クレイジージャーニー佐藤健寿がタイ地獄寺、北朝鮮、神戸の廃墟の女王へ!

4月17日に放送された『クレイジージャーニー』は、「奇界遺産」でお馴染みの佐藤健寿さんがゲストでした。

これまで、『クレイジージャーニー』では佐藤さんによる「奇界遺産の旅」が何度も放送されてきました。

今回の旅は、一部新作の他、過去に放送できなかった未公開の部分を合わせた、アソート的な内容でした。

訪れたのは、タイの「地獄寺」、北朝鮮、そして日本の「摩耶観光ホテル」の3カ所です。

タイでは、「地獄寺」以外にも、「シリラート博物館」や廃棄された飛行機の住居にも訪れました。

北朝鮮に行った目的は、「マスゲーム」を見ることでした。
よくニュースなどで見る、北朝鮮の定番となっている団体芸ですね。
佐藤さんが北朝鮮に滞在したのは一週間でしたが、その間どのように過ごしたのでしょうか。

そして、日本の「摩耶観光ホテル」です。
兵庫県神戸市の摩耶山中腹にある「摩耶観光ホテル」は、”廃墟マニア”の間では有名な場所なのだそうです。

しかし、現在は完全立入禁止となっており、今回の撮影では特別に許可を取ったのだそうです。

佐藤さん=奇界遺産ですが、やっぱり廃墟ではないでしょうか。
「摩耶観光ホテル」の外観や内部、またどのような経緯で廃墟となってしまったのでしょうか。

今週の『クレイジージャーニー』を振り返ってみましょう。

『クレイジージャーニー』での番組放送内容は?

『奇界遺産』佐藤健寿が『北朝鮮』を訪問し、超貴重な○○を激写…入国をした者のみが知る現実とは?
さらにタイ『地獄寺』の世にも奇妙な実態に迫る!
そして、立入禁止『廃墟の女王』に特別潜入!その光景とは?

放送され番組内容を紹介します!

関連サイト

タイの「地獄寺」

まず、タイは日本と同じく仏教徒が多数を占めます。
ですが、日本の仏教とは異なっており、スリランカから来た上座部仏教です。

ヒンドゥー教の影響を強く受けている上座部仏教は、日本と比べるとエキゾチックな印象を強く受けます。

さて、「地獄寺」はどのような場所なのでしょうか。

”地獄”のネーミングのインパクトもすごいですが、その名の通りに寺の中は”地獄”の世界観が広がっています。

仏教といえば、念仏を唱えて極楽浄土へと考えてしまいますが、タイで強調されるのはそっちではないそうです。

タイでは、むしろ仏教の教えの”戒め”の部分、「こういうことをしてはいけない」という”教訓”の部分が強調されているそうです。

「地獄寺」はバンコクから4時間の場所にあります。
寺の中には動物の模型が並び、ディレクターの口からは「テーマーパークみたい」といった感想も出ました。

お寺の割にはポップな印象を受けますが、れっきとした由緒あるお寺です。
子供たちに仏教の教えを伝えるために作られました。

現在は”地獄”を表現した石像が並んでいますが、昔は「地獄絵」で表現していたそうです。

それぞれの石像は、仏教の教えをテーマにして製作されています。
例えば、

  • 学校をサボると罰を受ける
  • ドラッグをやっていた者は、バイクに轢かれる(地獄にも文明が?)
  • 暴走族は、牛にされる(頭の中がスカスカだから)
  • 豚を殺した者は、豚にされる
  • 美に執着する者は、悪鬼になる(ミスワールドの亡霊がモチーフに)

