オリックス・バファローズといえば、金子、西、ディクソンを中心とした先発投手と、豊富なブルペン陣を擁した投手力の高さが目立っていました。
昨シーズンは、日本ハムからFAでクローザーの増井を獲得してさらにリリーフを強化しました。
メンバーを見ると、質の高い選手が要所に揃っていて、FA市場でも豊富な資金力を武器に比較的有利に取引を進められるのがオリックスの印象でもあります。
さらに、球団施設も充実しており、若手の選手を育成するための土台もしっかりしているのです。
なのに、思うように成績がついてこない。
これは球団の悩みでもありながら、ファンにとっても歯がゆいことでしょう。
そして、今年は先発の金子、西という二枚看板がFAでそれぞれ日本ハムと阪神に移籍してしまいました。
そこで奮起を期待したいのは、攻撃の中心である吉田正尚選手です。
入団当初から、そのバッティングの才能は高く評価されてきました。
年を追うごとに力を付けてきてはいますが、ここ数シーズンは怪我による離脱もありました。
“期待の若手”から”チームの中心”として打者陣を牽引する存在になることが期待されています。
吉田選手の持ち味は、なんといってもその豪快なバッティングです。
身長173cmと、プロ野球選手の中では比較的小柄な吉田選手ですが、その打球の飛距離は並外れています。
小柄な体で、どうしてそんなに遠くまで飛ばせるのでしょうか。
その秘密に迫りたいと思います。
さらに、吉田選手は応援歌が”かっこいい”ことでも知られています。
特徴的な応援歌は誰にでも覚えられるものになってもいます。
いったいどう”かっこいい”のか。
これについても紹介したいと思います。
マッチョマン①#吉田正尚 pic.twitter.com/jzzDcMC8am
— ぢぬっしー@超攻撃型リハビリ中 (@ebizo_16384) 2019年3月5日
吉田正尚豪快なフルスイングが凄い!その秘密は?
小柄なスラッガーといえば、最近では吉田選手以外では西武の森友哉選手が知られています。
過去に遡れば、野村克也選手や門田選手もいます。
それぞれに体格的な不利を克服していますが、吉田選手はどのように現在の飛距離を手に入れたのでしょうか。
吉田選手の高校時代を知る人によれば、その頃は”スラッガー”というよりもイチロー選手のような”巧打者”だったそうです。
確かにプロ入り間もない頃も、どちらかと言えばそのような印象でした。
出身高校の敦賀気比では、1年生ですでに「4番レフト」で出場しています。
当時のバッティングでも、吉田選手のバットのヘッドスピードは他の選手と比べると明らかに速かったそうです。
ヘッドスピードが速いということは、スイングスピードが速いということになり、それは遠くに飛ばす上では有利になります。
高校時代からすでにその才能の片鱗を見せていたようです。
吉田選手は青山学院大学へ進学したのですが、ここでも1年生のときからスタメンで出場しています。
ここでスイングに変化が見られました。
ヘッドスピードが速く、ボールの芯に当てるのがうまかった高校時代から成長し、さらに”強いスイング”ができるようになりました。
この”強いスイング”はスラッガーに共通するものであり、吉田選手は大学時代からホームランが打てる能力を身につけていたようです。
プロ野球選手になるために青学を選んだ
吉田 正尚
(オリックス・バファローズ/ドラフト1位) pic.twitter.com/3nGEkfzXk4— スーパーベースボール⚾ (@_yakyuu_douga_) 2017年7月26日
吉田選手のフォームは、フォロースルーが大きいのが特徴です。
フォロースルーとはボールにバットを当てた後のスイングのことです。
吉田選手は体格の振りを補うために、ボールにインパクトするまではコンパクトに、インパクトしてからはフォロースルーを大きくするように工夫しているのが見て取れます。
このコンパクトから大きなフォロースルーの流れは、ソフトバンクの柳田選手のフォームと同じです。
球界を代表する打者と同じ仕組みで打っていることから、成績が上がるのは必然なのかもしれません。
しかし、柳田選手と吉田選手は見るからに体格差があります。
それでも吉田選手が遠くに飛ばせる秘密は、その強靭な下半身にあります。
吉田選手は周りから”マッチョ”と言われるほど筋力トレーニングにも励み、強いスイングを支えるための強靭な下半身と体幹を手に入れました。
そのトレーニングは熱心なもので、ハンマー投げで知られる室伏広治さんに指導を仰ぐほどです。
少しでも成長できる余地を、常に模索しているようですね。
吉田選手の豪快なフルスイングは、地道な努力によって作られていることが分かりました。
オリックスの #吉田正尚 選手がアテネ五輪男子ハンマー投げの金メダリスト #室伏広治 氏の下でトレーニング。チューブや紙風船を使ったメニューに吉田選手も思わず声が漏れる様子…#bs2019 #FCmovie pic.twitter.com/x9sjxaoL4D
— Full-Count (@Fullcountc2) 2019年1月21日
【オリックス】吉田正、室伏広治氏の「紙風船トレ」に「見た目よりしんどい」 https://t.co/OdSoIQQgjq オリックスの吉田正尚外野手(24)が21日、都内の東京医科歯科大でアテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、同大スポーツサイエンスセンター長の室伏広治氏(43)からトレーニング… pic.twitter.com/XJUhEet1KH
— Gnews (@Gnews__) 2018年1月21日
吉田正尚のかっこいい応援歌とは?歌詞は?
野球の応援歌も時代と共に昔のものとは変わり、現在では洗練された応援歌も珍しくなくなりました。
吉田選手の応援歌はとてもメロディアスで、ポップソング的な要素もあります。
昔ながらの「かっとばせー!」や「ゴー!ゴー!レッツゴー!」とは大分異なります。
そちらもまた味がありますが。
2018年にオリックス・バファローズの応援団の方によって作られた、吉田選手の応援歌の歌詞を紹介します。
奇数イニングでは~
力を求める限り 幾多の困難乗り越え 前人未到の境地(きょうち) 辿り着く男の名は
(コール)正尚!正尚!正尚!正尚!偶数イニングでは~
Woi! Woi ! Woi ! Woi ! Woi! それ正尚!
Wohhhh… Woi! それ かっとばせー
(コール)正尚!正尚!正尚!正尚!
ね?かっこいいでしょう?
さらに、吉田選手は人気選手なだけあって、チャンス時用(境地ver.)の応援歌も作られました。
局長もより勢いのあるリフレインから、一緒に歌いやすいメロディが組み合わされています。
もちろん、歌詞も新たに作られました。
<イントロ>
Wohh
MA!SA!TA!KA! MA!SA!TA!KA!
MA!SA!TA!KA! MA!SA!TA!KA!<Aメロ>
Woi!
Woi!
WoiWoi Woi! Woi!
WoiWoiWoi Woi! YO!SHI!DA!<サビ>
その力 ここで (魅せろ!魅せろ!)
全身全霊!(懸けろ!懸けろ!)<イントロ2>
Wohhh! MA!SA!TA!KA!
すごいでしょう?
こんなにしっかりした構成があるんです。
吉田正尚豪快なフルスイングが凄い!その秘密は?かっこいい応援歌とは?まとめ
吉田選手は野球選手としては小柄ながら、豪快なバッティングが持ち味の選手です。
その豪快なバッティングは、高い技術と、地道なトレーニングによって作られた強靭な下半身と体幹によって実現されています。
今年はバファローズの中心選手として、シーズンを通した活躍が期待されている吉田正尚選手です。
テレビなどで中継をご覧になる際には、是非そのフルスイングに注目してください。
そして、彼のかっこいい応援歌にも耳を傾けられるのをお勧めします。
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