星稜高校がサイン盗み!疑惑の回は?動画で2塁ランナーの動きを検証

甲子園・春のセンバツは続いていますが、28日に行われた2回戦習志野×星稜での”サイン盗み”疑惑が大きな話題となっています。

高校球児の夢の舞台で、はつらつとしたそのプレーではなく、こうしたネガティブな話題が持ち上がるのは大変嘆かわしいことです。

この試合の4回表の習志野攻撃時、2塁ランナーがバッターに投球のサインを伝えていると星稜・林監督が抗議します。
これを受けて、審判団が協議を行うも、問題は見当たらないとしてプレーは再開されました。
しかしこの問題は、試合後にも及ぶ”延長戦”になってしまいました。

まず、星稜高校の林監督は判定に納得がいかず、習志野高校の控室へ自ら訪れ、習志野・小林監督に”サイン盗み”を直接抗議しました。

それだけでなく、審判団によって反則はなしと判断されたにも関わらず、試合後の会見では公に「2塁ランナーがサインを出していた」と主張しました。

マスコミが騒ぎ、高野連は異例の記者会見を開きました。

この会見で、”サイン盗み”はなかったとの最終判断を明確にしています。

29日には、星稜高校の山下智茂名誉監督(松井秀喜氏を指導したことでも知られている)と校長が大会本部を訪れて直接謝罪しました。
星稜高校と高野連は林監督に、それぞれ厳重注意と口頭注意を与えています。

星稜・林監督は、自身の行動について電話で高野連に謝罪しましたが、”サイン盗み”については依然として納得していないという様子です。
さらに、習志野・小林監督に「星稜もやっているでしょ」と言われたと主張しています。

これについて、習志野・小林監督は否定し、”言った言わない”の論争にまでなってしまいました。

しかし、ここに来てネットでは、「星稜側もサイン盗みもやっていたのでは」という話が出ています。

星稜側も”サイン盗み”を行っていたのでしょうか。

中継映像を用いて検証したいと思います。

星稜高校がサイン盗み!疑惑の回は?

星稜側の”サイン盗み”が特に疑われるようになったのは、8回裏の星稜攻撃時でした。

不調の奥川投手が攻略され、2-1で習志野のリード。
星稜は1点を追う展開で、試合終盤の8回を迎えていました。

1アウト、ランナー2塁、3番知田選手からクリーンナップへという、絶好のチャンスを作りました。

カウント1-0から、習志野バッテリーがサインを交換しているその時でした。
キャッチャーがサインを出している途中で、突如ピッチャーは後ろを振り向き2塁へ送球。

慌てて戻った2塁ランナーでしたが、帰塁が間に合わずタッチアウトになりました。

絶好のチャンスを失った星稜はこの回無得点。
逆に9回表には、習志野にダメ押しとなる1点を奪われてしまいました。
9回はランナーを出すことなく、試合に敗れています。

この8回裏のランナーの牽制死ですが、サインが決まる前なので本来ランナーはリードを取るタイミングではありません。

実際に、2塁ランナーは少しベースから離れて立っているだけでした。
それにも関わらず、牽制の対応に明らかに遅れています。

意表を突かれたとも言えますが、一部ではランナーの視線がキャッチャーに向いているように見えることから、「キャッチャーのサインを凝視していたのではないか」との疑念を持たれています。

これに、星稜・林監督が習志野・小林監督に「星稜さんもやっているでしょ」と言われたという主張が合わさって、さらにややこしくなってしまいました。
※習志野・小林監督は、「星稜さんもやっているでしょ」と発言したことは否定しています。

小林監督によれば、星稜・林監督の話をただ聞いてるという状況だったそうです。

8回の牽制死と、星稜・林監督の主張には全く関連性はありません。
別の話です。

星稜高校がサイン盗み!動画で2塁ランナーの動きを検証

この試合で、星稜高校が2塁以上にランナーを進めたのは、1、2、3、5、8回の攻撃でした。

中継映像を用いて、2塁ランナーの動きを検証したいと思います。

※この視点は、ピッチャーの背後、後ろからの視点となります。逆側の、ベンチ側からの視点ではどのような状況だったのかについては全く分かりません。

1回裏、1アウト、ランナー1・2塁、4番・内山

スコアは0-0でバッテリーは星稜の4番・内山を迎えます。

  1. 1球目:キャッチャーがサインを出した際に2塁ランナーに不審な動きは見られない、ランナーがリードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、外にスライダー、ストライク(映像なし)
  2. 2球目:ピッチャーがサインを確認後、2塁ランナーはヘルメットの左を軽く触る仕草を見せる、外に構えたシンカーが中よりに入る、バッターはこれを平凡なピッチャーゴロに、1・6・3のダブルプレーでこの回の攻撃は終了(0:05)

