ノーザン・ソウルとは?映画公開日はいつ?ストーリーを予告動画でチェック!

映画『ノーザン・ソウル』の全国ロードショーが決定しました。

2019年2月9日より順次全国公開されるそうです。

この『ノーザン・ソウル』、本国のイギリスでは2014年に公開され、音楽映画の名作として高い評価を得ていました。

日本では2017年に自主上映によるイベントがあり、これが好評だったことから今回の全国ロードショーが決定したそうです。

本国での公開から実に5年。気になっていた映画ファンには朗報でしょう。

『ノーザン・ソウル』のストーリーは、”ノーザンソウル”という英国での音楽ムーブメントを通した青春物語。
若者が持つ普遍的な悩みや葛藤が描かれています。

不況による閉塞感に覆われた地方都市と、未来に希望が持てずフラストレーションを持て余した若者のセットという英国映画の普遍的なストーリーに躍動的な”ノーザンソウル”の音楽が彩を添えます。

定期的に輩出される英国の音楽映画の新しい名作と評価される『ノーザン・ソウル』は、過去の名作と同様に英国が抱える階級社会と格差社会がテーマの根底にあります。

監督はカメラマンでもあるエレイン・コンスタンティン。
彼女は90年代からファッション業界で活躍していますが、”ノーザン・ソウル”をリアルタイムで体験した世代でもあります。

この映画にはその時代の記録が美し映像とともに収められており、現在でも変わらない風編的なテーマを投げかけています。

ノーザンソウルとはいったい何か

“ノーザンソウル”には、60年代から70年代にアメリカの北部を中心に流行したブラックミュージックという意味があります。

しかし、英国においては60年代後半から70年代にかけて、マンチェスターなどのイギリス北部で愛好されたブラックミュージック全般、という全く別の意味になります。

現在では”ノーザンソウル”と言えば、どちらかというと後者の意味で使われることが多く、上述した通り特に決まった形の音楽ジャンルでもありません。

ノーザンソウルは文化として現在に至る多くの面で影響を与えたことがより強調されています。

現在のクラブカルチャー(踊りに行くという意味での)のきっかけにもなりましたし、そこでかけるレコードを選ぶ、DJというスタイルもここから生まれました。

週末にはパーティやクラブへ出かけてDJがかけるノーザンソウルに合わせて踊る。こうしたスタイルが出来るきっかけを作ったのもノーザンソウルです。

その後の電子音楽の流行と巨大なパーティ文化は、現在の音楽の楽しみ方や大型音楽ベントにも大きな影響を与えています。

負の側面としてはドラッグ文化を生み出したことが挙げられます。
フラストレーションと社会への不満を持った労働者階級の若者が集まるクラブやパーティでは、ドラッグが蔓延しました。

これはノーザンソウルとクラブ文化の始まりからであり、その後においても密接な関係にありました。

ノーザンソウルとクラブ文化には英国の豊かな音楽文化を作ってきたという明るい側面があるのと同時に、英国社会が変わらず抱えている階級社会と格差問題とそこから現実逃避したい若者の姿というもう一つの暗い側面もあるのです。

ノーザンソウルを振り返り思い出すとき、そこにあるのは美しく豊かな音楽文化と今と変わらない不満を持った若者たちの姿なのかもしれません。

『ノーザン・ソウル』公開日はいつ?全国で順次公開予定

  • 東京・新宿シネマカリテ、兵庫・神戸・元町映画館:2/9(土)~
  • 大阪・シネマート心斎橋:2/16(土)~|
  • 上映予定:愛知・名古屋シネマテーク、京都・出町座ほか全国で順次公開

英国音楽映画のおすすめ名作3選

ここでは代表的な英国音楽映画の傑作として評価されているおすすめの3作品を紹介したいと思います。

『さらば青春の光』(1979)
お笑いコンビではありません。
この映画はロックバンド、1973年にリリースされたザ・フーの同名アルバムを原作とした作品です。

1960年代初頭のロンドンが舞台で、広告会社の郵便室係の職を失った主人公のジミーが、活気のない生活から逃避し破滅していく姿を描いたものです。

劇中にはモッズとロッカーズという敵対する若者集団とその文化が登場します。

主人公ジミーはモッズであり、モッズとはダンスやパーティー、スクーターやドラッグに夢中になりファッションにも特徴のある若者とその文化を指しましす。

モッズもやはりノーザンソウルから生まれた文化の一つで、映画のモチーフを作ったザ・フーはモッズのアイコンとみなされました。現在でも人気のあるモッズコートは、モッズ青年たちが好んできたミリタリーコートの指してこう呼ばれました。

ジミーもまたどうにもならない階級社会において、開けることがない未来を見せつけられる英国の若者の一人として描かれています。

『24アワー・パーティ・ピープル』(2002)
1978年に創立され、1992に破産したマンチェスターの独立系レコード会社、ファクトリー・レコードの社長を務めたトニー・ウィルソンの回顧録に基づいた映画です。

この映画では、1980年代後半から1990年代初頭にかけて起こったマッドチェスターと呼ばれる音楽文化について描かれています。

物語の中心はトニー・ウィルソンと4人の若者たちのサクセス・ストーリーです。彼らが設立したファクトリー・レコードからは時代を代表する音楽が生み出され、会社が手掛けた大型クラブ「ハシエンダ」はムーブメントの中心になります。

映画では、マッドチェスターと呼ばれるムーブメントがどのようなものであったかを振り返ながら、同時に当時の社会状況と若者たちにもスポットを当てています。

『トレインスポッティング』(1996)
名優ユアン・マクレガーの代表作であり出世作でもあります。

アーヴィン・ウェルシュの同名小説を映画化した本作は、スコットランドを舞台にヘロイン中毒の若者たちの日常と、そこから抜け出そうとする主人公のマーク・レントンを描いた物語です。

ストーリーもさることながら、その映像感覚や音楽、洗練されたポスターのデザインも高い評価を受け、イギリスのみならずアメリカや日本でもヒットしました。

舞台は不況下にあるスコットランドのエディンバラ。そして未来に悲観または絶望した若者という定番セットはここでも登場します。

ノーザン・ソウルとは?映画公開日はいつ?ストーリーを予告動画でチェック!まとめ

くどいくらいに描かれるシチュエーションは同じなのですが、中身の微妙な違いによって退屈するどころか大いに楽しめるのがこれらの映画の不思議な魅力でもあります。

アメリカンドリームのない絶望都市においていかに豊かに生きるべきかというテーマは、平凡に生きる市井の人々にとって共感できる普遍的なテーマなのかもしれません。

ハリウッド映画とは異なる魅力を持った英国音楽映画にまた新たな名作が加わるようです。

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