未来世紀ジパング道の駅が海外進出!どこの国?そのノウハウとは?

5月1日に放送された『未来世紀ジパング』は、”道の駅”がテーマでした。
日本人にはすっかり親しまれている道の駅ですが、近年では世界へ飛び出しているそうです。

道の駅で培った町おこしのノウハウは、海外でも利用され、成果も出ているそうです。

1993年に創設された「道の駅」は、現在1154カ所にまで増えています。
元々は、というか今もそうですが、ドライブ時の休憩所としての役割と特産物の販売という機能を担ってきました。

しかし、人気と共に数が増えれば、競争も激しくなります。
その結果、赤字経営に陥る「道の駅」も出てきてしまいました。

そこで、各「道の駅」は、競争に勝ち残るため、あるいは赤字経営の状況から脱する方策を考えるようになります。

こうした流れが、それぞれに独自路線を生むようになり、現在の「道の駅」のイメージを作るようになりました。

「立ち寄る場所」だった道の駅は、近年では「行く場所」へ姿を変えています。
従来の休憩所や特産物の販売だけでなく、人々を引き付けるための様々な試みが行われています。

例えば、巨大な敷地面積を有し、多くのショップを持つショッピングモール的な道の駅が現れました。

スポーツや、陶芸、蕎麦打ち、野菜の収穫などのアクティビティを用意した、”体験型”道の駅も。

他には、地場産業の拠点としての機能を担う道の駅もあります。
地元の特産品の生産・加工、そして販売を行う施設としての機能は、地域経済の中心にもなっています。

このように、進化を続ける日本の「道の駅」と、海外へ進出するそのノウハウとはどのような姿なのでしょうか。

”道の駅”をテーマにした『未来世紀ジパング』の番組放送内容は?

今週の『未来世紀ジパング』を振り返っていきましょう。

商品開発型の道の駅

番組ナビゲーター・鎌田靖さんが訪れたのは、千葉県にある「道の駅とみうら」でした。

房総半島南端に近いこちらは、全国2位の生産量を誇る”びわ”の産地でもあります。
道の駅に入ると、「びわソフトクリーム」、「びわゼリー」、「びわカレー」といった商品が目につきます。

特産品のびわを前面に押し出し、50種類以上の関連商品が販売されているようです。

”道の駅のカリスマ”こと、市の元職員・加藤文男さんによれば、

  • 「道の駅とみうら」は商品開発型の道の駅
  • びわの原材料費が1000万円の場合でも、そこからあらゆる商品を開発すれば、2億円に化ける効果がある
  • 目指したのは、地域全体が潤う仕組み
  • 道の駅の中にびわを加工する工場を作った
  • 工場では地元の人が働き、地元の企業が製品化する
  • 「道の駅とみうら」は、2015年には模範的モデルに認定された

最近では、こうした形の日本の町おこしの手法が、海外からも注目されてきているそうです。

加藤さんのもとには、20カ国から使節団が訪れました。
また、加藤さん自身がベトナムへ行き、現地の道の駅の立ち上げにアドバイスされてきたそうです。

しかし、この海外へ広がる流れには、課題もあります。

  • ベトナム中部の港町・ホイアン
  • 400年前の町並みは世界遺産になっていて、世界中から観光客が訪れる
  • 日本の船も往来し、日本にもゆかりがある町
  • しかし、町の土産物店で売られているのは、中国製の偽ブランド品ばかり
  • 加藤さんがアドバイスした店では、100%ベトナム製を売っている
  • 店のオーナー「観光客は地元のものを欲しがっている」
  • ベトナム製でかつ実用的なので人気を得ている

世界遺産のような観光資源を持っていても、それを上手にアピールできていないんですね。
観光客のニーズをくみ取り、地域経済に結び付ける努力が必要なようです。

加藤さんがアドバイスした施設は他にもありました。

  • ホイアンにある「シルクヴィレッジ」
  • 日本の「体験型」の店づくりを採り入れた
  • ベトナム名産のシルクの製造、蚕の餌となる桑の葉摘み、そしてベトナム料理作りを体験できるようにした
  • 地元の資源をうまく活用し、ここでしか得られない体験や商品を提供するようにした
  • 海外の観光客だけでなく、ベトナム人にも人気のスポットになっている