我欲の追求 icon-angle-double-right 悪徳 icon-angle-double-right 罰

の流れのようです。
この他にも、不気味な石像や、残酷な描写の石像がたくさん並んでいます。

”子供への教育”が目的なのですが、子供だからやっぱり怖くなってしまいますよね。

そんな時には、踊る動物の石像を見て気分を取り戻してもらうのだそうです。

「ちょっとふざけてませんか?」と思えるところが、ちょくちょく見かけられて面白かったです。
でも、住職はいたって真面目で、”教育”と言い張っています。

お寺の中に並ぶ石像は、ダリアンさんという職人によって製作されています。
ダリアンさんは、住職からの”教え”をテーマにして、石像を製作しているそうです。

佐藤さんは、やっぱりふざけているのではないかと思い、その質問をダリアンさんにもしていました。

ダリアンさんは、ふざけていることは否定していましたが、作っていると楽しくなってきてしまうそうです。

「悪い子はいねぇがぁ!」の精神は、所変われど変わらずのようです。

でも、なぜ暴走族がバイクに轢かれていないんでしょうか?「そっちでしょ!」と、思わず心の中で突っ込んでしまいました。

北朝鮮「マスゲーム」

この北朝鮮の旅は、2018年9月9日の北朝鮮建国70周年に合わせて行われました。
建国70周年を祝ってイベントが行われ、「マスゲーム」もその一環として行われます。

ニュースなどで見ると、頻繁に行われているような印象がありますが、現在はそうでもないそうです。
若者のマスゲーム離れ…。

現在の金正恩総書記になってからは、「マスゲーム」の頻度は減り、この70周年記念イベントで5年ぶりとなっていたそうです。

「マスゲーム」の練習には半年を要し、直前の一か月前ともなれば、会社や学校を休みにして練習に打ち込むそうです。やり過ぎでしょう。

舞台となるのは11万人を収容できるスタジアムです。
みなさんが今想像されている、”例のスタジアム”で合っていると思います。

参加者は、およそ10万人。
そのうち5万人は子供だそうです。
イベントは何日間かに渡って開催されますが、金正恩総書記は初日にしか会場に現れません。
じゃあ、誰得?状態ですよね。

「マスゲーム」も面白かったですが、それよりも興味を引いたのは北朝鮮での滞在でした。

  • 佐藤さんの滞在期間は1週間
  • その間、連絡手段は一切なし
  • 携帯は不通、Wi-Fiもなし
  • 外出時は常時ガイドが付き添う
  • 撮影して欲しくないときは、レンズを塞がれる

これは軟禁?なんでしょうか。
外出時には、常にガイドが側にいて離れません。
ガイドというよりは、監視員に近い印象を受けました。

佐藤さんが滞在したのは首都・ピョンヤンでしたが、人々の服装や外見はいたって普通だったそうです。
街中のビルは、ハリボテではないのかという疑いがありましたが、実際にはそんなことはなかったそうです。

料理は、日本で親しまれている韓国料理を質素にした感じだそうです。
焼肉は牛肉や豚肉ではなく、アヒル肉でした。
それはそれで、どのような味か気になりますね。

10万人による「マスゲーム」は、一糸乱れぬ感じが写真からも伝わってきました。

しかし、滞在中は息苦しさもあり、多少はストレスも感じたようでした。

廃墟の女王「摩耶観光ホテル」

「摩耶観光ホテル」は、兵庫県神戸市の摩耶山にあります。
現在は24時間監視され、完全立入禁止となっています。

1929年にケーブルカー会社の保養施設として、建設されました。
廃墟の時期を挟んで、戦後は「摩耶観光ホテル」として利用されましたが、台風被害により営業停止に。
その後、再び「学生センター」となりましたが、それも廃業してしまいました。

