【消えた天才】吉田沙保里が恐れたのは誰?村田夏南子がRIZINへ!

5月26日の『消えた天才』(TBS系列18:30~21:00)で、吉田沙保里さんが選んだ「天才」は、総合格闘家の村田夏南子選手です。

”霊長類最強女子”と言われた、吉田沙保里さんが「天才」と認める村田夏南子選手は、かつてはレスリング選手でした。

将来はオリンピックメダリストと期待され、ジュニア世代では敵なしという活躍をしてきた村田選手です。

しかし、約束された将来を捨て、突如総合格闘技に転向してしまいました。

そこには、いったいどんな理由があったのでしょうか。

吉田沙保里が恐れた天才は総合格闘家(RIZIN)の村田夏南子

  • 氏名:村田夏南子(むらた かなこ)
  • 生年月日:1993年8月10日(現在25歳)
  • 出身:愛媛県松山市
  • 身長:156cm 体重:53kg
  • 経歴:愛知県大成中学icon-angle-double-right東京都私立安部学院高等学校icon-angle-double-right日本大学icon-angle-double-right総合格闘家

村田夏南子選手は、幼少期から柔道を始めました。

祖父・清人さんの「棟田武道館」で柔道の基礎を学びました。

小学校の高学年では全国大会で3位になり、同じ伊予柔道会に所属していた、5歳年上の浅見八瑠奈さん(女子柔道48kg級世界チャンピオン)から影響を受けたそうです。

中学は愛知県にある大成中学に柔道留学しました。

中学2年の時に全国優勝を経験しますが、北京オリンピックの吉田沙保里さんの活躍を見て、中学3年からレスリングに転向しました。

さらに、中学時には柔道でJOCエリートアカデミー2期生(JOCの育成システム)にも合格しています。

高校は、東京のレスリングの名門である安部学院高校進学しました。

高校時代は、全国選手権、ジュニアオリンピック、ジュニアクイーンズカップといった国内タイトルを総なめにしました。

アジアでもその力を示すと、2010年の世界ジュニア選手権では、59kg級で銅メダルを獲得しました。

そして、全日本レスリング選手権大会準決勝では、敗れはしたものの憧れの吉田沙保里さんと対戦しました。

翌2011年も世界ジュニア55kgで優勝し、シニアの大会でも優勝しました。

吉田さんとは2度対戦し、どちらも敗れましたが、成長を感じさせる試合内容でした。

2012年には、日本大学に進学し、国際戦でも大躍進を遂げます。

12月には、吉田さんが欠場した全日本選手権で初優勝を飾り、「日本で吉田の次に強い選手」になったのです。

2013年にはJOCのネクストシンボルアスリートにも選ばれました。

これは、JOCが将来有望な選手の肖像権を一括して管理し、その収益を強化費に充てるという取り組みです。

つまり、村田夏南子選手は、オリンピックでのメダル獲得が期待されるレスリング選手だったということです。

ところが、2016年に村田選手は総合格闘技への挑戦と、総合格闘技イベントのRIZINへの参加を発表します。

レスリングの天才・村田夏南子が22歳で引退した理由や総合格闘技RIZINでの戦績は?

総合格闘技は、柔道やレスリングとは異なり、打撃もあります。

オリンピックメダリストが鳴り物入りで参加することはありますが、村田夏南子選手はオリンピックでの活躍が期待されていた選手です。

オリンピックメダリストという実績と共に、高額なファイトマネーで転向するのが常道ですが、村田選手の場合は少々異例でもありました。

そんな村田選手に影響を与えたのが、女性総合格闘家だったロンダ・ラウジーです。

ロンダ・ラウジーは、北京オリンピックで銅メダルを獲得した柔道家でもありました。

アメリカ女子柔道初のオリンピックメダリストであるロンダ・ラウジーは、質実剛健な(単調でつまらないと捉えたのかもしれない)柔道の練習に飽き、北京オリンピック後に総合格闘技に転向しました。

その後、世界最高峰の総合格闘技団体UFCで活躍し、女子のスター選手に上り詰めます。

男子に比べれば、人気では劣る印象のあった女子総合格闘技でしたが、ロンダ・ラウジーは多額のファイトマネーを手に入れ、女子でも”稼げる”ことを示したことでも大きな影響を与えました。

ロンダ・ラウジーは現在はアメリカのプロレス団体WWEに所属し、プロレスラーとして活躍しています。

村田選手が総合格闘技に転向した理由は、UFCの元バンタム級王者であるロンダ・ラウジーに憧れていたからで、携帯の待ち受けにしているくらいなんだそうです。

村田選手も、中学までは柔道をしていたこともあり、ロンダ・ラウジーに共感する部分があったのかもしれません。

MMA(総合格闘技)転向後の戦績は、10戦で9勝1敗と好調です。

直近のRIZINでの3戦はいずれもKOで勝利を収めており、MMAでのキャリアも順調です。

レスリング仕込みの低く力強いタックルと、柔道で培った寝技は、MMAでも十分に発揮されています。

次戦は、6月7日にアメリカで開催されるInvicta Fighting Championship 35に決定しています。

対戦相手は、ブラジル出身のリアーナ・ピロシンです。

アメリカでの一戦は、UFCへの足掛かりになるのでしょうか。

今後の活躍が期待されています。

【消えた天才】吉田沙保里が恐れたのは誰?村田夏南子がRIZINへ!まとめ

  • 村田夏南子選手は、幼少から中学2 年までは柔道をやっていた(全国大会で優勝経験がある)
  • 吉田沙保里さんに憧れ、中学3年からレスリングに転向した
  • レスリングでもメキメキと頭角を現し、国内外で優勝してきた
  • 大学時代には、オリンピックでメダルが期待されるほどの選手になった
  • 大学卒業後の2016年に、総合格闘技に転向した
  • アメリカ人女子総合格闘家のロンダ・ラウジーに憧れている
  • 総合格闘技でも順調にキャリアを歩んでいる

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