今回は、箱根駅伝2020・国士舘大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
黒のような、黒に近い濃紺のようなユニフォームが目を引く国士舘大学。
青地に赤のラインが入ったタスキを繋いでいきます。
オールドファンには常連校でしたが、近年は再び箱根駅伝で常連になるための挑戦が続いています。
そして、着実に成果も出ており、判官贔屓の心をひきつけるチームでしょう。
国士舘大学の箱根駅伝2019の結果と、箱根駅伝2020予選会の結果も紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 国士舘大学エントリー選手メンバー一覧
さっそく、箱根駅伝2020・国士舘大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、国士舘大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 48回出場(4年連続)
- 1956年創部
- 優勝:なし(最高成績:3位)
- 練習拠点:東京都多摩市
- 監督:添田正美(2015年~)
箱根駅伝に出場する国士舘大学は、箱根駅伝2020で4年連続48回目の出場となります。
新しいファンの中には、国士舘大学に対し”箱根駅伝の新興勢力”という印象をお持ちの方もおられるかもしれません。
しかし、国士舘大学は1956年創部で、1957年(第33回大会)の初出場から1992年(第68回大会)まで36年連続で箱根駅伝に出場していた常連校だったのです。
1992年に連続出場が途絶えてからは、コンスタントに箱根駅伝に出場することが難しくなりました。
国士舘大学の箱根駅伝での最高成績は3位です。
また、三大駅伝の出雲駅伝では最高成績7位、全日本大学駅伝では最高成績2位となっています。
2015年と2016年の不出場を経て、箱根駅伝2020では4年連続の出場となりました。
かつての常連校が再び連続出場できるようになったのは、2015年に就任した添田正美(そえだ まさみ)監督の手腕が関係しているでしょう。
添田正美監督は、1977年生まれ福島県須賀川市(旧・岩瀬村)の出身で、岩瀬農業高校から国士舘大学に進学しました。
大学時代に箱根駅伝出場の夢は叶いませんでしたが、卒業後は実業団の富士通・JALグランドサービスで活躍されました。
2007年に競技から引退されると、2010年に東京経済大学のコーチとなり、指導者としてのキャリアをスタートさせます。
その後、2015年に母校・国士舘大学のコーチに就任し、同年に監督へ昇格しました。
監督就任後は難しい時期が続きましたが、着実にコツコツと強化を続け、国士舘大学を箱根駅伝4年連続の出場に導いています。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・国士舘大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 石川智康(4年 西武台千葉)
- 加藤雄平(4年 大曲)
- 鼡田章宏(4年 田村)
- 福田有馬(4年 大分東明)
- 加藤直人(3年 藤沢翔陵)
- 金井啓太(3年 東農大二)
- 孝田拓海(3年 藤枝明誠)
- 杉本日向(3年 秋田中央)
- 曽根雅文(3年 横浜)
- 萩原陸斗(2年 西武台千葉)
- 木榑杏祐(2年 沼田)
- 清水拓斗(2年 長野日大)
- 長谷川潤(2年 上田西)
- ライモイ・ヴィンセント(2年 ケニア・モチョンゴイ)
- 清水悠雅(1年 鯖江)
- 福井大夢(1年 水戸工)
国士舘大学・添田正美監督は、箱根駅伝2020エントリー選手メンバーをこのように選出しました。
4年生と3年生の上級生中心にメンバーを構成し、1年生も2名加えて経験を積ませるようですね。
順位の面では依然として厳しい戦いが予想されますが、一歩ずつ着実に歩みを進めながら、より上位を狙っていきます。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
国士舘大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:萩原陸斗(2年 西武台千葉)
2区:ライモイ・ヴィンセント(2年 ケニア・モチョンゴイ)
3区:長谷川潤(2年 上田西)
4区:石川智康(4年 西武台千葉)
5区:鼠田章宏(4年 田村)
6区:曽根雅文(3年 横浜)
7区:清水拓斗(2年 長野日大)
8区:清水悠雅(1年 鯖江)