こうした経緯で廃墟化した「摩耶観光ホテル」は、形が美しく、豪華であっただろう内装の名残もあり”廃墟マニア”からは人気があるそうです。

佐藤さんは、4階にある入り口から入ろうとしますが、突然アナウンスが。

どうやら、センサーが人の侵入を察知し、機械のアナウンスが流れる仕組みになっているようです。

アナウンスは、「警備中なので退出してください」という内容でした。

「摩耶観光ホテル」の内部は、アールデコ調に彩られ、豪華客船の装飾品を利用した内装だったそうです。
きっと、当時はとても豪華だったんでしょうね。

4階から中に入り、下へと順に進みました。
その途中には、非常口や「額縁の間」と呼ばれるガラス張りの部屋、客室だった洋室・和室、浴室、食堂などがありました。

屋上に出ると、下には神戸の街が広がっています。
周りの木々が整えられていれば、神戸の夜景を一望できる、大パノラマだったでしょう。

ドローンで全体を撮影しましたが、確かに優雅な形で、当時はかなり美しかったことが想像できます。

内部は崩落している箇所があったり、落書きも多くあります。
それでも、歴史的建造物としての価値も高いため、現在は有形文化財登録に向けた保存活動もされているそうです。
佐藤さんは、この保存活動に共感して、応援したいのだそうです。

タイ番外編

タイ「地獄寺」の番外編ですが、まず一つ目は、法医学博物館の「シリラート博物館」です。

中には、ミイラや遺体の一部などの標本が展示されています。
病気や事故で亡くなった子供や、バラバラ遺体の一部のミイラ、連続殺人犯のミイラなどです。
正直、かなりキツイですよね。こんなにはいらないです。

連続殺人犯は、子供を5人殺害した罪で処刑されました。
処刑だけではなく、ミイラとして死後も人目にさらされる罰を受けさせる意味もあるそうです。

「地獄寺」といい、タイの善悪の価値観は独特のものがあるんですね。

そして、もう一つが「廃棄された飛行機の住居」です。

飛行機の残骸に住む人を訪ねたのですが、あまり歓迎はされていないようです。
それには理由があり、どうやら不法にこうした生活をしているようです。

何でも、飛行機は解体するのにも数億円という費用が掛かります。
佐藤さんは、航空会社がこうした人々と結託して、飛行機を不法投棄しているのではないかと推測していました。

それを表すかのように、飛行機内部の撮影は拒否されました。
外部からの撮影だけが許されましたが、ロゴの跡などはなく、航空会社が判別できないようにされています。

クレイジージャーニー佐藤健寿がタイ地獄寺、北朝鮮、神戸の廃墟の女王へ!まとめ

地獄寺
「地獄寺」には”地獄の罰”をテーマにした石像が、多数並んでいました。

石像を作った目的は、子供たちへの教育だそうです。
住職からの”教え”をテーマに、職人のダイアンさんが製作しています。

一見ポップで、テーマパークっぽさもありますが、よく見ると石像はどれも不気味で怖いものばかりです。

北朝鮮
北朝鮮には、「マスゲーム」を撮影しに行きました。

2018年の建国70周年を祝うイベントでは、10万人による「マスゲーム」が行われました。
「マスゲーム」の練習には半年が費やされ、直前一か月ともなれば、会社や学校を休みにして練習に打ち込みます。

1週間滞在しましたが、その間は外部との連絡手段はありませんでした。
さらに、外出中は常にガイドが付き添うという状況だったそうです。

北朝鮮の人々の見た目は普通で、街並みにも違和感はなかったそうです。
料理は質素な韓国料理という印象でした。

摩耶観光ホテル
「摩耶観光ホテル」は元々、ケーブルカー会社の保養施設として建設されました。
その後、豪華客船の内装を利用した「摩耶観光ホテル」となり、「学生センター」時代を経て廃墟化しました。

ドローンを使った撮影も行われました。”廃墟の女王”の名にふさわしく、優雅さは十分に感じ取れました。

現在、「摩耶観光ホテル」は24時間監視の完全立入禁止となっています。
そして、有形文化財登録へ向けた保存活動も行われています。

タイ番外編
法医学博物館「シリラート博物館」は、遺体やミイラなどが展示されています。
その中の連続殺人犯のミイラは、処刑後も人目にさらされるという罰が与えられているそうです。

廃棄された飛行機の住居は、住人から歓迎されませんでした。
内部は撮影拒否され、外部のみ撮影が許されました。

その理由は、推測ですが、航空会社が住人と結託して飛行機を不法投棄しているからだそうです。
飛行機の解体には、数億の費用が掛かります。

「摩耶観光ホテル」の取材では、別の企画も行われ、その内容は後日公開されるそうです。

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