今回は、箱根駅伝2020・東京国際大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
紺と青のユニフォームが、東京国際大学です。
箱根駅伝2020出場校の中でもとりわけ新しいチームですが、年を追うごとに力を付けています。
2019年は大きくステップアップしていて、シード権獲得も視野に入ってきました。
東京国際大学の箱根駅伝2019の結果、箱根駅伝2020の注目選手も紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 東京国際大学エントリー選手メンバー一覧
さっそく、箱根駅伝2020・東京国際大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、東京国際大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 4回出場(3年連続)
- 2011年創部
- 優勝:なし(最高成績:15位)
- 練習拠点:埼玉県坂戸市
- 監督:大志田秀次(2011年~)
創部から10年ほどにも関わらず、箱根駅伝への出場は3年連続の4回目となります。
優勝経験はなく、過去最高成績は15位。
箱根駅伝2020ではシード権を目指す戦いになりますが、3年連続で予選会を勝ち上がってきている点も見逃せません。
東京国際大学を率いるのは、大志田秀次(おおしだ しゅうじ)監督です。
2011年の創部と同時に監督に就任し、現在まで指導されています。
大志田秀次監督は、1996年に中央大学を総合優勝に導いたことでも知られる指導者です。
1962年生まれで岩手県の出身、盛岡工業高校から中央大学に進学し、箱根駅伝も経験されています。
大学卒業後は本田技研に入社し、引退後から中央大学でコーチになりました。
東京国際大学は2016年に箱根駅伝に初出場し、年を追うごとに成長を見せています。
箱根駅伝を含む三大駅伝の出雲駅伝にはまだ出場はなく、全日本大学駅伝では最高成績4位となっています。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・東京国際大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 相沢悠斗(4年 聖和学園)
- 伊藤達彦(4年 浜松商)
- 内山涼太(4年 八千代松陰)
- 佐藤雄志(4年 鶴岡工)
- 菅原直哉(4年 東海大山形)
- 真船恭輔(4年 学法石川)
- 山瀬大成(4年 千原台)
- 栗原卓也(3年 川棚)
- 佐伯涼(3年 須磨学園)
- 中島哲平(3年 水城)
- 芳賀宏太郎(2年 学法石川)
- 大上颯麻(1年 豊川)
- 丹所健(1年 湘南工大付)
- 山谷昌也(1年 水城)
- ジョン・ルカ・ムゼンビ(1年 仙台育英)
- イエゴン・ヴィンセント・キベット(1年 ケニア・チェビルベレク)
東京国際大学・大志田秀次監督は、箱根駅伝2020を戦うメンバーにこのような選手たちを選びました。
4年生を中心に構成されていますが、特徴的なのは1年生が5名も選ばれている点です。
その内2名は留学生のようで、彼らがどのような走りをするのかも気になりますね。
箱根駅伝2020では、東京国際大学がシード権争いに割って入りそうです。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
東京国際大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:丹所健(1年 湘南工大付)
2区:伊藤達彦(4年 浜松商)
3区:イエゴン・ヴィンセント・キベット(1年 ケニア・チェビルベレク)
4区:佐伯涼(3年 須磨学園)
5区:山瀬大成(4年 千原台)
6区:大上颯麻(1年 豊川)
7区:真船恭輔(4年 学法石川)
8区:芳賀宏太郎(2年 学法石川)
9区:相沢悠斗(4年 聖和学園)
10区:内山涼太(4年 八千代松陰)
箱根駅伝2019の結果や第96回大会の注目選手
箱根駅伝2020・東京国際大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、東京国際大学の箱根駅伝2019の結果を振り返りたいと思います。
東京国際大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:15位
- 往路:17位
- 復路:16位
- 区間賞:なし
- 総合記録:11時間14分42秒
東京国際大学の箱根駅伝2019の結果は、往路17位・復路16位の総合15位でした。
往路では、1区・タイタス選手(3年)が区間8位となり、いい流れを作ります。
後続も粘りを見せましたが、要の4区・5区で順位を落としてしまい、17位となりました。
復路では、芳賀選手(1年)と山瀬選手(3年)が一桁順位の快走を見せました。
しかし、復路も終盤の2区間で大きく順位を落としてしまい16位。
総合15位で大会を終えました。
順位は15位とシード権獲得には届きませんでしたが、箱根駅伝2020へ繋がる素晴らしい走りも見られています。
2年連続の出場もあり、着実に前進している手ごたえを感じたのではないでしょうか。
さらに、箱根駅伝2019で好走を見せた選手が箱根駅伝2020にも出場できるのも好材料となっています。
さて、2019年の東京国際大学はどのような状態なのでしょうか?
実は、今年に入ってから、東京国際大学は目覚ましい成長を見せており、学生駅伝界でも注目を集める存在となっています。
三大駅伝の出雲駅伝2019には不出場ですが、全日本大学駅伝2019には出場しました。
東京国際大学は、全日本大学駅伝2019で4位になりました。
そして、3年連続の箱根駅伝出場を決めた予選会では、なんと1位になったのです。
予選会には、箱根駅伝で優勝経験のある名門校が多数参加しています。
東京国際大学は、それら名門校を抑え堂々の1位で本大会進出を決めたのです。
2019年、乗りに乗っている東京国際大学。
調子を維持できれば、シード権獲得も十分可能な位置につけています。
東京国際大学・箱根駅伝2020注目選手
次は、気になる東京国際大学の箱根駅伝2020注目選手に紹介します。
- 東京国際大学の4年生エースは絶好調!
