ドミニカの名曲バチャータ・エン・フクオカとは?福岡能古島が舞台に!

4月15日放送の『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京18:55~20:00)は、新企画「ミラクル絶景YOU」、「能古島に行きたい美女YOU」、そして「モー娘。牧野さんが大好きYOU」が予定されています。

新企画の「ミラクル絶景YOU」は、最新カメラ機材を使い、YOUオススメの音楽と共に日本の名所を紹介するコーナーだそうです。
第一回は宮島在住のYOUによる、宮島の絶景やグルメの紹介になるようです。

「モー娘。牧野さんが大好きYOU」は、モーニング娘。のメンバー、牧野真莉愛さんの大ファンであるというスペイン人のYOUに密着するそうです。

そして、「能古島に行きたい美女YOU」は、ドミニカ共和国から来た、美女YOUの旅に密着します。
能古島は、九州・福岡県にある島です。
ドミニカ共和国の人が、なぜこの島に興味があるのか気になりますよね?

一昔前でドミニカ共和国といえば、野球の広島東洋カープというイメージがありましたが(カープはドミニカに野球スクールを持っていたため、ドミニカ出身の選手が伝統的に多いのです)。という、偏ったイメージはさておき、これには理由があります。

ドミニカ共和国では、福岡をテーマにした「バチャータ・エン・フクオカ」という曲が、国民的なヒットになりました。
この名曲の影響から、現在ドミニカ共和国では、「日本=福岡」というイメージになっているそうです。

福岡といえば、明太子、博多ラーメン、もつ鍋、博多美人にホークスのイメージですが、ドミニカの方にとっては、バチャータなのです。

知っているようで知らない日本。今回は、ドミニカの名曲「バチャータ・エン・フクオカ」と、福岡県・能古島について紹介したいと思います。

ドミニカ共和国の名曲バチャータ・エン・フクオカとは?

「バチャータ・エン・フクオカ」は、ドミニカ共和国の人気歌手である、ファン・ルイス・ゲーラさん(61歳)の曲です。

ゲーラさんは、2009年にライブのために初来日しました。
その時に出演したのは、「イスラ・デ・サルサ」というイベントで、その会場となったのが福岡県の能古島でした。

ゲーラさんは、能古島の自然や福岡の街に大変心を打たれたようでした。

その感動を曲にしたのが、「バチャータ・エン・フクオカ」です。

「バチャータ・エン・フクオカ」は2010年にリリースされ、ラテン音楽の最高峰であるラテングラミー賞では、2010年の最優秀トロピカル賞を受賞しています。

この曲では、福岡から恋人を思う気持ちについて歌われています。
また曲中には、「こんにちは」、「おはようございます」、「ありがとうございます」、「福岡」といった日本語も多数登場しています。

「バチャータ・エン・フクオカ(Bachata En Fukuoka)」は、英語にすれば「Bachata In Fukuoka」、つまり「福岡でバチャータを歌う」という意味です。

バチャータとは、ドミニカ共和国発祥のラテン音楽で、ゆっくりとしたリズムが特徴です。

ドミニカだけではなく、中南米の広い地域で親しまれているそうです。

ドミニカ共和国の人々は、ラテン音楽が大好きで、街は音楽に溢れているそうです。休日ともなれば、街のいたる所で大音量で音楽がかけられ、道行く人は歌を口ずさんだりステップを踏んで踊るそうです。

ラテンのイメージそのままの陽気さですね。

バチャータは聞いたり歌うだけでなく、メレンゲ(腰を左右に激しく振りながら踊る様が、お菓子のメレンゲ作りに似ていることから)と並び、ダンス音楽としても大変人気があるそうです。

バチャータはメレンゲからの影響で生まれたものですが、ドミニカの人々は幼い頃からこうしたダンス音楽に親しんで育ち、音楽がかかれば自然と体がステップを踏むようになります。

ドミニカのホテルでは、宿泊客向けにバチャータ教室が開催され、家庭に招かれればダンスに誘われるそうです。

ダンス音楽なので、明るくリズミカルな曲調ですが、歌詞については失恋や片思い、別れた恋人への想いをテーマにしたものが多く、意外と日本人と相性がいいかもしれません。

切ない思いや哀愁を、リズミカルな曲調に乗せて情熱的にノリノリで踊る。
これぞラテンといえる音楽が、バチャータです。

バチャータ・エン・フクオカは福岡の能古島が舞台に!どんなところ?

「バチャータ・エン・フクオカ」にインスピレーションを与えた一つは、能古島でした。

能古島(のこしま)は、福岡県福岡市西区に属する島です。博多湾の中央に浮かび、福岡市民にとっては、身近な行楽地として親しまれています。

福岡県では花の名所としても有名で、桜、菜の花、コスモス、ポピー、つつじや水仙などが咲き誇る様は、絶景として人気があります。

この満開の花畑は、撮影のシチュエーションにも最適です。
そのため、カップルのウェディング写真の撮影や、リーガルウェディング(外国籍の人が日本の役所に婚姻届を提出できる制度)も行われています。

観光施設なども多く、「のこしまアイランドパーク」をはじめ、キャンプ村や海水浴場、博物館、コーヒー園、カフェ・レストラン、白髭神社(宮座行事は福岡市の無形文化財)などがあります。

のこしまアイランドパーク公式サイト

アクセスは福岡市営渡船の他に、水上バスや海上タクシーが利用できます。

島内にはバスが運行していますが、信号機はないそうです。

柑橘類の栽培や漁業が盛んで、甘夏みかんやニューサマーオレンジ、あさりなどの貝類が特産品です。

能古島は、かいわれ大根を広めた地でもあります。かいわれ大根は、昔は大阪の一部でしか食べられていない高級食材でした。
前田瀧朗氏という人物が、かいわれ大根を能古島に持ち帰り、島の海砂を利用した栽培に成功し、量産可能になったため全国に流通するようになったのだそうです。

能古島には遺跡が多く、縄文時代・弥生時代から人が住んでいたことが分かっています。

博多湾の中央にあるため、古くから外敵の侵入を防ぐための要衝としても利用されてきました。

『万葉集』には、能古島に関連した歌が残っています。

能古島では、元寇(モンゴル帝国の侵略)で上陸されたことを表す遺跡も見つかりました。

江戸時代は廻船業で栄え、明治以降は漁業と棚田の島へとその姿を変えてきました。

ドミニカの名曲バチャータ・エン・フクオカとは?福岡能古島が舞台に!まとめ

ドミニカ共和国の名曲「バチャータ・エン・フクオカ」は、ドミニカ人歌手のファン・ルイス・ゲーラさんの曲です。

ゲーラさんは、能古島と福岡の街に感銘を受けて、この曲を作りました。
また「バチャータ・エン・フクオカ」は、2010年のラテングラミー賞最優秀トロピカル賞を受賞しています。

バチャータは、ドミニカ共和国発祥のラテン音楽で、中南米の広い地域でダンス音楽として親しまれています。

「バチャータ・エン・フクオカ」にインスピレーションを与えた能古島は、福岡県福岡市にある島です。
この島は博多湾の中央に位置します。

能古島は、福岡市民にとって身近な行楽地として親しまれています。
花の名所として有名で、季節ごとに満開の花畑が広がり、その様は絶景です。

能古島では、多くの遺跡が発見されており、歴史的価値・文化的価値のある史跡が多いのも特徴です。

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