甲子園歴代投球数ランキングまとめ!948球で斎藤佑樹(早実)が最多

今回は、甲子園歴代投球数ランキングについてまとめてみました。

球数制限の導入で度々話題になる、甲子園の投球数。

いったい甲子園歴代投球数ランキングには、どのような顔ぶれが揃い、何球投げているのでしょうか。

そして、このランキングから何人がプロ入りしたのかについても調べてみました。

彼らの成績や現在についてまとめています。

甲子園歴代投球数ランキングまとめ!

まとめました甲子園歴代投球数ランキングは、「1990年以降の夏の甲子園」という条件によるものです。

  1. 斎藤佑樹(早稲田実業・2006年):948球
  2. 吉田輝星(金足農業・2018年) :881球
  3. 川口知哉(平安・1997年)   :820球
  4. 今井重太朗(三重・2014年)  :814球
  5. 島袋洋奨(興南・2010年)   :783球
  6. 松坂大輔(横浜・1998年)   :782球
  7. 大野倫(沖縄水産・1991年)  :773球
  8. 吉永健太朗(日大三・2011年) :766球
  9. 福岡真一郎(樟南・1994年)  :742球
  10. 吉岡基紀(京都成章・1998年) :713球

1位は”ハンカチ王子”で一世風靡した現日本ハム・斎藤佑樹投手の948球でした。

改めて見ると、大変な投球数ですね。

ちなみに、斎藤佑樹投手と決勝で対戦した現ヤンキースの田中将大投手(駒大苫小牧・2006年)は、658球で14位でした。

”平成の怪物”松坂大輔投手が6位の782球というのは、意外だったのではないでしょうか。

特に、PL戦の完投が有名ですよね。

2位は、”金足フィーバー”の吉田輝星投手。

熱投はまだ記憶に新しいところですが、まさかの歴代2位の投球数でした。

平成で比較しても、夏の暑さの厳しさは年々苛酷になってきましたよね。

そんな酷暑の中での881球は、相当な負担だったでしょう。

夏の甲子園は、8月にだいたい2週間程度開催されます。

現在のプロ野球の先発投手は、1週間に1回登板し、100球がスタミナや高いパフォーマンスで投げられる目安です。

しかしながら、この甲子園歴代投球数ランキングのメンバーは、そんな現代のプロのおよそ3倍以上を2週間で投げていることになります。

多くの場合、高校野球のエースは予選から完投が当たり前。

このメンバーのほとんどは、ひと夏でゆうに1500球は投げているでしょう。

そう考えると、本当にタフな投手たちですね。

その後、プロ入りした投手は何人?成績や現在も

続いては、上でお伝えした「甲子園歴代投球数ランキング」のメンバーからプロ入りした投手たちについて見ていきましょう。

このランキングからプロ入りした投手は、5名になります。

斎藤佑樹投手(日本ハム)

”ハンカチ王子”の斎藤佑樹投手は、高校卒業後は早稲田大学に進学し、大学卒業後に北海道日本ハムファイターズに入団しました。

プロ9年での通算成績は、15勝26敗で防御率4.34です。

入団から2年目までは先発ローテーションで投げましたが、以降は中継ぎなどで投げることも増えました。

近年では1軍に定着することにも苦しんでおり、甲子園での活躍からするとファンの期待には応えられていません。

吉田輝星投手(日本ハム)

吉田輝星投手は、金足農業高校からドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団しました。

ルーキーイヤーだった2019年は1軍での登板機会にも恵まれ、4試合に先発して1勝3敗という成績でした。

プロの洗礼を浴びながらも、ストレートの威力がプロでも通用する場面も見せています。

2年目となる2020年シーズンは、さらなる成長が期待されていることでしょう。

川口知哉投手(オリックス・ブルーウェーブ)

元阪神・井川投手や阪神・能見投手と同世代の川口知哉投手。

その年の注目候補として、平安高校からドラフト1位でオリックス・ブルーウェーブに入団しました。

しかし、制球難とけがに苦しみ、実働3年で引退します。

引退後は住宅の外装関係の仕事に就き、アマチュア野球の指導も始めました。

その後、女子プロ野球の監督となり、2018年に京都フローラを優勝に導いています。

島袋洋奨(ソフトバンク)

高校卒業後は中央大学に進学し、2014年にドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団しました。

島袋洋奨投手の高校時代を知るファンからは、プロ野球での活躍も期待されていました。

しかし、思うような投球はできず、2017年には左肘の手術も経験しています。

残念ながら1軍での登板機会がほとんどないまま、2019年に現役引退されました。

現在はサポーターなどを販売するアスリートビジョン社の販売員として、都内や横浜で活躍されているそうです。

松坂大輔投手(埼玉西武)

”平成の怪物”は、横浜高校からドラフト1位で西武ライオンズに入団しました。

その後は、プロ野球界を代表する投手となり、WBC優勝にも貢献。

輝かしいキャリアはメジャーへと舞台を移しましたが、トミージョン手術を受けてからは、その輝きを失いました。

日本球界復帰後はソフトバンクと中日でプレーし、2020年は古巣・西武に復帰しています。

田中将大投手(ヤンキース)

”マー君”でお馴染みの田中将大投手は、現在ヤンキース所属のメジャーリーガーです。

甲子園で斎藤佑樹投手と投げ合った後、そのまま楽天に入団。

楽天悲願の優勝に貢献するなど、日本を代表するピッチャーに成長しました。

 

実は「甲子園歴代投球数ランキング」には、11位に正田樹投手(桐生第一→日本ハム)、12位に辻内崇伸投手(大阪桐蔭→巨人)、13位に一二三慎太投手(東海大相模→阪神)がいます。

いずれも、甲子園を沸かしドラフト最注目候補となった選手たちばかりですね。

しかしながら、辻内投手と一二三投手は肘や肩の故障に苦しみ、1軍での登板なく現役引退されました。

甲子園での投球数は度々議論になりましたが、一部では大学野球の投手酷使も指摘されています。

メディアでも取り上げられやすい甲子園と異なり、大学野球の実情はあまり報道がありません。

以上、今回は甲子園歴代投球数ランキングとそこからプロ入りした投手たちの現在についてまとめました。

まとめ

  • 甲子園歴代投球数ランキング1位は、現日本ハムの斎藤佑樹投手で948球
  • 現ヤンキースの田中将大投手は14位
  • 松坂大輔投手は6位で782球
  • 夏の甲子園は8月に2週間ほど開催される
  • 甲子園歴代投球数ランキングトップ10から5名がプロ入り
  • 5名の内、2名はけがで引退している

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