今回は、箱根駅伝2020・筑波大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
黄色タスキが目印の筑波大学。
かつての紺のユニフォームから、現在は上下白のユニフォームに変わりました。
箱根駅伝初代優勝校の流れをくむ国立大の名門ながら、長らく低迷期を過ごしました。
それも26年。
久々の出場となる箱根駅伝2020は、名門・筑波大学にとって新しい時代の幕開けとなるのでしょうか。
筑波大学の箱根駅伝2020予選会の結果についても紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 筑波大学エントリー選手メンバー一覧
さっそく、箱根駅伝2020・筑波大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、筑波大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 61回出場(26年ぶり)
- 1902年創部
- 優勝:1回(往路最高2位・復路2回)
- 練習拠点:茨城県つくば市
- 監督:弘山勉(2015年~)
筑波大学は旧・東京高等師範学校の流れをくむ大学です。
1920年の記念すべき箱根駅伝第1回大会にも東京高等師範学校は出場しており、箱根駅伝・初代優勝校となりました。
箱根駅伝では往路で最高成績2位、復路で2回の優勝があります。
箱根駅伝2020では26年ぶりということと、国立大からの出場ということでも話題になっています。
箱根駅伝を含む三大駅伝の出雲駅伝では優勝経験はなく、全日本大学駅伝では最高成績3位となっています。
筑波大学を率いるのは、弘山勉(ひろやま つとむ)監督です。
1966年に栃木県で生まれ、筑波大学時代に4年連続で箱根駅伝に出場した経験があります。
資生堂で現役生活を終え、そのまま資生堂でコーチになりました。
奥様は、マラソンでシドニー五輪とアテネ五輪に出場した弘山晴美さん(旧姓)です。
妻・博美さんとは、資生堂時代に知り合い、弘山勉監督は奥様の指導による実績でも有名です。
2013年に資生堂を退社し、2015年に母校・筑波大学のコーチに就任しました。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・筑波大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 川瀬宙夢(5年 刈谷)
- 金丸逸樹(4年 諫早)
- 大土手嵩(3年 小林)
- 児玉朋大(3年 千原台)
- 猿橋拓己(3年 桐光学園)
- 相馬崇史(3年 佐久長聖)
- 田川昇太(3年 長崎西)
- 西研人(3年 山城)
- 渡辺珠生(3年 浜松日体)
- 伊藤太貴(2年 岡崎北)
- 河合俊太朗(2年 浜松日体)
- 杉山魁声(2年 専大松戸)
- 山本尊仁(2年 春日丘)
- 岩佐一楽(1年 東邦大東邦)
- 小林竜也(1年 水城)
- 福谷颯太(1年 日野台)
筑波大学・弘山勉監督は、箱根駅伝2020エントリー選手メンバーをこのように選出しました。
リストの一番上、刈谷選手は5年生となっています。
刈谷選手は、筑波大学医学郡(他大学での医学部に相当)に所属している医学系ランナーです。
筑波大学は、3年生を中心に構成されたチームで26年ぶりの箱根駅伝2020に臨みます。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
筑波大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:西研人(3年 山城)
2区:金丸逸樹(4年 諫早)
3区:猿橋拓己(3年 桐光学園)
4区:大土手嵩(3年 小林)
5区:相馬崇史(3年 佐久長聖)
6区:岩佐一楽(1年 東邦大東邦)
7区:杉山魁声(2年 専大松戸)
8区:伊藤太貴(2年 岡崎北)
9区:川瀬宙夢(5年 刈谷)
10区:児玉朋大(3年 千原台)
箱根駅伝2020 予選会の結果について
箱根駅伝2020・筑波大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、筑波大学の箱根駅伝2020予選会の結果を振り返りたいと思います。
総合記録:10時間53分18秒
19位:西研人選手(3年)/1:04:01
20位:猿橋拓己選手(3年)/1:04:04
40位:相馬崇史選手(3年)/1:04:44
53位:川瀬宙夢選手(5年)/1:05:01
119位:小林竜也選手(1年)/1:05:59
121位:岩佐一楽選手(1年)/1:06:01
135位:山下和希選手(3年)/1:06:11
159位:伊藤太貴選手(2年)/1:06:32
184位:山本尊仁選手(2年)/1:06:52
筑波大学の箱根駅伝2020予選会の結果は、「6位」でした。
26年ぶりの箱根駅伝出場となり、OBを含め大変盛り上がっているようです。
しかし、筑波大学のこれまでの道のりはとても険しいものでした。
箱根駅伝を考案した金栗四三さんの母校であり、栄えある初代優勝校の筑波大学。
しかし、弘山勉コーチが母校に戻った時、箱根駅伝61回を誇るかつての名門の姿はありませんでした。
妻・晴美さんというオリンピックランナーを独自メソッドで育成した弘山勉コーチに求められたのは、名門・筑波大学の復活と箱根駅伝出場でした。
筑波大学は「箱根駅伝復活プロジェクト」と題し、特設ホームページも作り、さらにクラウドファンディングで寄付を募るなど、箱根駅伝に並々ならぬ情熱があったのです。
しかしながら、長らく箱根駅伝から遠ざかっていたチームを変えるのはそう簡単なことではありません。
特に気になったのは、選手の「本気度」だったそうです。
チームは、本気で箱根駅伝を目指すグループと、自由な環境で駅伝に取り組みたいグループに2分してしまいました。
監督が意識の甘さを指摘すると、その後幾度にも渡って選手だけで話し合いが行われます。
議論は平行線が続き、筑波大学駅伝部は内部で分裂してしまいました。
結果、4年生を含む主力10名が部から去り、”本気度の高い”大土手嵩(しゅう)選手ら3年生を中心とした新しいチーム編成となりました。
この改革は、箱根駅伝2020出場という成果に繋がっています。
エース・金丸逸樹選手は、予選会でもチームトップと好調を維持。
筑波大学は、箱根駅伝2020でシード権の10位以内を目指します。
以上、今回は箱根駅伝2020・筑波大学のエントリー選手メンバーと予選会の結果について紹介させていただきました。
まとめ
- 筑波大学は箱根駅伝2020で26年ぶり61回目の出場
- 前身の旧・東京高等師範学校時代に、箱根駅伝初代優勝校となった
- 箱根駅伝2020予選会は6位で通過した
- 箱根駅伝2020の目標はシード権獲得の10位以内
- 弘山勉監督の妻・弘山博美さんはマラソンでシドニー五輪とアテネ五輪に出場している
- 駅伝部が分裂する大改革を行い、26年ぶりの箱根駅伝2020出場を掴んだ
- エース・金丸逸樹選手(4年)は好調を維持している
- 筑波大学は3年生が中心のチーム
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