4月10日の『クレイジージャーニー』は、”アリマスター”の島田拓さんがゲストでした。
希少種のアリを求めて向かうのは、南米のアマゾンです。
アマゾンと聞くと、巨大で凶暴な生物がたくさんいるイメージがありますよね。
今回、『クレイジージャーニー』の取材班は、島田さんのアリハント旅に同行しました。
目的地は、南米北東部に位置する、フランス領ギアナです。
日本からは、飛行機を乗り継いで28時間かかる場所にあります。
フランス領ギアナは、南米のアマゾン地帯にあり、人口はおよそ25万人ほどです。
その面積は北海道と同じくらいですが、90%は熱帯雨林で覆われています。
多種多様な動植物が生息しているのですが、特にアリなどの昆虫類は10万種以上が生息していると言われています。
今回の旅で島田さんが狙うのは、「グンタイアリの行列」と「アントガーデン」と呼ばれるアリの巣です。
「グンタイアリ」は、100万匹を超えるコロニーを作り、狩りをして生活するアリです。
獲物は、カエル、ヘビ、トカゲなどの爬虫類の他に、サソリやタランチュラなどの毒を持つ危険な生物も含まれます。
獲物の多くは、自らの体よりも大きなものばかりで、”ジャイアントキリング”が日常なのです。
集団で獲物に襲い掛かりますが、襲われた方は最初は払いのけようとします。
しかし、次第にアリの数が増え、獲物の体を覆っていき、獲物の動きは止まり…、やめましょう。
もう一つの目的である「アントガーデン」は、木の上に作られたアリの巣です。
”アリの庭”の名にふさわしく、おがくずで作られた巣には、植物の種が植えられ、植物が育てられます。
島田さんは、この「アントガーデン」の中を見てみたいそうです。
さて、目的を果たすことがとはできたのでしょうか。
どのような旅になったのか見ていきましょう。
来週4月10日(水)23:56〜『#クレイジージャーニー』の放送再開です!「#アリマスター #島田拓 が南米アマゾンでレア種をハント」とにかく観たことない強烈な #アリ &生物が続々登場! ワールド全開なのでお楽しみに! #松本人志 #設楽統 #小池栄子 #tbs pic.twitter.com/O3yj6XoIYQ
— クレイジージャーニー (@Crazy_Journey) April 3, 2019
『クレイジージャーニー』での番組放送内容は?
”アリマスター島田拓が南米アマゾンでレア種をハント”となっていました。
放送され番組内容を紹介します!
関連サイト
アリハントの舞台へ 2種類のアリに遭遇 そして大きな…
一行は、車に乗り込み、今回のアリハントの舞台となるルラという村に向かいました。
意外と早くロッジに到着しましたが、”アマゾン感”に溢れています。
さっそくハントへ向かうのですが、島田さんはお馴染みの格好で登場しました。
吸虫管という、虫をお吸い取るための装置も用意されています。
島田さん、”吸虫管”、予測変換で出ません。
今回の目的は、「グンタイアリの行列」と「アリガーデン」を見つけることです。
島田さん、ジャングルの中を探し始めます。
上へ下へ、さらに石の裏を見たりと大忙しです。
すると、何か見つけました。
見つけたアリは、メダマハネアリでした。
このアリは、カマキリのような逆三角形の顔と大きな目をしています。
南米でも生息数は少ない、比較的珍しいもので、カクカクした特徴的な動き方をします。
もっと特徴的なのは、このアリはバッタのようにジャンプするのです。
葉っぱのような障害物があると、ピョンと飛び越えます。
南米に生息する、眼が大きくてカマキリのような顔のメダマハネアリ Gigantiops destructor。
触角を小刻みに震わせながら歩く姿が可愛い。https://t.co/pZzK7VgWyP pic.twitter.com/zkyXFvv7Cw— 島田拓 (@AntRoom_taku) 2016年3月12日
テングシロアリという、シロアリの仲間にも遭遇しました。
『ドラゴンクエスト』のスライムのように、頭が尖っているのが特徴です。土の中にトンネルを掘って森の中を行き来しているそうです。
テングシロアリの仲間で面白いのは、あの尖っている噴射装置は口ではなくおでこの辺りから形成されているっていうことですな。ちゃんと分泌腺がある。
上から見るとサシガメっぽいけど、横から見ると実は口は別にある。https://t.co/C3NscCswsl— 叱咤過侮離のtapa (@tapa46) 2016年10月1日
ジャングルに入って、わずか30分ほどで、アマゾンらしい2種類のアリに遭遇しました。
しかし、もっと驚きのものが目の前に…。
ああ、大きい…。あああ!
