今回は、箱根駅伝2020・中央大学のエントリー選手メンバーについてまとめてみました。
白の上下に赤のタスキ、そして胸には名門を表す赤いCの文字が。
中央大学は箱根駅伝の歴史を振り返っても、屈指の名門校です。
最も強かった時代だけでなく、平成時代に入っても強豪校であり続けました。
しかし、近年は低迷から抜け出せない、OBにはとてもつらい時期になっています。
中央大学の箱根駅伝2019の結果、箱根駅伝2020予選会の結果も紹介しています。
合わせてお楽しみ下さい。
箱根駅伝2020 中央大学エントリー選手メンバー一覧
さっそく、箱根駅伝2020・中央大学のエントリー選手メンバーを見ていきたいと思います。
その前に、中央大学の箱根駅伝での基本情報をおさらいしておきましょう。
- 93回出場(3年連続)
- 1920年創部
- 優勝:14回(往路15回・復路14回)
- 練習拠点:東京都八王子市
- 監督:藤原正和(2016年~)
箱根駅伝に出場する中央大学は、箱根駅伝2020で3年連続93回目の出場となります。
1920年創部で、箱根駅伝初出場は翌年の1921年(第2回大会)でした。
通算優勝回数は歴代最多14回で1位、そして通算出場回数でも歴代最多の1位という箱根駅伝を代表する名門中の名門が中央大学なのです。
箱根駅伝を含む三大駅伝の出雲駅伝では最高成績2位、全日本大学駅伝では最高成績2位となっています。
しかし、箱根駅伝14回の優勝の内、13回は1960年代までに成し遂げられたもの。
直近の優勝は、1996年と平成時代の中盤まで遡らなくてはなりません。
1996年以降は、優勝争いには加われないものの、しっかりシード権は獲得し、強豪校に相応しい大会が続きました。
状況がことさら悪くなったのは2010年代以降で、2013年の棄権を皮切りにシード権落ちが続くようになります。
かつての中央大学を知るオールドファンにとって、現在の姿はさぞかし寂しいものでしょう。
そんな状況の中でも、選手たちはひたむきに前を向いています。
古豪なんて言わせない。
箱根駅伝2020を、名門・中央大学復活に向けた試金石となる大会にするため、選手たちは奮闘しています。
そんな中央大学を率いるのは、藤原正和(ふじわら まさかず)監督です。
1981年生まれ兵庫県神河町(旧・神崎郡大河内町)出身で、名門の西脇工業高校から中央大学に進学しました。
高校時代からエリート選手で、中央大学時代は箱根駅伝だけではなく三大駅伝全てに4年連続で出場されました。
卒業後はホンダに入社し、2016年まで現役生活を送られました。
2016年に引退すると、そのまま母校・中央大学の監督に就任。指導者としてのキャリアをスタートさせ、低迷の続く中央大学の改革を任されました。
エントリーメンバー
それでは、箱根駅伝2020・中央大学のエントリー選手メンバーを見ていきましょう。
- 田母神一喜(4年 学法石川)
- 船津彰馬(4年 福岡大大濠)
- 岩佐快斗(4年 大磯)
- 二井康介(4年 藤沢翔陵)
- 池田勘汰(3年 玉野光南)
- 畝拓夢(3年 倉敷)
- 大森太楽(3年 鳥取城北)
- 川崎新太郎(3年 水口東)
- 矢野郁人(3年 須磨学園)
- 井上大輝(2年 須磨学園)
- 手島駿(2年 国学院久我山)
- 三浦拓朗(2年 西脇工)
- 森凪也(2年 福岡大大濠)
- 小林龍太(1年 東農大二)
- 千守倫央(1年 松山商)
- 若林陽大(1年 倉敷)
中央大学・藤原正和監督は、箱根駅伝2020エントリー選手メンバーをこのように選出しました。
やや3年生を厚めにしていますが、各学年から偏りなく選んだメンバー構成になっていますね。
優勝14回の名門復活を目指し、中央大学は令和元年の箱根駅伝2020に挑みます。
新時代の幕開けに、彼らはどのような走りを見せてくれるのでしょうか。
区間エントリーメンバー
29日、区間エントリーが発表されました。
中央大学の区間エントリーは以下となります。
変更は当日のレース開始1時間10分前まで(交代4名まで)となります。
変更があり次第、更新します。
1区:千守倫央(1年 松山商)
2区:川崎新太郎(3年 水口東)
3区:三浦拓朗(2年 西脇工)
4区:池田勘汰(3年 玉野光南)
5区:畝拓夢(3年 倉敷)
6区:若林陽大(1年 倉敷)
7区:森凪也(2年 福岡大大濠)
8区:矢野郁人(3年 須磨学園)
