今回は、箱根駅伝2020・中央学院大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
紫とライムグリーンのユニフォームが特徴の中央学院大学。
箱根駅伝常連校の一つで、近年は堅実にシード権を獲得しています。
箱根駅伝2020ではさらに上を目指しており、狙うはトップ10の中位です。
中央学院大学の箱根駅伝2019の結果と、箱根駅伝2020の注目選手についても紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 中央学院大学エントリー選手メンバー一覧
それでは、箱根駅伝2020・中央学院大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、中央学院大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 21回出場(18年連続)
- 1966年創部
- 優勝:なし(最高成績:3位)
- 練習拠点:千葉県我孫子市
- 監督:川崎勇二(1992年~)
箱根駅伝2020に出場する中央学院大学は、近年コンスタントにシード権を獲得しているチームです。
1966年創部で、箱根駅伝への初出場は1994年(第70回大会)でした。
優勝経験はないものの、2003年(第79回大会)に初のシード権を獲得すると、第84回大会で過去最高の総合3位となりました。
箱根駅伝を含む三大駅伝の出雲駅伝では最高成績4位、全日本大学駅伝では最高成績5位となっています。
箱根駅伝2020では、18年連続の出場となり、2000年代以降は箱根常連校となっています。
中央学院大学には、コンスタントにシード権を獲得する力があることから、シード権の10位圏内を狙う他校にとって”シード権の壁”のような存在となるでしょう。
また、中央学院大学チームにとっては、トップ10の中位に進出する挑戦となります。
そんな中央学院大学を率いるのは、川崎勇二(かわさき ゆうじ)監督です。
1962年生まれの川崎勇二監督は、1985年に中央学院大学のコーチになり、1992年から監督に昇格して指揮をとり続けています。
現役時代は報徳学園高校(兵庫県)から順天堂大学に進学した、元箱根ランナーです。
すでに30年近い長期に渡って中央学院大学を指導しており、2011年には法学部教授に就任されています。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・中央学院大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 有馬圭哉(4年 東播磨)
- 川村悠登(4年 中央学院)
- 長山瑞季(4年 那須拓陽)
- 城田航 (4年 東農大二)
- 藤井雄大(4年 大分西)
- 大津吉信(4年 米沢工)
- 髙橋翔也(3年 市船橋)
- 戸口豪琉(3年 武蔵越生)
- 石綿宏人(3年 市松戸)
- 畝歩夢(3年 倉敷)
- 栗原啓吾(2年 東農大二)
- 糸井春輝(2年 京都桂)
- 小野一貴(2年 倉敷)
- 吉田光汰(2年 拓大紅陵)
- 小島慎也(1年 大阪)
- 武川流以名(1年 島田樟誠)
中央学院大学・川崎勇二監督は、箱根駅伝2020を戦うメンバーに、このような選手たちを選出しました。
中央学院大学の強みは、「チーム力」です。
飛びぬけたエースこそいないものの、高いチーム力で堅実にレースを進めることができます。
シード権獲得を狙う他校にとっては、まさに”シード権の壁”。
そして、中位を狙う中央学院大学の箱根駅伝2020が始まろうとしています。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
中央学院大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:栗原啓吾(2年 東農大二)
2区:川村悠登(4年 中央学院)
3区:戸口豪琉(3年 武蔵越生)
4区:城田航(4年 東農大二)
5区:畝歩夢(3年 倉敷)
6区:武川流以名(1年 島田樟誠)
7区:吉田光汰(2年 拓大紅陵)
8区:藤井雄大(4年 大分西)
9区:有馬圭哉(4年 東播磨)
10区:石綿宏人(3年 市松戸)
箱根駅伝2019の結果や第96回大会の注目選手
箱根駅伝2020・中央学院大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、中央学院大学の箱根駅伝2019の結果を振り返りたいと思います。
中央学院大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:10位
- 往路:10位
- 復路:10位
- 区間賞:なし
- 総合記録:11時間09分23秒
中央学院大学の箱根駅伝2019の結果は、往路10位・復路10位の総合10位でした。
総合11位となった中央大学に1分以上の差をつけて、見事シード権の獲得に成功しています。
中央学院大学は、これで5年連続のシード権を獲得となりました。
直近10年でも6回です。
箱根駅伝2019では、中央学院大学は復路に4年生が2名起用された他は、3年生を中心に下級生で構成されました。
区間賞こそなかったものの、堅実かつ粘り強い走りで常に10位圏内を視野に入れるレースを展開。
往路では有馬選手(3年)と高砂選手(3年)、復路では大濱選手(3年)と石綿選手(2年)が一桁順位の好走を見せ、シード権獲得に大きく貢献しました。
箱根駅伝2020は、2019年で好パフォーマンスを見せた中心メンバーが再びエントリーされています。
4年生を中心に、3年生と2年生がバランスよく選ばれており、偏りはありません。
これなら、大会ごとに下級生も経験が詰めますし、翌年もチーム方針をスムーズに継続できます。
中央学院大学は、チーム力に支えられた堅実なレースが得意です。
”堅い”という印象が強いですが、箱根駅伝2020ではさらに上位を狙う挑戦となります。
目標は6位だそうです。
三大駅伝の出雲駅伝2019では11位、全日本大学駅伝2019では10位でした。
中央学院大学・箱根駅伝2020注目選手
次は、気になる中央学院大学の箱根駅伝2020注目選手を紹介します。
- 箱根駅伝の経験も豊富な中央学院大学の主将
- 中心選手の3年生にも注目
- 快走で三大駅伝デビューを飾った1年生!