出ましたね。
ブラベラスという南米のゴキブリです。
サイズですが、10cm~11cmはありそうです。
やり過ぎですよね。
そんなに大きくなくてもいいのに。
デカいです!!#アリマスター#島田拓#アリ#ゴキブリ#アマゾン#松本人志#設楽統 #小池栄子#クレイジージャーニー#tbs pic.twitter.com/E107VTwVy0
— クレイジージャーニー (@Crazy_Journey) 2019年4月10日
さらに驚きなのが、島田さんがこの巨大なゴキブリに憧れていたことです。
申し訳ないですが、意味が分かりません。
小学生の頃に、ゴキブリを飼っていたそうです。
やっぱり意味が分かりません。
この時、気づきました。
「そうだ、この人”クレイジー”なんだった。」
「野性の姿を見れて嬉しい」と、島田さんご満悦でした。ええ…。
あった!あった!アントガーデン!
あっけなく見つかった、「アントガーデン」でした。
木の上に作られた巣と聞いていたので、小さな鳥の巣くらいかと想像していましたが、これも大きいですねぇ。
蜂の巣のようで、中のアリは凶暴なのだそうです。
ああ、アリさんいっぱいいらっしゃいます。
よく見ると、少し大きなアリと、ものすごく小さなアリがいることが分かります。
この「アントガーデン」に住んでいるのは、大きい「オオアリ」と小さい「シリアゲアリ」、そして好蟻性生物です。
島田さんは、この好蟻性生物がいるのかを調べたいのだそうです。
すると島田さん、「アントガーデン」を揺らして、中にいるアリをかごに集め始めました。
あああああああああああ~!
視聴者の心の悲鳴が聞こえてきそうです。
「たくさんいるなぁ」の10倍くらいいますね。
とはいえ、このアリ達も凶暴なので、ディレクターは噛まれて痛そうでした。
さて好蟻性生物ですが、中を覗くと、そこにいたのはまたもやゴキブリでした。
先ほどよりは大きくないので、いくらかはましです。
アリとゴキブリが共生しているということが分かりました。
ペルーで見た立派なアントガーデン。これに利用される植物はある程度限定されていて、種がアリ誘引して運ばせているらしい。 pic.twitter.com/g7W3x4Dcoc
— LA_熱帯草屋 (@LA_souya) 2019年4月10日
ジャングルを行くと なんだ!このカエル!
もう一つの目的である、「グンタイアリ」を探すため、再びジャングルの中を歩き始めました。
すると島田さん、何かを見つけたのか、突然ダッシュ。
いたのは、「キアシリクガメ」でした。
リクガメは泳げないカメです。
またもサイズは大きいのですが、なんだかかわいい見た目です。
ですが、島田さんから伝えられたのは衝撃の一言でした。
「食用にもなります」。
食べちゃうの~!
島田さんも、野生のリクガメを見るのは初めてだったそうで、興奮されていました。
テレビでやってたね、、キアシリクガメ
Iquitos, Peru pic.twitter.com/QucWlTFPyf— tanakay (@tanakay3gmailc1) 2019年4月10日
続けてチェックしていくのですが、なかなか「グンタイアリ」は見つかりません。
気づけば、7時間が経過していました。
辺りを探していると、地面に1cmくらいの緑の葉っぱのかけらが、たくさん落ちていました。
これは、「ハキリアリ」が運んでいる葉っぱです。
「ハキリアリ」は、”農業するアリ”として知られています。
外から集めてきた葉っぱを肥料にして、キノコを育てます。
クレイジージャーニー…キアシリクガメ…ブラベルス…ハキリアリ…パラポネラ…ライトトラップワタシタチヤラナカッタ…
ジャングルニ…カエリタイ…… pic.twitter.com/0QDPUpBwFB— Fascioray (@fascioray) 2019年4月11日
ジャングルの中の土の盛り上がった部分には、「ハキリアリ」が育てているキノコの「菌園」があるそうです。
”キノコ農場”ですね。
島田さんは、この「菌園」の中に好蟻性生物がいるのか確認したいそうです。
巣の周辺を掘り進めると、アリ達が出てきました。島田さん、痛そうにしています。
葉っぱをちぎって運ぶ「ハキリアリ」は、木の枝を切るほどアゴの力が強いのです。
噛まれた島田さん、手が血だらけで痛そうです。
好蟻性生物はいたのですが、またしてもゴキブリでした。「どこにでもおんな!自分!」
感動する島田さんと、ディレクターの温度差が面白いですね。
ハキリアリ実物初めてみた
