今年の夏の甲子園もついにベスト8まできましたが、圧倒的に私立高優勢の甲子園で公立校として残っている明石商業の狭間善徳監督の熱血漢に注目が集まっています。
とにかくあの血気溢れるガッツポーズは明石商業の選手だけでなく、見ている観客にもやる気と肯定的気分を与えているように思います。
そこで今日はこの狭間監督がどういう人なのか、どういう経歴を持ち、どんな評判があるのかについて調べてみたいと思います。
明石商業の狭間善徳監督がガッツポーズで注意された!?
明石商業の狭間監督のガッツポーズは今甲子園大会の名物になりつつあります。
作戦が決まったり点が入ったりすると右腕を大きく振り上げてするガッツポーズは、試合を見ている観客にも監督の熱血ぶりが伝わってきて何とも楽しいものです。
しかし、18日の勝利監督に対するインタビューで、ガッツポーズの時にベンチから出過ぎているので注意されましたという話をして聞いている人たちの笑いを誘いました。
本人はまたガッツポーズのし過ぎで右ひじが痛いと冗談なのか本当なのか分からない面白い話をしました。
高野連からのベンチ出過ぎの注意に対しては、ツイッターでかなりのブーイングが起こっているようです。
高野連は頭が固すぎる、選手を叩いたり壁を蹴ったりバットを投げたりなど人に不快を感じさせる行動をしているわけではないのに、ガッツポーズで注意するというのはおかしいなど。
また、明石商業の監督のような人を見ると、選手でもないのにテンションが上がる、お客さんも喜ぶし、甲子園の人気もますます高まるだろうなどと、ガッツポーズに対する肯定的な意見が大半です。
はたまたこれからガッツポーズが控えめになってしまうのは悲しいという意見も寄せられています。
見る人は、こういう肯定的なパフォーマンスを見たいと思っているし、こういうことに期待を寄せているのですね。
狭間善徳監督の出身地や大学などの経歴について
狭間監督は1964年生まれで現在54歳で、兵庫県明石市の出身です。
地元の高校の監督をしているということですね。
出身高校は明石東高校から日本体育大学に進学し、大学卒業後は、高砂南高校や母校の明石東高校の野球部のコーチをして、1993年には明徳義塾中学校の軟式野球部のコーチからその後、同校監督となりました。
狭間監督の話によると、明徳義塾高校の監督を務め、甲子園で歴代4位・51勝(2019年8月9日時点)の実績を残している日本の高校野球界を代表する馬淵監督の影響が大きかったと言います。
引出しが多くて、選手の数だけ生徒に合った違った教え方をしていたし、野球に対する考え方も知らないことが多かったと言います。
狭間監督はこの時、明徳義塾中学を4度の日本一に導き、軟式野球界ではかなり有名な監督でした。
バッターにスウィングサインを出して外れたことがないと言うほどです。
明徳は全寮制の中高一貫教育の私立で先生たちも学生寮に一緒に住み込んで働いていると言いますから、生徒に対する細かい管理が行き届いていたのでしょうし、そういうメリットをうまく生かしたのではないかと思われます。
2006年からは明石商業高校でコーチを行い、2007年からは同校監督となりました。
しかしこの時は甲子園の道は遠くて、ベスト8までは進んでいましたが、甲子園までは10年間行くことができませんでした。
2016年春初めて甲子園の土を踏む直前も準優勝を3度繰り返し、4度目の決勝でやっと甲子園の切符を手にしたのでした。
2016年の春の初めての甲子園以降は、2018年の夏にも参加し、今回の夏で3度目の甲子園ということです。
狭間監督は野球は確率のスポーツであることを強調しています。
あらゆるデータを駆使してチームを構成していますし、データ班を組んで、各大会・各会場での試合を徹底的に収集して、県大会の前には県内全チームの映像を入手して分析しています。
そのためには補欠になった3年の選手も総動員して全員で勝利に向かって努力していると言います。
生徒に対してはデータの重要性ばかりでなく、日常生活の姿勢や礼儀なども指導し、野球を通して人間を育てることを信条として生徒一人ひとりと向き合って指導をしています。
明石商業は昔は強いチームではなく、狭間コーチが就任する前は部員は無断欠席をしたりグラウンドに出ずに部屋でラーメンを食べていたりと、野球以前の姿勢が悪かったと言います。
それには狭間コーチも驚いて、それをどのように正して行ったかと言うと、誰よりも早くグラウンドに出て率先して整備をしたり、または部員一人ひとりととことん向き合って話たと言います。
そうした変化の中で猛練習が始まりました。
具体的な野球の教え方も熱心で、走塁の選手に活気がないと見るや自分で走塁の仕方をして見せたり、バッティングが悪い選手がいると自分で打ち方の模範を示しているそうです。
また打撃も守備も基礎ができていなくては強くならないという信条で、練習は常に基礎練習を主体として行い、ウエイトトレーニングは週3日行っています。
またここまでするのかと思いますが、5日おきに体重のデータを取って、目標体重に達していないと階段走のペナルティを生徒に与えました。
このトレーニングを通して体重が10㎏増えた人もいたそうです。
その結果、監督就任後、県大会でベスト8となり、2016年春には初めての甲子園に出場しベスト8出場を果たしたのです。
明石商業監督がガッツポーズで注意?狭間善徳の出身地や大学などの経歴と画像|まとめ
狭間監督の熱血姿勢と生徒に一人ひとり向かい合う教育姿勢は、今の時代、多くの人たちに感動を与えているようです。
それら全てを表しているのがあの名物となったガッツポーズですが、ベンチから出過ぎるなとか注意して熱気に水を差しかねない高野連に対しては、あまり芳しくない意見が寄せられています。
甲子園が人気があるのは、生徒が一つの目標に向かってチームが一丸となっている姿に感動するからなのですが、そのように生徒を教育していくための監督の影響力は大きいものです。
だから甲子園では選手と同じく監督が注目されることが多いのですが、そういう意味で狭間監督も注目される監督の1人なんだと思います。
これからの狭間監督の動向も注目されますね。
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