前半は、4年生から3名を紹介します。
①有馬圭哉選手(4年)
中央学院大学の主将、有馬圭哉(ありま けいや)選手は、兵庫県播磨町の出身です。
東播磨高校から、中央学院大学に進学しました。
有馬圭哉選手は主将としてだけでなく、走りでもチームを引っ張ります。
堅実で粘り強い走りは、まさに中央学院大学のスタイルを体現しているでしょう。
箱根駅伝初出場は2年生時の2018年で、8区を走って10位でした。
翌年の箱根駅伝2019では4区を走って6位と、チームのシード権獲得に大きく貢献しています。
2019年は全日本大学駅伝に出場しており、6区で7位と安定した走りを見せています。
大舞台での経験が豊富な有馬圭哉選手が順当に一桁順位となれば、中央学院大学にも勢いが出るでしょう。
②川村悠登選手(4年)
川村悠登(かわむら ゆうと)選手は、千葉県我孫子市生まれで、中央学院高校から中央学院大学に進学しました。
箱根駅伝は3年生だった2019年に初出場しており、1区で14位でした。
出雲駅伝2019では1区で8位、そして全日本大学駅伝2019では2区で15位でした。
川村悠登選手は、2018年に10000mでチームトップとなったことからブレイクしました。
出雲駅伝2018では1区で4位と、勢いに乗って箱根駅伝2019に臨んでいます。
調子の波に懸念がありますが、川村悠登選手がいい流れを作れれば、中央学院大学の上位進出も可能になるはずです。
③長山瑞季選手(4年)
4年生からはもう一人、長山瑞季(ながやま みずき)選手を紹介します。
長山瑞季選手は、栃木県那珂川町出身で、那須拓陽高校から中央学院大学に入学しました。
箱根駅伝の出場はないものの、2019年は補欠選手として登録されました。
今シーズン、長山瑞季選手は中央学院大学の主力に成長しています。
出雲駅伝ではアンカーを任され、続く全日本大学駅伝2019では、アンカー・石綿選手にタスキを渡す7区で起用されました。(3年・石綿選手も注目選手です)
両大会で区間11位とまずまずの成績。
大舞台でも緊張しなければ、さらに力が出せるのではないでしょうか。
後半は、3年生、2年生、1年生からそれぞれ1名紹介します。
④髙橋翔也選手(3年)
中央学院大学のエース的存在なのは、髙橋翔也(たかはし しょうや)選手です。
栃木県宇都宮市生まれで、市立船橋高校を卒業されています。
中央学院大学入学後は、1年生で三大駅伝全てに出場しました。
箱根駅伝2018では4区で10位、箱根駅伝2019では2区16位でした。
2018年は10000mで川村選手(4年)に次ぐ、チーム2位。
2019年は、前年の記録をさらに更新しています。
出雲駅伝2019では3区で11位、全日本大学駅伝2019では4区を走り5位でした。
チームトップクラスの髙橋翔也選手の力は、中央学院大学の躍進に欠かせません。
箱根駅伝2020で本来の力が発揮できれば、総合6位も射程圏内に入るでしょう。
⑤吉田光汰選手(2年)
2年生からは、吉田光汰(よしだ こうた)選手に注目です。
千葉県富津市出身で、拓大紅陵から中央学院大学に進学しました。
1年生から主力として活躍しており、箱根駅伝2019では7区を走って16位という成績でした。
今シーズンも順当に三大駅伝で起用されており、出雲駅伝2019では4区7位、全日本大学駅伝2019では3区で18位となっています。
出雲駅伝に比べると、全日本大学駅伝を少々苦手にしている吉田光汰選手。
箱根駅伝2020でも、出雲駅伝と同じような走りが期待されます。
⑥小島慎也選手(1年)
1年生から唯一エントリーされたのは、小島慎也(こじま しんや)選手です。
大阪府茨木市生まれで、私立大阪高校から中央学院大学に入学しました。
当初駅伝ファンの間では、同じ1年生の武川流以名(ぶかわ るいな)選手のエントリー入りが予想されていました。
小島慎也選手は高校時代から実績のある選手でしたが、夏合宿で大きく成長を遂げています。
2019年9月に行われた記録会では、チームトップクラスの10000m28分台を記録。
勢いそのままに出雲駅伝2019で起用されると、2区を走り5位の快走を見せます。
大舞台にも委縮せずこれだけの走りができるなら、きっと箱根駅伝2020でも素晴らしい結果が出るでしょう。
以上、今回は箱根駅伝2020・中央学院大学のエントリー選手メンバー、箱根駅伝2019の結果と注目選手について紹介させていただきました。
まとめ
- 中央学院大学は18年連続21回目の出場
- 優勝経験はないが、5年連続でシード権を獲得している
- 箱根駅伝2020の目標は総合6位
- 高いチーム力を武器に、堅実な走りでシード権を獲得できるのが特徴
- 4年生の注目選手は、有馬圭哉選手、川村悠登選手、長山瑞季選手
- 3年・髙橋翔也選手、2年・吉田光汰選手、1年・小島慎也選手にも要注目
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