6月11日放送の『マツコの知らない世界』、二つ目のテーマは「おみくじの世界」です。
ゲストには、平野多恵さんが登場します。
予告を見ると、フリップには「吉凶に惑わされてはダメ」とありました。
え?なら、あの色々書いてある細かい内容を見ればいいんですかね?
じゃあ、吉凶なんて教えてくれなければいいのに…。
番組では、他にも貝を釣るおみくじなど、色々なおみくじが紹介されるようです。
今回は、平野多恵さんの経歴や、プロデュースされているおみくじなどについて調べてみました。
おみくじの世界|平野多恵のwiki経歴や職業は?
- 名前:平野多恵(ひらの たえ)
- 生年月日:1973年(現在46歳)
- 出身:富山県
- 職業:成蹊大学文学部教授
- 経歴:お茶の水女子大学文教育学部→東京大学大学院博士課程
平野多恵さんは、成蹊大学文学部で教授をされている、46歳の女性です。
研究分野は、日本中世文学、おみくじや和歌占いの文化史、アクティブラーニングによる古典教育の実践などだそうです。
お茶の水女子大を卒業後は、東京大学の大学院に進学され、博士課程を修了されています。
つまり、東大卒の文学博士ということなんですね。
大学院卒業後は、十文字学園女子大学短期大学部で研究を行い、専任講師(2005~2009)から準教授(2009~2012)になられています。
そして、現在は成蹊大学文学部で准教授(2013~2016)を経て、教授をされているそうです。
『マツコの知らない世界』の予告では、占いが好きで、行き着いたのが「おみくじ」だったとおっしゃっていました。
しかし、それだけではないようで、日本の古典文学を研究されているうちに「おみくじ」にも関心を持たれたようですね。
平野多恵さんの研究テーマの中には「おみくじの文化史」というのがあり、特に関心を持っているのが「歌占(うたうら)」なんだそうです。
この「歌占」というのは、「おみくじ」のルーツで、和歌の研究をしているうちに興味を持たれたのかもしれません。
昔は、神様のお告げは和歌に現れると信じられていたそうです。
ですから、神様からのメッセージが書かれた和歌を、「おみくじ」として受け取っていたのですね。
そんな「おみくじ」には、作法もあります。
よく言われるのは、お願い事や占いたいことを考えて引くというものです。
「何考えて引いたの?」なんて言い合ったりしますよね。
もう一つは呪歌(じゅか)を唱えて引く方法です。
ちゃんと、願った占いの結果が出るように、精神を集中して引きます。
「いにしへ(え)の 神の子どもの 集まりて 作りし占(うら)ぞ 正(まさ)しかりける」
という呪歌なんだそうですが、もしこれを神社やお寺で隣の人がつぶやいていても、「あっ、これはヤバいんだな、きっとヤバい人なんだな」とは思わないで下さい。
その方は、正しい作法でおみくじを引いている、むしろ洗練された人なのです。
ただ思うのは、そんなに「来いっ!いいやつ来いっ!」って願って引いていいものなのかなということです。
邪念まみれで、かえって幸運が逃げていきそうに思ってしまいます。
おみくじの世界|平野多恵のプロデュースしているおみくじとは?
平野多恵さんは、占い好きと和歌の研究が高じて、「おみくじ」のプロデュースもされています。
①天祖神社の「和歌みくじ」
まずは、平野多恵さん×成蹊大学×天祖神社のコラボから生まれた、オリジナルのおみくじ「和歌みくじ」です。
「天祖神社」
〒174-0072
東京都板橋区南常盤台2丁目4-3
この「和歌みくじ」が引けるのは、東京都板橋区常盤台にある「天祖神社」です。
こちらへのアクセスは、東武東上線「ときわ台」駅南口を出て徒歩1分です。
「天祖神社」の創建については不明だそうですが、この地域が昔は上板橋村であったこと、江戸時代の古道・川越街道が村を通っていたことから、鎌倉から室町時代にかけて村人によって創られたのではないかと推測されています。
こちら「天祖神社」と平野多恵さんのコラボおみくじは、正式には「天祖神社 歌占(うたうら)」となっています。
室町時代の「歌占」を現代で体験できる、日本でもとても珍しいおみくじになっているようです。
- まず呪歌(じゅか)を唱える
- 室町時代と同様に、目を閉じて弓の弦ににかけられた、おみくじの短冊を引く
- おみくじの短冊には16の神様のうちいずれかの神様が書いてあるので、それを巫女さんに伝える
- 巫女さんからは、引いた神様に対応する歌占が渡される
- 神様からのありがたいメッセージが記された歌占は、お守りにして持ち歩くといいらしい
この「天祖神社 歌占」の特徴はなんといっても、吉凶がないという点です。
メッセージには、励ましや助言が書かれていて、お守りにするのが作法のようです。
おみくじのルーツとしても珍しい体験ができるからか、占い好きの感度の高い女性にも人気があるようで、女性誌にも取り上げられたことがあります。
②『歌占カード』(うたうらカード)
こちらは、平野多恵さんが現代に蘇らせた「和歌占いカード」になります。
Yahoo!ショッピングなどで購入できるこの『歌占カード』は、日本古来の「和歌占い」を、タロットカードやかるたのような形にしたものです。
カードには、占いが記された和歌と、和風な可愛い猫の絵が描かれています。
ブックレットには、占いのテーマごとの解説と、著者の平野多恵さんによる歴史解説も掲載されています。
③「開運 せいめい歌占」
最後は、平野多恵さんのゼミ生が作ったオンラインの「歌占」です。
成蹊大学に貯蔵されている『清明歌占』という、江戸時代の和歌占いの本を基に、平野多恵さんのゼミ生が作ったものです。
それぞれの歌占には現代語訳と開運メッセージが用意され、初心者でも気軽にできる内容になっているようです。
登録はなく無料でできることから、歌占に関心のある方は試されてみてはいかがでしょうか。
また、『マツコの知らない世界』の予告で映った、貝を釣る占いは、青森県青森市にある「廣田神社」の「ホタテおみくじ」のようです。
木桶には、小さなホタテ貝が入っており、それを釣っておみくじを引くというとてもユニークなおみくじみたいですね。
以上、今週の『マツコの知らない世界』、「おみくじの世界」のゲスト・平野多恵さんについて紹介させていただきました。
おみくじの世界|平野多恵のwiki経歴や職業は?プロデュースのおみくじとは?マツコ|まとめ
- 平野多恵さんは成蹊大学文学部で教授をしている46歳の女性
- 平野多恵さんは、日本の中世文学や和歌、おみくじや占いを研究している
- 日本の中世文学を研究し、占いにも興味があったことから和歌占いの「歌占(うたうら)」に興味を持った
- 「歌占」とは、神様のメッセージが書かれた和歌を引く「おみくじ」
- 「天祖神社 歌占」は、平野多恵さん×成蹊大学×天祖神社のコラボによる、歌占を室町時代当時の方法で体験できる珍しいおみくじ
- 平野多恵さんは、『歌占カード』という「和歌占いカード」も出版している
コメントを残す