今回は、箱根駅伝2020・東洋大学のエントリー選手についてまとめてみました。
「鉄紺」と呼ばれる、濃いネイビーのタスキがトレードマークの東洋大学。
学生駅伝界では屈指の強豪校でありますが、特に箱根駅伝に強いのが特徴的です。
絶対的エースを軸に、各区間に実力者を置いて箱根駅伝2020の総合優勝を目指しています。
そこで、東洋大学の箱根駅伝2019の結果も振り返り、注目選手についても紹介したいと思います。
箱根駅伝2020 東洋大学エントリー選手メンバー一覧
箱根駅伝2020、東洋大学のエントリー選手を見ていきましょう。
まずは、箱根駅伝での東洋大学の基本情報をおさらいしていきます。
- 出場78回目(18年連続)
- 1927年創部
- 優勝:4回
- 練習拠点:埼玉県川越市
- 監督:酒井俊幸(2009年~)
酒井俊幸(さかい としゆき)監督率いる東洋大学は、1927年創部で箱根駅伝・優勝4回の名門校です。
酒井監督は就任11年目になりますが、伝統よりも変化を重んじるマネジメントを行っています。
毎年合宿地を変えてマンネリ化を防いだり、選手それぞれに合った練習メニューを作るなど、柔軟性に長けているのです。
一人のエースに頼りきりになるのではなく、それぞれの選手が力をつける「自立自走」を掲げています。
箱根駅伝と共に三大駅伝と言われる、出雲駅伝では1回、全日本大学駅伝でも1回の優勝経験があります。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・東洋大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 相澤晃(4年 学法石川)
- 今西駿介(4年 小林)
- 定方駿(4年 川棚)
- 渡辺奏太(4年 吉原工)
- 大沢駿(3年 山形中央)
- 田中龍誠(3年 遊学館)
- 西山和弥(3年 東農大二)
- 吉川洋次(3年 那須拓陽)
- 蝦夷森章太(2年 愛知)
- 宮下隼人(2年 富士河口湖)
- 及川瑠音(1年 一関学院)
- 久保田悠月(1年 埼玉栄)
- 清野太雅(1年 喜多方)
- 古川隼(1年 千原台)
- 前田義弘(1年 東洋大牛久)
- 山田和輝(1年 京都外大西)
皆さんにとって、意外な選出はあったでしょうか?
東洋大学の選手たちは、東海大学や青山学院大学、さらに国学院大学に対抗するために鍛え上げられています。
箱根駅伝2020で、彼らはどのような走りを見せてくれるのでしょうか。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
東洋大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:西山和弥(3年 東農大二)
2区:相澤晃(4年 学法石川)
3区:吉川洋次(3年 那須拓陽)
4区:渡辺奏太(4年 吉原工)
5区:宮下隼人(2年 富士河口湖)
6区:今西駿介(4年 小林)
7区:蝦夷森章太(2年 愛知)
8区:前田義弘(1年 東洋大牛久)
9区:大沢駿(3年 山形中央)
10区:及川瑠音(1年 一関学院)
箱根駅伝2019の結果や第96回大会の注目選手
箱根駅伝2020、東洋大学エントリー選手をご紹介しました。
ここでは、まず東洋大学の箱根駅伝2019の結果から振り返っていきたいと思います。
東洋大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:3位
- 往路:1位
- 復路:5位
- 区間賞:1区・西山和弥選手(2年)、4区・相澤晃選手(3年)
- 総合記録:10時間58分03秒
東洋大学の箱根駅伝は、総合順位・3位で大会を終えました。
往路は2年連続となる1位でしたが、課題の復路では5位となり、総合で3位となっています。
区間賞は、1区・西山和弥選手(2年)と4区・相澤晃選手(3年)の2名。
特に4区・相澤晃選手(3年)は、区間新記録を達成しました。
復路では、優勝した東海大学の追い上げがあり、悲願達成とはなりませんでした。
しかし、これで東洋大学は11年連続でのベスト3です。
総合優勝には届きませんでしたが、箱根駅伝2020でも有力な優勝候補であるのは変わらないでしょう。
箱根駅伝の前哨戦でもある出雲駅伝2019では3位、全日本大学駅伝2019では5位という成績でした。
東洋大学・箱根駅伝2020注目選手
続いて、箱根駅伝2020での東洋大学の注目選手について紹介します。
- 絶対的エースの4年生!
