則本昂大が右肘手術!慢性的な損傷とは何?症状や復帰はいつ?

8日、プロ野球の楽天はエースの則本昂大投手が右肘のクリーニング手術を受けることを発表しました。

コンディション不良により2軍での調整を続けていた則本投手でしたが、3月上旬に都内の病院で診察を受けたところ、手術が必要との判断に至ったそうです。

開幕まで1ヶ月を切った現時点でのエース則本投手の離脱は、チーム首脳陣にとっては大誤算でしょう。

この離脱は、先発投手陣の起用やローテーションのやり繰りにももちろん影響し、楽天はシーズン序盤戦をエース抜きでいかに乗り切るかという課題に、開幕前から取り組むことを余儀なくされていました。

則本投手のチームへの貢献度は目を見張るものがあります。
2013年の入団以来、毎年二桁勝利を続けている則本投手は、紛れもなく球界を代表するピッチャーの一人です。

奪三振数は凄まじいものがあり、キャリア6年で最多奪三振のタイトルをすでに5度獲得しています。

しかし、特筆すべき点はさらにあり、長いイニングを投げられるのは則本投手の大きな長所であり、現在の野球界でも取り分け秀でている点でもあります。

則本投手は、これまでに通算165試合に登板し、1128.1イニングを投げています。
1試合に換算すると平均6.8イニングを投げていることになり、これは分業制の進んだ現代野球ではとても凄いことです。

先発が長いイニングを投げられると、必然的にリリーフの登板機会が減ります。
近年ではリリーフの酷使が問題になるほど、リリーフ投手は疲弊しやすく、また各球団はリリーフ陣のコンディショニングを保つのに苦心しています。

則本投手が長いイニングを投げてくれることで、リリーフ陣を休ませることができ、チーム首脳陣にとっては計算が立てやすくなります。

さらに、これだけ多くイニングを投げてきたにも関わらず、則本投手にはこれまで大きな怪我もありませんでした。

シーズンを通してチームに貢献する則本投手には、チーム内外から”則本は頑丈”というイメージがあっただけに、今回の離脱は大きな驚きでもあります。

右肘の慢性的な損傷とは何?

会見を行った楽天の石井一久GMによると、則本投手の肘の損傷は慢性的なものであるということです。
つまり、接触プレーなどによる骨折、靭帯の断裂や損傷のような突発的なものではないということです。

プレーできないほどではない程度の怪我を抱えて、プレーを続けていたということになります。

しかし、プレーのクオリティに大きく影響するようになったため、今回はクリーニング手術を受ける決断に至ったという経緯になります。

小さな故障がありながらも、だましだまし使ってきた機械がいよいよ調子が悪くなてきたので、一度しっかり修理に出すっといった意味合いになります。

右肘の症状と則本投手の復帰はいつ?

則本投手の怪我の症状とはどのようなものでしょう。

野球のピッチャーで肘のクリーニング手術をするということは、肘の骨棘(こつきょく)や遊離軟骨を取り除く手術のことを指します。

遊離軟骨は遊離体と表記されることもありますが、一般的には”ネズミ”とも呼ばれています。

靭帯の損傷などにより、関節部分には炎症を抑えるために水が溜まります。
よく膝に水が溜まるというのもこれです。
その後、炎症と共に水も引くのですが、その後遺症として、関節部分に遊離軟骨と呼ばれる小さな骨が出てくることがあります。

この小さな骨が関節のスムーズな動きを邪魔し、痛みに繋がるのです。

野球のピッチャー場合は、一般の人間と比べて、投球動作によって日常的に肘を多く使っています。

試合での全力投球はもちろんのこと、練習でも多く投球し、さらに長期間に渡って肘を酷使しているので、遊離軟骨や骨棘が多く出やすい傾向にあります。

この肘の骨棘はもはや、ピッチャーの職業病とも呼べる怪我なのです。

2018年には、DeNAの井納投手と平田投手、巨人のカミネロ投手、阪神の石崎投手、西武のカスティーヨ投手、さらに米メジャーリーグ・カブスのダルビッシュ有投手らがこの肘のクリーニング手術を受けています。

この怪我は、靭帯の断裂・損傷などとは異なり、選手生命に関わるような怪我ではありません。
楽天の石井GMも会見で語っている通り、メンテナンスとしての意味合いが強い手術です。

しかし、メンテナンスの意味合いが強いからこそ、野球の世界では翌シーズンのことを考えて、シーズンオフに手術を受けることがほとんどです。

先ほど挙げた、2018年に肘のクリーニング手術を受けた選手の大半はシーズンオフの10月か、シーズンの後半に手術を受けています。
翌シーズンの開幕に間に合うように考えているのです。

このクリーニング手術からの復帰には、およそ3~4カ月を要するのが一般的です。

これを踏まえて則本投手の復帰時期を予想すると、6月の交流戦明けか、7月のオールター戦明けが予想されます。

ピッチャーの感覚や調整は非常に繊細なものなので、あまり強引にスケジュールを合わせることが難しい面があります。

則本投手はキャリアで初めての大きな離脱になりますし、これまでのチームへの貢献も考慮すると、万全を期すためにも余裕を持って、オールスター明けの復帰を目指すことが予想されます。

則本昂大が右肘手術!慢性的な損傷とは何?症状や復帰はいつ?まとめ

則本投手は楽天の絶対的なエースでありますが、その計算のしやすさから、楽天首脳陣は則本投手を軸に投手陣全体の起用とスケジュールを考えていたでしょう。

開幕を直前に控えた、この時点でのエースの離脱により、シーズンを戦うチームのプランも早急な立て直しが必要になりました。

西武から浅村選手をFAで獲得したことにより、課題の攻撃陣を強化していただけに、ファンからも溜息が漏れそうです。

楽天の前半戦は、リリーフ陣に負担が強いられるのは間違いなく、チーム一丸となってこれを乗り切れるかがキーポイントになるでしょう。

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