今回は、箱根駅伝2020・日本大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
ピンクのタスキを伝統としているのが、日本大学です。
箱根駅伝の黎明期から出場している伝統校であり、通算優勝回数でも上位となる輝かしい歴史があります。
しかし、その栄光も今や昔。
2018年には箱根駅伝出場を逃すなど、苦しい大会が続いています。
箱根駅伝2020は、伝統校復活の足掛かりとなるのでしょうか。
日本大学の箱根駅伝2019の結果と、箱根駅伝2020予選会の結果も紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 日本大学エントリー選手メンバー一覧
さっそく、箱根駅伝2020・日本大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、日本大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 89回出場(2年連続)
- 1921年創部
- 優勝:12(往路13回・復路13回)
- 練習拠点:東京都世田谷区
- 監督:武者由幸(2016年~)
箱根駅伝に出場する日本大学は、箱根駅伝2020で2年連続89回目の出場となります。
1921年創部で、箱根駅伝には1922年(第3回大会)に初出場し、これまで12回優勝しています。
箱根駅伝常連校の一つで、通算優勝回数でもトップクラスの伝統校です。
箱根駅伝を含む三大駅伝の出雲駅伝では優勝5回、全日本大学駅伝では優勝3回となっています。
しかし、箱根駅伝での最後の優勝は1974年(第50回大会)に遡り、近年はシード権獲得にも苦しむ大会が続いています。
2011年には、日本大学にとって初の箱根駅伝最下位を経験しました。
2014年は総合7位でシード権を獲得しましたが、その後は上昇気流に乗れず、2018年は連続出場も途絶えてしまいました。
箱根駅伝2019年の出場は、記念大会として設けられた「関東インカレ成績枠」での出場でした。
そのため、箱根駅伝2020では、3年ぶりに予選会を突破しての出場となります。
日本大学を率いるのは、武者由幸(むしゃ よしゆき)監督です。
福島県出身で、田村高校から日本大学に進学しました。
大学時代は4年連続で箱根駅伝に出場し、全日本大学駅伝優勝(2005年)も経験されています。
実業団・トヨタ自動車を経て、2012年に日本大学コーチになり、2016年に監督に昇格しました。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・日本大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 金子智哉(4年 佐野日大)
- 広田全規(4年 川越東)
- 松木之衣(4年 長野日大)
- 武田悠太郎(3年 東京実)
- 野田啓太(3年 伊賀白鳳)
- 宮﨑佑喜(3年 佐野日大)
- 横山徹(3年 中越)
- 橋口大希(2年 成田)
- 疋田和直(2年 洛南)
- 山本起弘(2年 豊川)
- 岩城亮介(1年 豊川)
- チャールズ・ドゥング(1年 札幌山の手)
- 樋口翔太(1年 佐野日大)
- 松岡竜矢(1年 中越)
- 八木志樹(1年 倉敷)
- 岩山岳(1年 洛南)
日本大学・武者由幸監督は、箱根駅伝2020エントリー選手メンバーをこのように選出しました。
目を引くのは、1年生が5人も選ばれている点です。
3年生中心のメンバー構成にも見えますが、それ以上に成績を基準にして選手を選んだようにも見えます。
日本大学の箱根駅伝2020、伝統校復活をかけ、シード権獲得を目指す戦いが始まろうとしています。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
日本大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:横山徹(3年 中越)
2区:チャールズ・ドゥング(1年 札幌山の手)
3区:樋口翔太(1年 佐野日大)
4区:武田悠太郎(3年 東京実)
5区:広田全規(4年 川越東)
6区:宮﨑佑喜(3年 佐野日大)
7区:松岡竜矢(1年 中越)
8区:若山岳(1年 洛南)
9区:橋口大希(2年 成田)
