ふなばしアンデルセン公園が大人気!細谷順子園長の改革とは?カンブリア宮殿

5月2日に放送された『カンブリア宮殿』は、「ふなばしアンデルセン公園」がテーマでした。

「ふなばしアンデルセン公園」は、千葉県船橋市にあるテーマパークです。

地方のテーマパークにも関わらず、ディズニーランド、ディズニーシーに続いて、国内第3位の人気を誇ります。あの、大阪のUSJを凌いでいるのです。

「ふなばしアンデルセン公園」、元々は「ワンパク王国」という名前でした。
1987年に船橋市の市制50周年を記念として開園されましたが、現在のような人気はありませんでした。

船橋市の方にとっても、昔は子供の頃に遠足に行ったことがあるという感じの、地域の大きな公園という認識だったそうです。

1989年から、船橋市はデンマーク・オーデンセ市と姉妹都市提携を結び、「ワンパク王国」もデンマーク風に変更が施されていきます。

2000年には、現在の「ふなばしアンデルセン公園」へと改名・新装開園されました。
名前の由来は、童話で有名なアンデルセンがオーデンセ市出身だったため、それにちなんで名づけられたそうです。

ここまでの人気を得るまでになったのは、現在園長を務める、細谷順子さんが就任してからです。

細谷さんはどのような改革を行って、「ふなばしアンデルセン公園」を現在の姿に変えたのでしょうか。

今週の『カンブリア宮殿』を見ていきましょう。

『ふなばしアンデルセン公園』大人気の秘密とは?

まずは、ふなばしアンデルセン公園がどのようなテーマパークなのか見ていきました。

  • ふなばしアンデルセン公園は、東京駅から電車とバスを乗り継いで約1時間
  • そこまでアクセスがいいわけでもない
  • 平日でも団体客でいっぱい
  • 客層は、家族3世代、カップル、海外からの観光客と幅広い
  • 敷地面積は、東京ドーム約8個分という広さ
  • 1年中、花を楽しめる
  • 日本最大級の本格的なアスレチックがある
  • 水遊びも楽しめる
  • 年間来場者は80万人以上

なぜ、これほどまでに人気なのかは、まだ分からないですね。
ただ、「コスパがいい」という評判が多いようです。

入園料金

  • 一般:900円(810円)
  • 高校生:600円(540円)
  • 小中学生:200円(180円)
  • 4歳以上:100円(90円)

括弧の中は、電子チケットの場合の料金です。
電子チケットだと割引があるんですね。
また、チケットはコンビニや駅でも購入できるそうです。

ふなばしアンデルセン公園は、

  • ワンパク王国ゾーン
  • メルヘンの丘ゾーン
  • 子ども美術館ゾーン
  • 花の城ゾーン
  • 自然体験ゾーン

の5つの区域に分かれています。

「ワンパク王国」ゾーンには、大型アスレチックがいくつもあり、子供が全開で遊べる環境になっています。
乗り物に乗れる場所もありました。

そして、動物とも触れ合えます。ヤギ、ヒツジ、うさぎやモルモットと触れ合え、子供ならポニーに乗ることもできるそうです。

フードショップやアイス屋さんもありました。

「メルヘンの丘ゾーン」は、デンマーク風の田園風景が楽しめるエリアです。
大きな池もあり、ボートに乗ることができます。

「子ども美術館ゾーン」は、体験型アクティビティのエリアです。

版画、染め物、織物、陶芸、木工などのアトリエがあり、創作活動が体験できます。

「花の城ゾーン」は、アンデルセン童話をイメージしたオブジェや遊具が並んだエリアです。
どちらかと言えば、リラックスするための場所でしょうか。

「自然体験ゾーン」は、湿生植物が茂り、水辺と田んぼの周囲を散策できるゾーンです。

豊かな自然に触れながら、ゆったりと散歩するのに適しています。

園内には、レストランやバーベキューを楽しめるお店もあります。
自然の中で1日を過ごすのには、十分な内容のようです。

でも、「ふなばしアンデルセン公園」の最も大きな特徴は「花」です。
1年を通して何かしらの花が咲き誇り、いつ行っても花を楽しむことができます。

童話風のメルヘン世界に、花が咲き誇り、大型アスレチックに池とボート。
お腹がすけば、バーベキューにレストラン、スイーツならアイス。
そして、かわいい動物とも触れ合える。

「ふなばしアンデルセン公園」は、自然型テーマパークの”全部乗せ”という内容でした。
これなら、人気になるわけですね。

『ふなばしアンデルセン公園』細谷順子園長の改革とは?

さて、細谷順子園長がいかにして、「ふなばしアンデルセン公園」をここまでの人気にしたのかも見てみましょう。

  • 細谷さんが園長に就任したのは、2008年
  • 元々は船橋市職員
  • 人事異動で園長に抜擢された(アンデルセン公園を変えて欲しい!)
  • 実は「ふなばしアンデルセン公園」は市営
  • 女性管理職として挑戦してみようと思った
  • 女性目線で改善点を探った
  • 自身が花が好きなこともあり、園内を花で彩るアイディアを提案
  • 花を常に植え替えて、1年中咲いているようにした

細谷さんの就任当時、ふなばしアンデルセン公園は資金難という問題も抱えていました。
さらに、細谷さんの改革は続いていきます。

  • 当時の「ふなばしアンデルセン公園」は経営が苦しかった
  • スポンサー集めも大変だった
  • 地元企業にスポンサーになってもらうことにした
  • 企業を巻き込んで、公園の魅力に変えた
  • 何かを参考にしたり、真似したりせず、常に新しいアイディアを求めている
  • 座右の銘は「初心忘るべからず」
  • 公園のコンセプトは「来園者が主役」
  • 来園者が自由に楽しみ方を見つけられるようにしている
  • 改革と共に、来場者は増えていった
  • 国内3位という事実は、テレビの取材で知った

早い乗り物もない、個性的でかわいいキャラクターがいなくても、お客さんを呼ぶことは可能なんですね。
「コンテンツ」とは何かと、考えさせられました。

ほんわかした雰囲気の細谷さんですが、芯に強いこだわりも感じさせる人柄でした。
「自由過ぎる公園」は、とても混雑しているそうです。

今週の『カンブリア宮殿』は、以上になります。

『ふなばしアンデルセン公園』が大人気!細谷順子園長の改革とは?カンブリア宮殿まとめ

  • 「ふなばしアンデルセン公園」は、千葉県船橋市にあるアミューズメントパーク
  • 来場者は年間80万人以上
  • ディズニーランド、ディズニーシーに次ぐ、国内3位の人気スポット
  • 園内には、常に花が咲き誇り、1年を通して花が楽しめる
  • 童話のようなメルヘン世界、大型アスレチック、豊かな自然、動物との触れ合い、バーベキューにアイスと自然型アミューズメントの”全部乗せ”
  • 細谷順子園長が就任したのは2008年
  • 「アンデルセン公園を変えて欲しい」と抜擢された
  • 就任当初は資金難だった
  • 地元企業からスポンサーを募って乗り越えた
  • 花が好きなので、1年中花が楽しめるようにした(女性目線の改革)
  • 公園のコンセプトは、「来園者が主役」、「来園者が自由に楽しみ方を見つけられる公園づくり」

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