5月2日に放送された『カンブリア宮殿』は、「ふなばしアンデルセン公園」がテーマでした。
「ふなばしアンデルセン公園」は、千葉県船橋市にあるテーマパークです。
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ふなばしアンデルセン公園 pic.twitter.com/CEKEVKQHJa— 厚紙 (@atuikamihakore) 2019年5月1日
地方のテーマパークにも関わらず、ディズニーランド、ディズニーシーに続いて、国内第3位の人気を誇ります。あの、大阪のUSJを凌いでいるのです。
「ふなばしアンデルセン公園」、元々は「ワンパク王国」という名前でした。
1987年に船橋市の市制50周年を記念として開園されましたが、現在のような人気はありませんでした。
船橋市の方にとっても、昔は子供の頃に遠足に行ったことがあるという感じの、地域の大きな公園という認識だったそうです。
1989年から、船橋市はデンマーク・オーデンセ市と姉妹都市提携を結び、「ワンパク王国」もデンマーク風に変更が施されていきます。
2000年には、現在の「ふなばしアンデルセン公園」へと改名・新装開園されました。
名前の由来は、童話で有名なアンデルセンがオーデンセ市出身だったため、それにちなんで名づけられたそうです。
ここまでの人気を得るまでになったのは、現在園長を務める、細谷順子さんが就任してからです。
細谷さんはどのような改革を行って、「ふなばしアンデルセン公園」を現在の姿に変えたのでしょうか。
今週の『カンブリア宮殿』を見ていきましょう。
『ふなばしアンデルセン公園』大人気の秘密とは?
まずは、ふなばしアンデルセン公園がどのようなテーマパークなのか見ていきました。
- ふなばしアンデルセン公園は、東京駅から電車とバスを乗り継いで約1時間
- そこまでアクセスがいいわけでもない
- 平日でも団体客でいっぱい
- 客層は、家族3世代、カップル、海外からの観光客と幅広い
- 敷地面積は、東京ドーム約8個分という広さ
- 1年中、花を楽しめる
- 日本最大級の本格的なアスレチックがある
- 水遊びも楽しめる
- 年間来場者は80万人以上
なぜ、これほどまでに人気なのかは、まだ分からないですね。
ただ、「コスパがいい」という評判が多いようです。
入園料金
- 一般:900円(810円)
- 高校生:600円(540円)
- 小中学生:200円(180円)
- 4歳以上:100円(90円)
括弧の中は、電子チケットの場合の料金です。
電子チケットだと割引があるんですね。
また、チケットはコンビニや駅でも購入できるそうです。
ふなばしアンデルセン公園へ行ってきました!!
花がとてもキレイで、アスレチックもたくさんあって楽しかったです‼︎ pic.twitter.com/H9m40dzuSV— 優花︎︎☁︎︎*. (@659OA67khtiudJc) 2019年5月3日
ふなばしアンデルセン公園は、
- ワンパク王国ゾーン
- メルヘンの丘ゾーン
- 子ども美術館ゾーン
- 花の城ゾーン
- 自然体験ゾーン
の5つの区域に分かれています。
「ワンパク王国」ゾーンには、大型アスレチックがいくつもあり、子供が全開で遊べる環境になっています。
乗り物に乗れる場所もありました。
そして、動物とも触れ合えます。ヤギ、ヒツジ、うさぎやモルモットと触れ合え、子供ならポニーに乗ることもできるそうです。
フードショップやアイス屋さんもありました。
「メルヘンの丘ゾーン」は、デンマーク風の田園風景が楽しめるエリアです。
大きな池もあり、ボートに乗ることができます。
「子ども美術館ゾーン」は、体験型アクティビティのエリアです。
版画、染め物、織物、陶芸、木工などのアトリエがあり、創作活動が体験できます。
「花の城ゾーン」は、アンデルセン童話をイメージしたオブジェや遊具が並んだエリアです。
どちらかと言えば、リラックスするための場所でしょうか。
「自然体験ゾーン」は、湿生植物が茂り、水辺と田んぼの周囲を散策できるゾーンです。
豊かな自然に触れながら、ゆったりと散歩するのに適しています。
園内には、レストランやバーベキューを楽しめるお店もあります。
自然の中で1日を過ごすのには、十分な内容のようです。
でも、「ふなばしアンデルセン公園」の最も大きな特徴は「花」です。
1年を通して何かしらの花が咲き誇り、いつ行っても花を楽しむことができます。
童話風のメルヘン世界に、花が咲き誇り、大型アスレチックに池とボート。
お腹がすけば、バーベキューにレストラン、スイーツならアイス。
そして、かわいい動物とも触れ合える。
「ふなばしアンデルセン公園」は、自然型テーマパークの”全部乗せ”という内容でした。
これなら、人気になるわけですね。
5/1にふなばしアンデルセン公園に行きました!!