9区:福田有馬(4年 大分東明)
10区:孝田拓海(3年 藤枝明誠)
箱根駅伝2019大会や2020予選会の結果について
箱根駅伝2020・国士舘大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、国士舘大学の箱根駅伝2019の結果を振り返りたいと思います。
国士舘大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:18位
- 往路:14位
- 復路:20位
- 区間賞:なし
- 総合記録:11時間16分56秒
国士舘大学の箱根駅伝2019の結果は、往路14位・復路20位の総合18位でした。
往路では2区・ライモイ・ヴィンセント選手(1年)が区間3位となり、一時は総合1位にもなりました。
しかし、後続がこれに続けず、往路14位となります。
それでも、”山登り”の5区で、鼡田選手(3年)が区間12位と健闘したことは明るい材料でしょう。
復路は、往路以上に厳しく、全5区間を通して16位以上になる選手がいませんでした。
そのため、復路20位の総合18位とシード権獲得には届かず、大会を終えています。
箱根駅伝2019の結果だけを見れば総合18位ですが、過去2年と比較すると、国士舘大学が着実に歩みを進めていることが分かります。
- 2017年:総合20位(往路20位・復路20位)
- 2018年:総合19位(往路18位・復路17位)
- 2019年:総合18位(往路14位・復路20位)
国士舘大学は、この3年間では、出場するごとに総合順位を上げています。
さらに、現在指揮を執る添田正美監督就任前の2014年は、総合22位(往路22位・復路21位)だったのです。
特に、箱根駅伝2019の往路14位は国士舘大学にとって大きな飛躍となっています。
チーム全員が同じ方向を向き、一致団結して目標を目指しているのが、結果にこうして繋がっているのですね。
シード権獲得は困難ですが、国士舘大学の箱根駅伝2020での目標は、総合15位以上となっています。
国士舘大学・箱根駅伝2020予選会結果
次は、国士舘大学の箱根駅伝2020予選会の結果を見ていきましょう。
- 順位:8位
- 総合記録:10時間55分21秒
- 2位:ライモイ・ヴィンセント選手(2年)/1:01:37
- 74位:清水悠雅選手(1年)/1:05:21
- 75位:鼡田章宏選手(4年)/1:05:21
- 78位:福田有馬選手(4年)/1:05:23
- 95位:木榑杏祐選手(2年)/1:05:35
- 113位:綱島辰弥選手(1年)/1:05:55
- 114位:清水拓斗選手(2年)/1:05:55
- 131位:萩原陸斗選手(2年)/1:06:06
- 134位:石川智康選手(4年)/1:06:09
- 248位:加藤直人選手(3年)/1:07:59
国士舘大学の箱根駅伝2020予選会の結果は、「8位」でした。
ライモイ・ヴィンセント選手(2年)が、個人総合で2位となる大活躍。
また、タイムも1時間1分台と、箱根駅伝2020で区間賞も十分狙えるほどでした。
ライモイ・ヴィンセント選手(2年)は、箱根駅伝2019でもチームに勢いを与える好走を見せていたので、とても楽しみになってきましたね。
日本人選手では、清水悠雅選手(1年)と鼡田章宏選手(4年)が1時間5分台前半でトップでした。
さらに、国士舘大学・キャプテンの福田有馬選手(4年)ら4名が同じ1時間5分台で続いています。
チームの軸となる選手にタイムのバラつきがないということは、逆に見れば安定しているので計算しやすいですね。
1時間6分台の選手たちもあともう少しで5分台なので、さらにタイムを上げられれば、チーム目標の箱根駅伝総合15位以上の可能性も上がりそうです。
三大駅伝の出雲駅伝2019と全日本大学駅伝2019は、両大会ともに不出場でした。
以上、今回は箱根駅伝2020・国士舘大学のエントリー選手メンバー、箱根駅伝2019の結果と注目選手について紹介させていただきました。
まとめ
- 国士舘大学は4年連続48回目の出場
- 箱根駅伝での優勝経験はなく、最高成績は3位
- かつては36年連続で出場した常連校だった
- ここ3年は出場するごとに総合順位を上げている
- 箱根駅伝2020の目標は総合15位以上
- 箱根駅伝2019の結果は、往路14位・復路20位の総合18位だった
- 箱根駅伝2020予選会で8位になり、本大会進出を決めた
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