2球目の映像

2回裏、2アウト、ランナー1塁、9番・山本

0-1で星稜リード、バッテリーは星稜の9番・山本を迎えます。

  1. 1球目:外角高めのストレート、ボール、盗塁でランナーが2塁へ進塁します。カウント1-0
  2. 2球目:小さなリード、ランナーに不審な動きはないがリードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、インコース高めのストレート、バッターはこれをファウルにする、カウント1-1(27:23)
  3. 3球目:小さなリード、ランナーがリードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、ど真ん中へのストレート、バッターはこれを空振り、カウント1-2(27:47)
  4. 4球目:キャッチャーがサインを出すがランナーに不審な動きは見られない、インコース高めのストレート、バッター空振り三振3アウト、この回の攻撃は終了

3回裏、0-1で星稜リード、2アウト、ランナー2塁、4番・内山

カウント2-2からファーストランナーが盗塁、キャッチャーはボールが手に着かずランナーはセーフ

カウント3-2、キャッチャーがサインを出すがセカンドランナーに不審な動きは見られない、外低めのストレート、、バッターはこれを打ってライトフライ、この回の攻撃は終了

5回裏、1アウト、ランナー2塁、1番・東海林

1-1で同点、バッテリーは星稜1番・東海林を迎えます。

  1. 1球目:ランナーに不審な動きなし、外へのストレート、バッターはこれをファウル、カウント0-1
  2. 2球目:ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、外のストレートが高めやや内に入る、バッターはこれをファウル、カウント0-2(1:09:26)
  3. サインが決まらないのか間を嫌ってか、ピッチャーは一度プレートから足を外す
  4. 3球目:ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、高めのストレート、バッターはこれをファウル、カウント0-2(1:10:02)
  5. キャッチャーがピッチャーの元へ
  6. 4球目:ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、外のストレート、ボール、カウント1-2(1:10:44)
  7. 5球目:ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、外に構えたスライダーがインコースに外れる、バッターはこれをファウル、カウント1-2(1:11:08)
  8. 6球目:ランナーに不審な動きなし、インコースのストレートが高めに外れてボール、カウント2-2
  9. セカンドへ牽制、リードは小さかったがギリギリのセーフ
  10. 7球目:ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、インコースのストレート、バッターはこれにつまりファーストゴロ、セカンドランナーはサードへ進塁(1:12:11)

8回裏、1アウト、ランナー2塁、3番知田

2-1で習志野リード、バッテリーは星稜3番・知田を迎えます。

  1. 1球目:キャッチャーがサインを出すがランナーに不審な動きは見られない、小さなリード、ランナーに不審な動きないが、リードを取っていた時に両手を広げる仕草を見せる、インコースのストレートが高めに外れてボール、カウント1-0(0:25)
  2. キャッチャーがサインを出しているその時、ピッチャーは2塁へ牽制、送球に対してランナーは帰塁が間に合わずタッチタウト、2アウトランナーなしの状況になる(0:39)

※サインが決まる前なので、ランナーはセカンドベースから少し離れただけで、リードらしいリードもまだ取っていないという状況でした。

それにも関わらず、牽制に対応できずにタッチアウトになっています。
終盤で1点を追う展開では、大きな痛いミスとなりました。

星稜高校がサイン盗み!疑惑の回は?動画で2塁ランナーの動きを検証 まとめ

“サイン盗み”は、現在の高校野球では反則と規定されています。
判明した場合には、、当該選手とベンチに注意が与えられます。
罰則規定はありません。

今回は、星稜側の”サイン盗み”について検証しましたが、それらしい行為は見られませんでした。

習志野の2番手ピッチャーがストレート中心だったことから、変化球を投じる機会自体がほとんどありませんでした。

1回裏に、ランナーがヘルメットの左側を軽く触る仕草を見せますが、この時は1番手のピッチャーです。

もし仮に、星稜と習志野の双方がサイン盗みをしているのなら、組み合わせ抽選会後にビデオで研究するか、あるいは試合の最中ということになります。

組み合わせ抽選会後なら、初戦の対戦相手と、勝ち上がりが予想されるチームか、隣の対戦の両チームを研究することになります。
また、勝ち上がりが決まってからなら、次戦までの間ということになります。

高野連は、星稜側に林監督が証拠とする、1回戦・習志野×日章学園の映像を要求しています。

しかし、討議はせず確認するだけだそうです。

習志野高校の選手が次戦で気持ちよくプレーできるように、早急な解決が必要と感じます。

また、星稜・奥川投手には、さらに成長した姿を夏に見せて欲しいものです。

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