- 箱根駅伝2019で快走を見せた2年生
- 驚異の1年生留学生コンビ!
前半は、4年生から3名を紹介します。
①伊藤達彦選手(4年)
東京国際大学のエースは、伊藤達彦(いとう たつひこ)選手です。
静岡県浜松市出身で、浜松商業高校から東京国際大学に入学しました。
伊藤達彦選手は、箱根駅伝2020で3年連続の出場となります。
2018年は2区で15位、2019年は2区で11位という成績でした。
10000mの記録では、チーム2位です。
10000mの記録は大きく更新されていないものの、2019年は試合でのパフォーマンスが大きく向上しています。
東京国際大学が4位となった全日本大学駅伝では、2区で区間賞となり、区間新記録も作りました。
苦いものも含め、経験を重ねてきた伊藤達彦選手は、4年生にしてその実力を最大限に発揮しています。
②山瀬大成選手(4年)
山瀬大成(やませ たいせい)選手は、熊本県玉名市の生まれです。
千原台高校から東京国際大学に進学し、箱根駅伝2019で初出場しました。
10000mのタイムでもチームトップに近い山瀬大成選手ですが、試合に強く安定感のある走りを見せます。
箱根駅伝2019では、8区で6位となり、チームを勢いづかせました。
全日本大学駅伝では6区で10位となり、粘り強さも見せています。
箱根駅伝という大舞台にも動じない山瀬大成選手のメンタルの強さは、チームにとっても武器となるでしょう。
③真船恭輔選手(4年)
4年生では、真船恭輔(まふね きょうすけ)選手にも注目です。
福島県伊吹町出身で、学法石川高校を卒業されています。
大会屈指の”イケメン選手”にも挙げられそうな真船恭輔選手ですが、箱根駅伝2020では3年連続出場の実力者です。
箱根駅伝2018では1区で20位でしたが、箱根駅伝2019では3区で11位になりました。
他の4年生と同様、真船恭輔選手もさらに成長を遂げています。
全日本大学駅伝2019では5区で4位になる快走で東京国際大学の躍進に大きく貢献しました。
後半は、2年生から1名、1年生から2名を紹介します。
④芳賀宏太郎選手(2年)
芳賀宏太郎(はが こうたろう)選手は、福島県会津若松市の生まれです。
学法石川高校から東京国際大学に入学すると、1年生から箱根駅伝に出場しました。
箱根駅伝2019で7区を走った芳賀宏太郎選手は、区間6位の好成績でタスキを繋いでいます。
1年生の芳賀宏太郎選手が一桁順位となれなければ、チームの15位という成績もなかったので、大きな働きとなりました。
2019年は全日本大学駅伝に出場しており、3区で11位となっています。
箱根駅伝2020では、さらに成長した姿が楽しみです。
⑤ジョン・ルカ・ムゼンビ選手(1年)
東京国際大学の1年生留学生からは、まずジョン・ルカ・ムゼンビ選手を紹介します。
ジョン・ルカ・ムゼンビ選手はケニア出身で、高校から来日し、仙台育英高校から東京国際大学に進学しています。
日本語も堪能で、チームメイトとのコミュニケーションも取れているそうです。
高校時代から秀でた選手ですが、東京国際大学入学後は、さらにすごさを増しています。
全日本大学駅伝2019では、1年生ながらアンカーを任されると、区間賞の大活躍で監督の期待に応えました。
高校時代から東北の仙台で暮らしているので、日本のお正月の寒さも問題にしないでしょう。
⑥イエゴン・ヴィンセント・キベット選手(1年)
東京国際大学のもう一人の留学生は、イエゴン・ヴィンセント・キベット選手です。
ケニア出身で、大学から東京国際大学に留学しています。
日本での生活は1年も経っておらず、言葉を含め慣れないことの連続だそうです。
同じケニア出身のムゼンビ選手が通訳として助けてくれており、なかなか大変ですね。
しかし、イエゴン・ヴィンセント・キベット選手のポテンシャルは並みの1年生のそれではありません。
10000mではチームトップの27分台。
これは、箱根駅伝に出場する全選手でもトップクラスの記録です。
関東インカレ男子5000mでは青学・吉田圭太選手(3年)を抑え1位でした。
全日本大学駅伝2019には不出場ですが、箱根駅伝予選会では全体3位になっています。
まとめ
- 東京国際大学は2011年創部で、3年連続4回目の出場
- 箱根駅伝2019では往路17位・復路16位の総合15位だった
- 全日本大学駅伝2019では4位、箱根駅伝2020予選会では1位で本大会進出を決めた
- 箱根駅伝2020では、シード権獲得(10位以内)を目指す
- 4年生の注目選手は、伊藤達彦選手、山瀬大成選手、真船恭輔選手
- 2年生の芳賀宏太郎選手、1年生のジョン・ルカ・ムゼンビ選手とイエゴン・ヴィンセント・キベット選手にも要注目
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