9区:大森太楽(3年 鳥取城北)
10区:二井康介(4年 藤沢翔陵)
箱根駅伝2019大会や予選会の結果について
箱根駅伝2020・中央大学のエントリー選手メンバーを見ました。
続いて、中央大学の箱根駅伝2019の結果を振り返りたいと思います。
中央大学・箱根駅伝2019結果
- 総合順位:11位
- 往路:12位
- 復路:8位
- 区間賞:なし
- 総合記録:11時間10分39秒
中央大学の箱根駅伝2019の結果は、往路12位・復路8位の総合11位でした。
往路では序盤で区間2位、5位と快調な滑り出しを見せ、今年の中央大学は違うという印象を強く与えます。
しかし、3区で16位、要の5区で20位になったことが響き、往路12位となりました。
復路では、6区で17位、7区で15位と往路とは打って変わって苦しい展開に。
それでも、続く8区・8位、9区・8位、そして10区・6位と賢明な走りで総合順位を上げていきます。
しかし、勝負とは無情なもの。
中央大学は復路8位と健闘するものの、総合11位となり、10位以上に与えられるシード権には惜しくもあと一歩で届きませんでした。
- 2014年:15位(往路17位・復路11位)
- 2015年:19位(往路10位・復路19位)
- 2016年:15位(往路16位・復路14位)
- 2017年:不出場
- 2018年:15位(往路10位・復路18位)
- 2019年:11位(往路12位・復路8位)
こうして見れば、いかに中央大学が苦心しながらここまできたか伝わるかと思います。
特に、箱根駅伝2019・復路8位の成績は、近年の中央大学にとって久しぶりの一桁順位です。
前進しているという、確かな手ごたえを感じたのではないでしょうか。
中央大学・箱根駅伝2020予選会結果
次は、中央大学の箱根駅伝2020予選会の結果を見ていきましょう。
- 順位:10位
- 総合記録:10時間56分46秒
- 15位:森凪也選手(2年)/1:03:58
- 25位:畝拓夢選手(3年)/1:04:20
- 35位:三浦拓朗選手(2年)/1:04:37
- 51位:池田勘汰選手(3年)/1:05:01
- 105位:矢野郁人選手(3年)/1:05:45
- 124位:川崎新太郎選手(3年)/1:06:02
- 151位:岩原智昭選手(3年)/1:06:24
- 178位:大森太楽選手(3年)/1:06:48
- 188位:船津彰馬選手(4年)/1:06:54
- 192位:三須健乃介選手(3年)/1:06:57
中央大学の箱根駅伝2020予選会の結果は、「10位」でした。
この予選会は、10位までがお正月の本大会に進むことができます。
そのため、中央大学はギリギリでなんとか予選を突破したという形になりました。
OBや応援されている方の中には、ヒヤヒヤした方もおられるかもしれません。
記録を見てみると、それほど悲観する必要はないことが分かります。
1時間3分台の好タイムを出した森凪也選手(2年)をはじめ、畝拓夢選手(3年)と三浦拓朗選手(2年)が1時間4分台を記録しました。
池田勘汰選手(3年)は1時間5分をあと少しで切りそうだったので、大変惜しかったですね。
好タイムを出す選手の一方で、1時間5分台の選手が少なめだったのが順位が上がらなかった要因になりました。
全体がもう少し底上げされれば、予選会でも上位になっていました。
予選会での順位は10位でしたが、記録を見れば、積み上げ次第で箱根駅伝2020でもシード権が十分見えてくるでしょう。
中央大学の箱根駅伝2020での目標は、シード権の10位以内となっています。
三大駅伝の出雲駅伝2019と全日本大学駅伝2019は、両大会ともに不出場でした。
以上、今回は箱根駅伝2020・中央大学のエントリー選手メンバー、箱根駅伝2019の結果と注目選手について紹介させていただきました。
まとめ
- 中央大学は、3年連続93回目の出場
- 箱根駅伝通算優勝回数・通算出場回数ともに歴代1位の名門校
- 1996年の優勝以降は優勝争いに参加できなくなり、近年はシード落ちなど低迷している
- 箱根駅伝2019の結果は往路12位・復路8位の総合11位だった
- 箱根駅伝2020予選会は10位で通過した
- 箱根駅伝2020での目標はシード権の10位以内
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