10区:金子智哉(4年 佐野日大)
箱根駅伝2019大会や2020予選会の結果について
箱根駅伝2020・日本大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、日本大学の箱根駅伝2019の結果を振り返りたいと思います。
日本大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:14位
- 往路:13位
- 復路:17位
- 区間賞:2区・パトリック・ワンブィ選手(4年)
- 総合記録:11時間13分25秒
往路では、2区でパトリック・ワンブィ選手(4年)が区間賞の快走を見せ、さらに4区・武田選手(2年)も区間8位と好走しました。
しかし、他の区間では振るわず、往路13位となります。
復路は往路以上に難しいレースとなり、全5区間で一桁順位がありませんでした。
結果、復路17位となり、総合14位で大会を終えています。
惜しくも、シード権獲得には届きませんでした。
日本大学は伝統的に往路を得意としており、度々目覚ましい活躍をする留学生の”ごぼう抜き”でも話題になりました。
これに実力のある日本人選手が加わると、2016年の往路6位のように躍進する大会があります。
逆に、復路を苦手としており、復路で粘れさえすればシード権獲得は比較的スムーズな傾向となっています。
現状最後となっている2014年のシード権獲得時は、往路10位・復路10位で総合7位となりました。
箱根駅伝2020で日本大学がシード権を獲得できるか否かは、復路を14位以上で走れるかがカギとなります。
日本大学の箱根駅伝2020での目標は、シード権獲得と総合8位以上だそうです。
日本大学・箱根駅伝2020予選会結果
次は、日本大学の箱根駅伝2020予選会の結果を見ていきましょう。
- 順位:7位
- 総合記録:10時間54分29秒
- 4位:チャールズ・ドゥング選手(1年)/1:02:33
- 24位:横山徹選手(3年)/1:04:19
- 33位:樋口翔太選手(1年)/1:04:33
- 41位:武田悠太郎選手(3年)/1:04:45
- 87位:小林陸大選手(3年)/1:05:29
- 104位:広田全規選手(4年)/1:05:42
- 129位:金子智哉選手(4年)/1:06:05
- 144位:大倉真亜玖選手(2年)/1:06:21
- 198位:松木之衣選手(4年)/1:07:09
- 231位:橋口大希選手(2年)/1:07:33
日本大学の箱根駅伝2020予選会の結果は、「7位」でした。
チャールズ・ドゥング選手(1年)が、総合4位となる大活躍をしています。
チャールズ・ドゥング選手(1年)はケニアからの留学生で、まだ日本での生活に慣れようとしている段階です。
それにも関わらずこのタイムなら、箱根駅伝2020本大会でも区間賞が狙えそうですね。
さらに、同じ1年生の樋口翔太選手、そして3年生の横山徹選手と武田悠太郎選手らが1時間4分台の好タイムで続きました。
横山徹選手(3年)、広田全規選手(4年)、樋口翔太選手(1年)は10000mを28分台で走れる主力ランナーで、キャプテンの武田悠太郎選手(3年)もあと一歩で28分台です。
特に樋口翔太選手(1年)は、10000m・27分台のチャールズ・ドゥング選手(1年)を除けば、日本大学でトップとなります。
スーパールーキーの活躍にも、目が離せませんね。
近年シード権を獲得できていない日本大学ですが、彼ら主力選手の配置次第では、十分にシード権獲得は可能ではないでしょうか。
三大駅伝の出雲駅伝2019と全日本大学駅伝2019は、両大会ともに不出場でした。
以上、今回は箱根駅伝2020・日本大学のエントリー選手メンバー、箱根駅伝2019の結果と注目選手について紹介させていただきました。
まとめ
- 日本大学は2年連続89回目の出場
- 1921年創部で、箱根駅伝では12回優勝している
- 近年は、シード権を獲得できていない
- 伝統的に往路が得意であり、シード権獲得は復路でいかに粘れるか
- 箱根駅伝2020の目標はシード権獲得と総合8位以上
- 箱根駅伝2019の結果は、往路13位・復路17位の総合14位だった
- 箱根駅伝2020予選会で7位となり本大会進出を決めた
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