- 新・山の神になると期待されている注目選手
- 儚いと話題のかわいい系イケメン選手も
まずは、東洋大学の絶対的エースを含む、4年生から3名を紹介します。
①相澤晃選手(4年)
東洋大学の絶対的エースと言えば、この相澤晃(あいざわ あきら)選手です。
福島県須賀川市生まれで、学法石川高校から東洋大学に入学しました。
相澤晃選手は東洋大学の絶対的エースですが、学生駅伝界のエースでもあります。
走る大会で好成績を連発し、ユニバーシアード2019のハーフマラソンでは金メダルを獲得しました。
2019年の出雲駅伝と全日本大学駅伝では、両方で区間新記録を達成。
相澤晃選手は、箱根駅伝2020を見るなら絶対に外せない選手です。
大方の予想では、往路の2区を走ると考えられています。
②今西駿介選手(4年)
箱根駅伝2020の注目イケメン選手の一人、今西駿介(いまにし しゅんすけ)選手は宮崎県高原町の出身です。
父・俊郎さんも元駅伝選手で、実業団の旭化成に入った後、東農大で箱根駅伝に出場しています。
陸上競技の名門・宮崎県立小林高校出身の今西駿介選手は、2018年・2019年の箱根駅伝に出場しており、どちらも”山下り”と言われる復路・6区を任されました。
箱根駅伝2019では、青学大・小野田選手(4年)と激走を繰り広げたことでも注目を集めています。
箱根駅伝2020で再び6区を走ることになるなら、誰がライバルに名乗りを上げるのでしょうか。
また、今西駿介選手には第14回アジアクロスカントリー選手権大会(2018年)・銅メダルという実績もあります。
③渡邉奏太選手(4年)
東洋大学の4年生では、静岡県富士市出身の渡邉奏太(わたなべ そうた)選手にも注目です。
渡邉奏太選手は、静岡県立吉原工業高校から東洋大学に入り、1年生の時から三大駅伝に出場しています。
箱根駅伝は、2年生だった2018年に初出場し、7区を走って区間3位という好成績を収めました。
しかし、3年生の時は怪我に苦しみ箱根駅伝はおろか三大駅伝でも走ることができませんでした。
復帰戦となった全日本大学駅伝2019では、1区を走り28:05の好成績を記録。
これは同区間の1位とたった40秒差なので、順調に回復しているようです。
東洋大学・注目選手の後半は、3年生から3名、2年生から1名を紹介します。
④西山和弥選手(3年)
東洋大学で絶対的エース・相澤晃選手(4年)に次ぐ実力者がこの西山和弥(にしやま かずや)選手です。
群馬県伊勢崎市出身の西山和弥選手は、東京農業大学第二高校から東海大学に入ると、1年生から箱根駅伝に出場します。
初出場となった箱根駅伝2017では1区を走り、区間1位。
翌年の箱根駅伝2018でも同じく1区を走って、またも区間1位になります。
箱根駅伝2020でも快走が期待されている西山和弥選手ですが、故障もあり思うような走りがまだできていません。
しかし、3年連続の往路優勝を目指す東洋大学にとって、西山和弥選手の存在は不可欠でしょう。
⑤大澤駿選手(3年)
大澤駿(おおさわ しゅん)選手は、儚い系美少年イケメンとして、女性駅伝ファンの間で話題になっています。
山形県山形市生まれで、山形県立山形中央高校出身です。
イケメンさだけではなく、実力も兼ね備えています。
大澤駿選手は、箱根駅伝2019では10区を任されました。
この10区は、アンカーという役割です。
結果は惜しくも区間10位でしたが、監督からは期待されていたことが分かります。
2019年は出雲駅伝と全日本大学駅伝で走っており、好調をキープしています。
かわいい系イケメンに目がない駅伝ファンなら、大澤駿選手を見逃すことはできないでしょう。
⑥宮下隼人選手(2年)
令和初の箱根駅伝2020で、ニュースター候補と駅伝ファンから期待されているのが宮下隼人(みやした はやと)選手です。
宮下隼人選手は、山梨県富士吉田市の生まれで、山梨県立富士河口湖高校の出身です。
東洋大学では工学部電気電子情報工学科に在籍している、理系ランナーでもあります。
得意としているのは、”山登り”。
箱根駅伝では、5区を走るのではないかと予想されています。
かつて「山の神」と言われた、柏原竜二さんのビデオを見て研究を重ねているそうです。
箱根駅伝2020で、宮下隼人選手は”新・山の神”となるのでしょうか。
要注目です。
以上、今回は箱根駅伝2020・東洋大学のエントリー選手、箱根駅伝2019の結果と注目選手について紹介させていただきました。
まとめ
- 東洋大学は箱根駅伝優勝4回の名門
- 箱根駅伝2019では総合3位だったが、往路は2年連続の1位
- 箱根駅伝では11年連続ベスト3の強豪
- 往路に強いのが特徴だが、課題は復路
- 4年生の注目選手は、相澤晃選手、今西駿介選手、渡邉奏太選手
- 3年生の西山和弥選手と大澤駿選手、そして2年生の宮下隼人選手にも要注目
コメントを残す