マツコの知らない世界【川原田邦彦アジサイ】のおすすめスポットは?

5月21日の『マツコの知らない世界』、後半のテーマは「アジサイの世界」でした。
ゲストには、”アジサイ博士”川原田邦彦さんが登場しました。

川原田邦彦(かわはらだ くにひこ)さんは、1958年生まれの61歳で、茨城県牛久市のご出身です。

東京農業大学造園学科を卒業されており、家業のガーデンショップ「確実園」を経営されています。
「確実園」には、無料の植物園とカフェが併設されている他、カルチャースクールも開催されているそうです。

それでは、今週の『マツコの知らない世界』、「アジサイの世界」を見ていきましょう。

マツコの知らない世界【アジサイの世界】の番組放送内容は?

川原田さんは、日本植木協会会員でもあり、植木のナーセリーや造園と幅広く活動されています。

そして、NHK「趣味の園芸」には、講師として出演されています。
素朴な方なのですが、自然体でお話が上手で、今週の『マツコの知らない世界』もとても興味深く快適に見れました。

時々、「あれ?これ、今Eテレ見ているのかな?」と錯覚するほどの雰囲気でした。
豊富なアジサイの知識は、聞いていてとても勉強になりました。

知っているようで、全然知らないアジサイの生態。
そして、これから見ごろを迎えるアジサイ絶景スポット紹介など内容盛りだくさんです。

オープニングとアジサイ絶景スポット6選

”アジサイ博士”川原田さんによれば、アジサイにはまず大きく分けて2種類あるそうです。

  • アジサイ(テマリ咲き、よくイメージするアジサイ)
  • ガクアジサイ(ガク咲き)

見慣れないガクアジサイですが、品種改良も進んでいます。

「星の桜(ガクアジサイ)」は、額縁のように花を咲かせる種類で、通常一重のところを花びらがたくさん付くように改良されています(八重になっている)。

知られざるアジサイの知識がどんどん披露されました。

  • アジサイは日本生まれ
  • シーボルトによって激変
  • 幕末の外国人がアジサイを気に入り、西洋に持って帰っていった
  • シーボルトの妻「オタキさん(楠本 滝)」がなまり、「オタクサ」という名前がアジサイに付けられた
  • 西洋に渡ったアジサイは品種改良が続けられ、現在のアジサイになった
  • 明治時代に日本に逆輸入され、学名は「Hydrangea(ハイドランジア)」となった
  • 最近ではアジサイを「ハイドランジア」と呼ぶことも増えている(マツコ激怒)

ここで、川原田さんのプロフィールが紹介されました。

  • 川原田さんは現在61歳
  • 茨木県牛久市出身で、大正6年から続く園芸店の4代目として生まれる
  • 1992年に、日本唯一のアジサイ研究家(山本武臣さん)と出会いアジサイ収集を開始
  • 2010年に、日本初のアジサイ図鑑を出版
  • 現在までに収集したアジサイは700種類以上

続いては、これから見ごろのアジサイ絶景スポットです。

アジサイ絶景スポット6選

①箱根登山鉄道(神奈川)
  • 見ごろ:6月下旬~7月上旬
  • 夜は電車のライトで照らされ幻想的に
②みちのくあじさい園(岩手)
  • 見ごろ:6月下旬~7月下旬
  • 山本武臣さんのコレクションなど、400種4万株のアジサイが見られる
③本土寺(千葉)
  • 見ごろ:6月中旬~下旬
  • 約30種1万株が植えられ、多くの観光客が訪れる「アジサイ寺」
  • 最盛期には60万人が訪れている
④下田公園(静岡)
  • 見ごろ:6月中旬~下旬
  • 下田港を一望できる広大な敷地に、約100種類15万株

⑤太閤山ランド(富山)
  • 見ごろ:6月中旬~7月上旬
⑥のいちあじさい街道(高知)
  • 見ごろ:6月中旬~6月下旬

アジサイ衝撃の真実

アジサイスポットの次は、アジサイを家で育てる魅力について語りました。
アジサイは、安いのに1か月も楽しめるそうです。

  • 一般的な花は、同時に咲き同時に散る
  • しかし、アジサイは時間差で咲くので1か月と長持ち(鉢植えでも)
  • アジサイはコスパ最強の花

つぼみ~満開が同時に楽しめる

  • 上手に育てれば翌年も咲く
  • 庭があれば植え替えることも可能
  • 家庭であれば、レモンなどと寄せ植えする人もいる

何色が咲くか?というドキドキ感

  • 土壌の酸度(pH)で花の色が変わる(土によって色が変わる)
  • 酸性の土→青色 アルカリ性の土→ピンク色
  • 日本は酸性の土が多いため、アジサイも青や白が多い
  • ヨーロッパはアルカリ土壌だったため、赤色になった
  • 日本では、アジサイは色が変わるため嫌われていた(人気が出たのはここ30年)
  • 花弁が4枚→「死」を連想させると嫌われていた(クローバーは?)
  • 他には、色が変わる→「移り気」や「浮気」とも連想されて嫌われた

