山市立紀伊小学校 和歌山県市立紀伊中学校 智弁和歌山高校 日本体育大学 千葉ロッテマリーンズ
東妻純平捕手の出身や球歴は?二塁送球タイムが凄い!兄は東妻勇輔!まとめ
智弁和歌山高校3年の東妻純平捕手は、プロが注目する強肩強打の捕手です。
安定して1.8~1.9秒台で二塁へ送球することができ、ホームランを打てる打撃力からチームの4番を任されています。
兄は、ロッテのドラフト2位ルーキー、東妻勇輔投手です。
将来、プロの舞台で、東妻兄弟による兄弟バッテリーが見られる日が来るかもしれません。
コメントを残す