プロ野球・広島東洋カープに所属する菊池涼介選手が、メジャー挑戦を表明しました。
そこで、今回は広島・菊池涼介選手の移籍先となるメジャー球団から、移籍金・契約金・年俸といった気になる部分をまとめて大予想してみたいと思います。
広島・菊池涼介選手は、今や日本球界を代表する名二塁手です。
日本人内野手のメジャー挑戦となると、川崎宗則選手以来となります。
広島・菊池涼介選手の華麗な守備や勝負強いバッティングが、メジャーでも披露されるのが楽しみですね。
広島・菊池涼介のメジャー移籍先はどこ?
それでは、メジャー挑戦を表明した広島・菊池涼介選手の移籍先となるメジャー球団を予想してみましょう。
日本では名二塁手として高く評価される広島・菊池涼介選手ですが、特に内野手はメジャーでかなりの苦戦を強いられます。
例えば、現在メジャーを代表する三塁手であるノーラン・アレナド選手(ロッキーズ)の矢のような送球は、日本では見ることのできないものです。(膝をついての送球のすごさは、ぜひYouTubeで確認していただきたいほどです)
高い身体能力が求められるメジャーの内野において、広島・菊池涼介選手の守備力がどこまで通用するかに注目が集まるでしょう。
広島・菊池涼介選手の特徴をまとめると、
- 高い守備力(7年連続ゴールデングラブ受賞)
- 打撃と肩の強さの評価はあまり高くない
アメリカのメディアでは、二塁が手薄となっている7球団が挙げられています。
- ナショナルズ
- アスレチックス
- インディアンス
- オリオールズ
- マーリンズ
- レッズ
- ダイヤモンドバックス
実は、広島・菊池涼介選手のメジャー挑戦に辛口の評価が多いのには、メジャーのFA市場が関係しています。
今年のメジャーのFA市場では、二塁手が豊富なのです。
上に挙げた7球団の多くは、FAで二塁手を放出することが予想されている球団でもあります。
これらを踏まえて、広島・菊池涼介選手を獲得しそうなメジャー球団は
- ナショナルズ
- インディアンス
- ダイヤモンドバックス
この3球団ではないかと予想しました!
追記
広島カープに残留する事が決まりました。
移籍金や契約金はいくらを予想
メジャー挑戦が決まった、広島・菊池涼介選手の契約金・年俸・移籍金がいくらになるのか予想してみたいと思います。
※「譲渡金」や「権利金」という表現もありますが、分かりやすさを優先して「移籍金」に統一しました。
まず、ポスティングとFAの違いについて軽く説明します。
FAとは、フリーエージェントの略で日本語だと自由契約に近い意味となります。
FAは選手側の権利で、現在は国内FAと海外FAがあります。
一方、ポスティングシステムは、海外FA権取得前の選手がメジャー挑戦するための仕組みです。
「入札制度」と表現されることもあります。
このポスティングシステムは、選手を保有する球団側の権利であり、入札したメジャー球団は日本の球団に
「移籍金」
を支払うことになっています。
今回メジャー挑戦する広島・菊池涼介選手は、二塁手であり内野手です。
過去にメジャー挑戦した、歴代日本人内野手の契約内容を振り返ってみましょう。
松井稼頭央選手(2003年:西武→メッツ)
- FA
- 3年契約2.010万ドル(約22.1億円)+出来高
井口資仁選手(2005年:ダイエー→ホワイトソックス)
- FA
- 2年契約470万ドル(約5.2億円)
中村紀洋選手(2005年:近鉄→ドジャーズ)
- ポスティング
- 移籍金非公開
- マイナー契約
- 1年契約50万ドル(約5,500万円)
城島健司選手(2005年:ソフトバンク→マリナーズ)
- FA
- 3年契約1,650万ドル(約18.2億円)
岩村明憲選手(2006年:ヤクルト→デビルレイズ)
- ポスティング
- 移籍金455万ドル(約5億円)
- 3年契約770万ドル(約8.5億円)
西岡剛選手(2009年:ロッテ→ツインズ)
- ポスティング
- 移籍金約533万ドル(約5.9億円)
- 3年契約925万ドル(約10.2億円)
川崎宗則選手(2011年:ソフトバンク→マリナーズ)
- 海外FA
- マイナー契約
- 推定年俸5,000万円
広島・菊池涼介選手は、ポスティングシステムでのメジャー挑戦となります。
こうして過去の選手たちを振り返ると、内野手では中村紀洋さん、岩村明憲さん、西岡剛さんのわずか3名だけがポスティングシステムを利用していたんですね。
広島・菊池涼介選手は現在29歳で、来年は30歳でメジャーでの新シーズンを迎えます。
そして、2019年の年俸は「推定2.4億円」です。
- 2013年~2019年まで7年連続ゴールデングラブ賞
- 2016年は最多安打のタイトルを獲得
- 2017年はベストナイン
このように、広島・菊池涼介選手は現在の日本球界を代表する二塁手の一人です。
特に守備のスペシャリストで有名ですが、最多安打を獲得するなど打撃でも高く評価されています。
しかし、過去にメジャー挑戦した日本人選手では、投手や外野手に比べ内野手は成功した選手がとても少ないという事実があります。
中でも最も成功したのは城島健司さんで、捕手としてマリナーズで活躍されました。
遊撃手や二塁手など、二遊間となるとかなり厳しい評価を受けることが予想されます。
以上のことを全て考慮すると、広島・菊池涼介選手の年俸と移籍金は
- 移籍金3億円
- 3年契約6~7億円
このように予想することができました。
以上、今回はメジャー挑戦を表明した広島・菊池涼介選手が移籍するメジャー球団、移籍金・契約金・年俸などについて予想してみました。
※本記事での予想は、全て私の主観によるものです。実際の内容と異なる可能性がありますが、予めご了承下さい。
追記
広島カープの残留が決まり、複数年契約を結びました。
まとめ
- 広島・菊池涼介選手は二塁手で高い守備力が評価されている
- 身体能力の高い選手が多いメジャーでは、肩の強さは平均的(守備位置は二塁限定)
- 打撃についてはボールに当てるのが上手いが、メジャーからは高い評価は得られていない
- 移籍先となるメジャー球団は、ナショナルズ、インディアンス、ダイヤモンドバックスと予想
- 過去にメジャー挑戦した日本人内野手は7名(内、ポスティングは3名)
- 広島・菊池涼介選手の移籍金は約3億円、年俸は3年契約6~7億円ではないかと予想
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