上手いこと葉っぱ切って運んでるしそれを使って菌を栽培して収穫するとか意味わからん面白すぎる pic.twitter.com/wNiMZbM4rY— サカシマY (@_sakasimaY) 2019年4月9日
アリスアブがアリに口を突き刺して、体液を吸っています。
字面すごいですね。
あざとかわいいアリスアブ#虫の日コンテスト pic.twitter.com/Xq1jZYY6m0
— 雄氏 (@Osushi805) 2019年4月11日
今度は、オオヒキガエルに遭遇しました。
島田さん、オオヒキガエルを捕まえましたが、その時何かが出ました。
オオヒキガエルさん、尿放出されました。
結構な量ですよ、人間の量ですね。
オオヒキガエル、腹に水を貯めておいて、驚くとそれを出すそうです。
「ああ怖い怖い!オシッコしたろ!」、「ああビックリした!オシッコしたろ!」、なぜ?年配なんでしょうか。
オオヒキガエル pic.twitter.com/Ssvsu77hMi
— うーたむ (@RE_U_tamu) 2019年4月3日
グンタイアリを探しにナイトサファリ
あっという間に日が暮れてしまい、「グンタイアリ」探しは一時中断。
夕食はピザなのか、パイなのか。
それでは翌日とはならず、夜も探しに行くそうです。
ここで作戦が。
ライトトラップという罠を仕掛けることにしました。
白い布に光を当てて、虫をおびき寄せるという作戦です。
ベタと言えばベタですね。
さて、「グンタイアリ」はいるんでしょうか。
あれ?ハチでしょうか?そう見間違える虫が集まっていました。
いえ、それが「グンタイアリ」のオスだったのです。
グンタイアリ
数の暴力を体現したようなアリ
同じ群れの中でも役職によって体つきや大きさが異なる
行列を邪魔する奴は何であろうと確実に殺す
蟹とか体内に潜って内側から食い破って殺す pic.twitter.com/Yvhr1mV9Xw— 螺子猿 (@rakugaki_monkey) 2016年5月19日
お尻を曲げて、刺そうという仕草をしています。
長いアゴの顔が特徴的です。
悪そうですね~。
こうして「グンタイアリ」がいるということは、近くに巣があるということです。
辺りを探すと、行列を発見しました。
今年に行った南米フレンチギアナで、大きな課題の一つは、グンタイアリの行列をどうやって撮影するか?でした。やはりマクロに強い広角レンズしかありません!https://t.co/LGvHeQSiIy pic.twitter.com/5bPpMqbZoF
— 島田拓 (@AntRoom_taku) 2016年11月26日
見つけたのは、「ナミグンタイアリ」でした。
しかも引っ越し中という、レアな状況に遭遇しました。
「ナミグンタイアリ」の働きアリは刺されても痛いだけですが、兵隊アリは毒を持っているため非常に危険だそうです。
偶然、行列の中に好蟻性生物の「ハネカクシ」を発見しました。
「ハネカクシ」は、「グンタイアリ」の行列でしか見つけられないそうで、とても貴重なんだそうです。
ヨコヅナアリの行列を一緒に歩く好蟻性ハネカクシ。
外見も歩く速度もアリにそっくりです。
#アリの巣で暮らす虫が好き pic.twitter.com/TB19NhtdaS— 島田拓 (@AntRoom_taku) 2019年4月11日
この後も、「ヤママユガ」や危険な「タガメ」などの珍しい虫に遭遇しました。
この日の採集はこれで終了となりました。
関連サイト
クレイジージャーニーアリマスターの島田拓が南米アマゾンへ!まとめ
島田さんは、南米アマゾンで「グンタイアリ」と「アントガーデン」を見つけることができました。
「アントガーデン」は蜂の巣ほどの大きさがある大きなもので、中には大きなアリと小さなアリ、そして好蟻性生物のゴキブリが共に暮らしていました。
見つけた「グンタイアリ」は「ナミグンタイアリ」でした。
行列は引っ越し中で、行列の中に好蟻性生物の「ハネカクシ」を偶然見つけることもできました。
「グンタイアリ」の兵隊アリは、毒を持っていてとても危険です。
島田さんは、毒を持ていない働きアリに噛まれ、嬉しそうに自撮りしていました。
クレイジージャーニーを見て頂きました皆さまありがとうございました!
南米に行くのは数年ぶりで、初めて見る虫との出会いも多く、僕自身かなり興奮した旅となりました。
本当に幸せな時間でした。 pic.twitter.com/O58PEmaCN2— 島田拓 (@AntRoom_taku) 2019年4月10日
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