多くの自然に囲まれながら、様々な昆虫を発見したりアスレチックで遊んだり楽しく過ごしました🙆♀️
自然いっぱい大満足!#ふなばしアンデルセン公園 pic.twitter.com/EAygb0OXNY— 千葉大学生物サークル PCR (@chiba_PCR) 2019年5月1日
『ふなばしアンデルセン公園』細谷順子園長の改革とは?
さて、細谷順子園長がいかにして、「ふなばしアンデルセン公園」をここまでの人気にしたのかも見てみましょう。
🍀花いっぱい😊🍀
今夜のカンブリア宮殿花いっぱいで大人気の
ふなばしアンデルセン公園
一度行ってみたい場所
舞台裏がみれて嬉しい😂女性が仕掛けていたのは
嬉しいし納得😊
女性ならではの思いやりが
詰まってるね❣️
花好きにはたまらない💕#カンブリア宮殿#ふなばしアンデルセン公園 pic.twitter.com/qRI7JwX0Go— hana-hana (@hanasuki97215) 2019年5月2日
- 細谷さんが園長に就任したのは、2008年
- 元々は船橋市職員
- 人事異動で園長に抜擢された(アンデルセン公園を変えて欲しい!)
- 実は「ふなばしアンデルセン公園」は市営
- 女性管理職として挑戦してみようと思った
- 女性目線で改善点を探った
- 自身が花が好きなこともあり、園内を花で彩るアイディアを提案
- 花を常に植え替えて、1年中咲いているようにした
細谷さんの就任当時、ふなばしアンデルセン公園は資金難という問題も抱えていました。
さらに、細谷さんの改革は続いていきます。
- 当時の「ふなばしアンデルセン公園」は経営が苦しかった
- スポンサー集めも大変だった
- 地元企業にスポンサーになってもらうことにした
- 企業を巻き込んで、公園の魅力に変えた
- 何かを参考にしたり、真似したりせず、常に新しいアイディアを求めている
- 座右の銘は「初心忘るべからず」
- 公園のコンセプトは「来園者が主役」
- 来園者が自由に楽しみ方を見つけられるようにしている
- 改革と共に、来場者は増えていった
- 国内3位という事実は、テレビの取材で知った
早い乗り物もない、個性的でかわいいキャラクターがいなくても、お客さんを呼ぶことは可能なんですね。
「コンテンツ」とは何かと、考えさせられました。
ほんわかした雰囲気の細谷さんですが、芯に強いこだわりも感じさせる人柄でした。
「自由過ぎる公園」は、とても混雑しているそうです。
今週の『カンブリア宮殿』は、以上になります。
『ふなばしアンデルセン公園』が大人気!細谷順子園長の改革とは?カンブリア宮殿まとめ
- 「ふなばしアンデルセン公園」は、千葉県船橋市にあるアミューズメントパーク
- 来場者は年間80万人以上
- ディズニーランド、ディズニーシーに次ぐ、国内3位の人気スポット
- 園内には、常に花が咲き誇り、1年を通して花が楽しめる
- 童話のようなメルヘン世界、大型アスレチック、豊かな自然、動物との触れ合い、バーベキューにアイスと自然型アミューズメントの”全部乗せ”
- 細谷順子園長が就任したのは2008年
- 「アンデルセン公園を変えて欲しい」と抜擢された
- 就任当初は資金難だった
- 地元企業からスポンサーを募って乗り越えた
- 花が好きなので、1年中花が楽しめるようにした(女性目線の改革)
- 公園のコンセプトは、「来園者が主役」、「来園者が自由に楽しみ方を見つけられる公園づくり」
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