マグロ初競り2020漁師の取り分は約1億円!すしざんまい一貫の値段は1700円相当!?

3億3千万円と去年は、マグロ1匹が過去最高額で落札されたので今年も注目されていましたが、今年も5日、去年にははるかに及びませんでしたが、1億9千万円と歴代2位の高額で落札されました。

あまりにもの高額なので、目の玉が飛び出るほどですが、漁師の取り分やこの金額で落札した当の「すしざんまい」の喜代村は会社経営が成り立つのでしょうか。

気になると思いませんか。

今回はこの点について調べてみたいと思います。

マグロ初競り2020漁師の取り分は約1億円

今年のマグロの初競りは令和になって初めての競りでもあり、日本の景気も占うような意味で注目されていましたが、ことしもドヒャッと1億9,320万円で落札されました。

マグロは青森大間産のクロマグロ、276㎏(1㎏当たり70万円)です。

落札したのは今年もすしチェーン「すしざんまい」の喜代村でした。

初競りに豊洲市場で出されるマグロは、12月28日から1月4日までに(12月31日から1月2日までは禁漁)釣り上げたものですが、28日と29日に250㎏以上のマグロが3本釣られ、最高額を記録したマグロは29日に釣り上げられたものです。

そこでまず、落札額の分配はどうなっているのかが気になりますね。

特に釣り上げた漁師はどのくらいもらえるのでしょうか。

調べたところ、落札額の89%が漁師が受取り、残りは漁業組合や豊洲市場、流通関係などに%に応じて支払われます。

漁師の分け前が89%と言ったらすごい額になりますよね。

ただし税金も馬鹿にならず、所得税が何と40%も取られますので、結局漁師の手取りは1億300万円ぐらいです。

一回の漁で1億円の収入というのもすごいですよね。

普通の人であれば、初競りの収入だけで一年間どころか、生涯寝て暮らせるほどの収入です!!

すしざんまいでの一貫あたりの値段は1700円相当か!?

それにしても、これだけの高額を落札した「すしざんまい」の喜代村は会社の経営的にやって行けるのでしょうか??

そこで喜代村の会社について調べてみました。

過去の初競りの最高額を調べて見ると、2012年以降では、2018年を除いて毎年喜代村が最高額で落札しています。

1億円以上だと2013年に1億5千万円、昨年が3億円以上ということですから、落札額もかなりの高額です。

今年の落札マグロは276㎏ですが、これをマグロのにぎり1つで計算すると、一貫赤身・中トロ・大トロなど部位によって値段の差はありますが、平均して素人的に計算するとどうなるでしょうか。

276㎏のうち、刺身に利用されるところが200㎏、にぎり1つに使用するマグロを18gとすると、約11万切れのにぎりができます。

これを1億9千万円で割ると、にぎり一貫当たり1700円にもなりますので、「すしざんまい」のまぐろのにぎり一貫の値段の平均は300円以下ですが、最高額のマグロのにぎりを食べた人は、シャリ代まで考慮すると販売額の6倍以上の高額のにぎりを実質食べていることになります。

こう考えると、年初には「すしざんまい」に行ってマグロを食べたいと思うでしょうね。

しかし、会社的にはこれで経営が成り立つのか気になるところです。

喜代村の会社概要を調べると、「すしざんまい」の店舗は関東を中心に57店舗、資本金9800万円、従業員1600人です。

これ以上詳しいことは出ていないのでよく分かりませんが、売上額はそのまま人件費や管理費、仕入れに使っているように思われます。

求人欄に出ている従業員の口コミを見ると、年収は高めだけど、長時間労働で大変、アルバイトでも入社式に出れて風通しが良いと言う記事が出ています。

長時間労働がやや気になりますが、会社の意気込みは何となく感じられるように思います。

まとめ

昨年に続いて超高額のマグロの初競り、実際の景気が良いかどうかは置いといて、景気のいい話で気分は悪くないですね。

「すしざんまい」は私の近くにはないので残念ですが、1個定価の6倍以上もするマグロのにぎりが食べたい人は、いつ、そのマグロが店頭に出るのかをきちんと調べて、その日に合わせて出かけて行ったら良いですね。

これだけの大きさですから1店舗で使い切ることもできないでしょうから、どこの店舗で食べれるかまで調べて行かれたらいいでしょう。

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