関脇玉鷲関の優勝で終わった今年の大相撲初場所。
唯一の日本人横綱であった稀勢の里の引退もありました。
横綱白鵬の力にも弱冠の陰りが見えてきている今、新たな若手力士たちに注目が集まってきています。
24日にOAされる、『ジャンクSPORTS 大相撲スペシャル』(フジテレビ系列19:00~21:00放送)ではそんな将来が期待される若手力士や人気力士が出演します。
貴景勝、豊ノ島、御嶽海らなどの人気力士と一緒に人気急上昇中の若手力士である阿炎(あび)関も出演されます。
阿炎関はその相撲もさることながら、ヤンキーのような風貌と言葉の端々から感じられる奔放な性格が個性的な力士として注目されています。
昨年の春場所では、横綱白鵬を破る大金星を挙げるなどその実力も折り紙つきです。
白鵬を破ったインタビューにおいての「もう勝ち越した気分!うれしすぎて早く帰りたい!」、「もう帰っていいですか?お母さんに電話したいんで」など、一般的な力士に対するイメージとはちょっと違った発言があります。
硬派な力士のイメージからすると、”チャラい軽い”とも受け取られかねませんが、その明るく楽しいキャラクターは多くの相撲ファンに受け入れられているようです。
今回はこの個性的な若手力士、阿炎関の人柄や経歴などについて調べてみました。
阿炎のプロフィール、相撲歴について
阿炎関 塩撒き✨#九州場所#阿炎 pic.twitter.com/SXCvZJVhyE
— くまねこさん。 (@mackyun88) 2018年11月21日
プロフィール
- 四股名:阿炎 政虎(あび まさとら)
- 本名:堀切 洸助(ほりきり こうすけ)
- 生年月日:1994年5月4日(現在24歳)
- 出身地:埼玉県越谷市
- 身長:187cm
- 体重:147kg
- 利き手:左
- 所属部屋:錣山部屋
- 初土俵:2013年5月場所
- 初入幕:2018年1月場所
- 最高位:西前頭2枚目(2018年5月場所)
相撲歴
相撲を始めるきっかけは越谷市のわんぱく相撲に出場したことだったようです。
小学1年生、2年生の時は優勝したのですが、3年生の時は負けてしまいました。
この負けが悔しかったがために草加相撲練修会に入会しました。
悔しくて始めたのはいいですが、痛いのが苦手な阿炎関はぶつかり稽古が特に苦手で、相撲自体も嫌いだったそうです。
相撲の前に柔道を習っていたこともありましたが、痛いのが嫌で辞めてしまったそうです。
相撲でもぶつかり稽古の時間になるとトイレに逃げ込んでいたようです。
阿炎関は現在でも大の稽古嫌いで知られています。
本人も「朝から何で稽古しなかればいけないのかと思い、何度も相撲を辞めることを考えた」と語っています。
しかし、4年生以降は越谷市では毎年優勝し敵なし。
全国大会では思うような成果は出ませんでしたが、嫌いな相撲も仲間といるのが楽しくて続けられたそうです。
中学進学に伴い相撲を辞めるつもりでいましたが、練修会の常光弘泰監督は阿炎関の天性の才能を見抜いていました。
監督の家族への説得によって相撲を続けることを決めたそうです。
中学時代には2年生の時には秋の県大会で3位入賞し、その後の大会では優勝しました。
この頃から相撲がやっと楽しくなり始め、1時間以上かけて少年相撲クラブへの出稽古にも通うようになりました。
全国中学校相撲選手権で個人3位入賞を果たすと、高校は千葉県立流山南高等学校へ進学します。
もちろん高校では相撲部に所属し、高校3年時の選抜高校相撲十和田大会において3位入賞に輝きました。
惜しくも敗れた準決勝の相手はイチンノロブ、後の逸ノ城(前頭筆頭)です。
流山南高校の前とおったら
「燃えよ阿炎」
「飛べ 大翔鵬」の横断幕。
かっこよすぎる。 pic.twitter.com/63D2Yf5hpw— こみおく (@komioku) 2018年10月9日
両親は大学進学して学生相撲を続けて欲しいと願っていましたが、所属していた相撲部の監督が錣山親方と親しかったこともあり、錣山部屋に入門することを決めました。
2013年5月場所で初土俵を踏むと、前相撲で一番出世します。
しっかりと力をつけて、2018年1月場所で初入幕、現在活躍が期待される若手力士となっています。
阿炎の両親の職業や兄弟について
阿炎関の実家は建築関係の自営業を営んでおり、兄弟は男2人女2人4人兄弟です。
阿炎関はこの中で末っ子になります。
兄や姉はスポーツ万能であり、阿炎関もそれなりでしたが、子供の頃から体が大きく太ってもいたため走るのは苦手だったそうです。
これに配慮した両親は柔道を習わせることにしますが、本人は痛いのが嫌で辞めてしまいます。
その後に始めた相撲が運命の出会いだったようです。
性格が兄弟の中でも一番優しかった阿炎関は、母親がテレビドラマをみて泣いているところをもらい泣きする子供だったそうです。
実は錣山部屋に入門する際には、阿炎関は実家の仕事を継ぐつもりでもいました。
錣山部屋に入門したい意思を察した父親が、その背中を押して入門に至ったそうです。
阿炎ってヤンキーだったの?現在の彼女は?
角界で元ヤンキーというと、元大関千代大海・現佐ノ山親方が思い出されますが、その風貌と口調の端々から、阿炎関には元ヤンキーではないのかという噂があります。
周囲の情報を探ってみますと、そのような事実はないようです。
一部には、ヤンキーというよりもギャルのようだと言う人もいます。
「客」「いい感じ」「マジ」「おかあさん」という言葉をナチュラルに扱う阿炎。ヤンキーにも萌えが有る。あ、そうか。阿炎はヤンキーじゃない。どちらかと言うと、これはギャルだ。
— 西尾 克洋(幕下相撲の知られざる世界) (@NihilJapK) March 11, 2015
奔放な振る舞いや言動は、ヤンキーというよりも末っ子気質からくる天真爛漫さの方が近いのではないのかという印象を持ちます。
明るくて楽しいそのキャラクターから女性人気も高い阿炎関ですが、周囲には彼女がいるという事実はありませんでした。
しかしその人柄を知ると、恋人がいても特に不思議はありません。
いつもプーさんと一緒に寝てる阿炎^ ^ pic.twitter.com/nrc5xe0BJm
— 王輝 嘉助 (小池一毅) (@kazukisumo0612) 2016年1月21日
阿炎に彼女は?イケメン力士の出身や両親、ヤンキーという噂を調査まとめ
その豪快かつ積極的な相撲と個性的なキャラクターが魅力の阿炎関ですが、何か素晴らしい成績を上げれば一気にブレイクすることは間違いなさそうです。
力士の方にしては珍しいキャラクターは、少々誤解も招きかねないのかもしれませんが、その天真爛漫さは多くの人に受け入れられそうです。
稽古が嫌いで、痛いのも嫌、相撲が嫌いという過去。
それにも関わらず大相撲の舞台で活躍される力士に成長されているところを見ると、小学校時代の越谷練修会の監督さんの印象通りに素晴らしい才能の持ち主であることが分かります。
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