嫌われていたアジサイですが、長持ちでコスパが良いため、最近ではプレゼントとして人気なんだそうです。

アジサイは散らずにしがみつく

  • 桜は”散る”、椿は”落ちる”、梅は”こぼれる”(菊は”舞う”)
  • アジサイは枯れてもそのまま残る
  • 中には2度目の花を咲かせるものもある
  • 咲き終わりは緑になり、翌年咲かせるために剪定する必要がある(そのため、その先を見ることはまれ)

美しく進化したアジサイ

実際に育てる場合のアジサイの良さと、美しく進化したアジサイが紹介されました。

アジサイは育てやすさNo.1

①肥料がいらない!
  • 鉢植えの植物は、2年に1回植え替えが必要(それさえすれば花は咲く)
  • 庭で育てる場合は、剪定さえすれば翌年も花が咲く
②虫がつかない!
  • 普通は虫が付かないように工夫が必要だが、アジサイは消毒する必要がない
  • よくアジサイにカタツムリが乗っている絵を描くが、実際にやるとカタツムリは逃げてしまう
  • ガクアジサイは毒がある(人が触れても大丈夫)
  • 中には葉っぱに甘み成分を含むものもある
  • お釈迦様が飲んでいたという「甘茶」は、アジサイの一種「アマチャ」の葉を煎じたお茶
  • 葉などに毒がある種類もあり、虫などが寄り付きにくいと言われている
③香りがない!
  • 花の香りは、虫をおびき寄せ受粉させるため独自に進化した
  • アジサイはその必要がないため、花が美しく多様に進化した

家で育てるべき最新アジサイ

川原田さんが厳選した、進化したアジサイが紹介されました。

①「スノーフレーク」(ピラミッドアジサイ)
  • 八重咲きの花弁で自宅をより華やかに
  • ライラックやすずらんに似ている
  • 秋には葉っぱが真っ赤に紅葉する
  • 毒はない
②「スターリットスカイ」
  • 着物のような美しい絞り斑で和室との相性抜群
  • ペーパークラフトで作ったような質感
  • 最新品種で、ジャパンフラワーセレクション受賞品種(少々高価だそう)
③「伊予獅子てまり」
  • 派手すぎず、飾る場所を選ばない
  • 山アジサイで、大きくはならない
  • 日本らしい見た目(シャクヤクや牡丹に似ている印象)
④「アジアンビューティーKURARA」
  • 小ぶりな花と葉で、場所を取らず和室にも合う
  • 山アジサイを改良したもの

”異端児”も紹介

「ガクウツギ」
  • 実は香りがある
  • 花が咲くのが一番早い
  • 関東地方では4月末には咲く
  • 名前は、「ウツギ」に似ていることから「ガクウツギ」と付けられたが、アジサイの仲間(ハイドランジア)

ベストビューティフルアジサイ

4000種の中から、川原田さんが厳選した”ベストビューティフルアジサイ”が紹介されました。
マツコさん宅に飾ってほしいという、最も美しいアジサイだそうです。

「紅」

  • 地味…
  • 寄せ植えとして、盆栽風に楽しめるのが魅力
  • 白い花が咲いている(「紅」なのに)
  • 日光に当たると、白い花が赤く変わる(太陽光に当たるほど赤くなる)

何気なく見ていたアジサイですが、その生態はとても意外でしたね。
手のかからない花なので、気軽に楽しめそうなところも魅力的でした。

今週の『マツコの知らない世界』、「アジサイの世界」は以上になります。

マツコの知らない世界【川原田邦彦アジサイ】のおすすめスポットは?まとめ

  • アジサイは日本発祥
  • 幕末期のシーボルトが西洋に持ち帰り、新種改良が進んで明治に日本に逆輸入された
  • アジサイは、土の酸度によって色が変わる(酸性→青 アルカリ性→ピンク)
  • アジサイはコスパが良く、手がかからない(肥料いらない、虫がつかない)
  • 1か月花が楽しめ長持ち
  • 最近では学名の「ハイドランジア」の名でも呼ばれ、プレゼントとしても人気

アジサイ絶景スポット6選

  1. 箱根登山鉄道(神奈川)
  2. みちのくあじさい園(岩手)
  3. 本土寺(千葉)
  4. 下田公園(静岡)
  5. 太閤山ランド(富山)
  6. のいちあじさい街道(高知)

川原田さんが厳選したアジサイ6選

  1. 「スノーフレーク」
  2. 「スターリットスカイ」
  3. 「伊予獅子てまり」
  4. 「アジアンビューティーKURARA」
  5. 「ガクウツギ」
  6. 「紅」

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