しかし、順風満帆ともいきません。
3年前に5000人/1日を集客していた道の駅は、今では人がまばらにいるだけです。

この背景には、想像を超える開発途上国の発展スピードが関わっていました。

経済発展にともない、競争も激化しました。
アジアの道の駅も新たな段階に入ってきているそうです。

キルギスの村おこしとは

道の駅のマネジメント手法以外にも、日本の町おこしの手法が海外で活用されています。

  • 舞台は、中央アジアのキルギス
  • キルギスは旧ソ連から独立
  • 中央アジア最貧国の一つ(農村の平均月収は1~2万円)
  • JICA(日本の国際協力機構)はキルギスを支援している
  • プロジェクトリーダーは原口明久さん
  • 原口さんが参考にしたのは、大分県で提唱された「一村一品運動」

「一村一品運動」は、一つの村が一つの特産品を育てて、村おこしに繋げるという手法です。

この手法から、麦焼酎の「いいちこ」、魚の「関あじ」や「関さば」といった、現在は全国区になっているブランドが生まれました。

キルギスを支援する、原口さんが案内したのは、小さな廃校でした。

  • 一室では女性たちが作業をしている
  • 作っているのは、動物のぬいぐるみだった
  • この土地では、昔から家庭のじゅうたんなどをフェルトで作る伝統があった
  • この伝統を生かし、さらに村で採れる羊毛を組み合わせることができないか、と考えた
  • プロジェクト開始からは7年
  • 特に苦労したのは品質管理だった
  • 必要な品質基準を理解してもらうまでに、何年もかかった
  • 生産されているのは、「羊毛のフェルト人形」

このプロジェクトには、日本のある有名企業も関わっていました。
そして、キルギスには、他にも特産品がありました。

  • このプロジェクトには「無印良品」も協力している
  • 「無印良品」は品質管理の指導教育に協力
  • 「無印良品」の店舗にも「羊毛フェルト人形」を出荷するまでになった
  • 「一村一品運動」は、キルギス全土に広がっている
  • 他には、「シーバクソン」もある
  • 「シーバクソン」はキルギス原産の”奇跡のフルーツ”(サジーとも呼ばれる)
  • 「シーバクソン」は栄養素が豊富で、美容効果も高い
  • 甘みはあるが、酸味と渋みが強いため、加工される
  • 「シーバクソン」を使った様々な商品開発が行われている

シーバクソンは、サジーとも呼ばれ、ミックスジュースに混ぜて製品にされることが多いそうです。
シーバクソンのジュースは、日本でもネット通販で気軽に購入することが可能です。

日本の道の駅のマネジメント手法、そして町おこしのノウハウが、世界でも有効に活用されていることが分かる内容になっていました。

今週の『未来世紀ジパング』は、以上になります。

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未来世紀ジパング道の駅が海外進出!どこの国?そのノウハウとは?まとめ

  • 「道の駅とみうら」は商品開発型の道の駅
  • 地元の特産品を原料にして、あらゆる商品を開発すれば、原材料費の数十倍の経済効果が得られる
  • 道の駅の中に加工工場を作り、地元の人を雇用、そして地元の企業が製品化している
  • こうした道の駅のマネジメント手法は海外でも活用されている

 

  • ベトナム・ホイアンには世界遺産があるが、土産物屋で売られているのは中国製の偽ブランド品ばかり
  • ベトナム製100%にすると、店は人気になった
  • ホイアンには、「体験型」の要素も活用されている
  • 「シルクヴィレッジ」では、シルクの製造、桑の葉摘み、ベトナム料理作りが体験できることで大変人気
  • しかし、開発途上国の発展スピードがすさまじく、競争が激化している

 

  • 中央アジア・キルギスはアジア最貧国の一つ
  • JICAはキルギスを支援している
  • 参考にしたのは、大分県の「一村一品運動」
  • 「一村一品運動」からは、「いいちこ」、「関あじ」、「関さば」といったブランドが育った

 

  • キルギスで作っているのは、「羊毛フェルト人形」
  • 伝統のフェルト加工の技術と地元特産の羊毛を組み合わせた
  • 品質管理を徹底するのに数年かかり、最も苦労した
  • 「無印良品」も品質管理指導に協力
  • 「無印良品に「羊毛フェルト人形」を出荷するまでになった

 

  • キルギスには、シーバクソンという”奇跡のフルーツ”もある
  • シーバクソンは、栄養豊富で美容効果も高い
  • ミックスジュースに混ぜられることが多いが、商品開発が行われている
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