5月14日の『マツコの知らない世界』、もう一つのテーマは「万年筆インクの世界」でした。
ゲストには、武田健さんが登場し、万年筆インクの魅力について語っていました。
武田健(たけだ けん)さんは、1968年生まれで東京都のご出身です。
早稲田実業高校を卒業した後は、玉川大学、目白大学、慶應義塾大学を卒業されています。
いずれの大学でも、主に文学について学んだそうです。
現在の肩書は、テキストクリエイター、万年筆インク案内人、文具ライターそして山田瑛美研究家となっています。
趣味は文章を書くことの他に、インクや万年筆とその収集。
さらに、香水、マスキングテープや手ぬぐいを収集したり、落語、文楽、歌舞伎と多趣味でいらっしゃいます。
万年筆やインクと出会ったのは2010年頃のことで、現在までに収集したインクの数は2000種類になるそうです。
文具ライターとしての顔も持つ武田さんは、雑誌『趣味の文具箱』で「HAPPY INK LIFE」というコラムを執筆されています。
文章を書くことだけでなく、その道具の万年筆とインクにも興味が広がり、それがまた書くことに繋がっているのはすごいことですね。
”2000種類の万年筆インクの見本帳を手作りする男”武田健さんが語る、「万年筆インクの世界」を振り返っていきましょう。
また万年筆インクの世界見てるー!
武田さんはツイッターで元々フォローしていたけど声や話し方を後から知るって面白い体験だな。色んな世界があって本当に楽しい。 pic.twitter.com/tmhiHmIdfZ
— Juvelia 5/24〜5/30なんばマルイPOP UP SHOP (@juvelia_box) 2019年5月15日
”万年筆インクの世界”をテーマにした『マツコの知らない世界』の番組放送内容は?
万年筆インクで人生が変わった
まずは、オープニングトークからです。
- 万年筆インクには、ブラックとブルーブラックしかないと思われているが、最近はインクの色が増えてブームになっている
- デジタルの文字ではなく、あえての手書き文字をインスタにアップする人が増えている(手書きで個性を出す)
- 武田さん「万年筆インクで人生が変わりました」
- 当時、武田さんは6年付き合った恋人と別れた
- 日記を書いていたが、それが書けなくなるほど落ち込んだ
- その時、書道家の先生から手紙をもらい、「万年筆で文字を書いてみてはどうか」と勧められた
- 助言に従い万年筆とインクを買ったら、すんなり日記が書けるようになった
- 書道では、墨をすっているだけで心が落ち着く
- 同様に、万年筆でもインクを吸わせている時に気分が落ち着く
- 人生が変わった
なんでしょう、怪しい勧誘なのでしょうか。
言っている内容は理解できるのですが、語り口がなんともあれ系の特徴的な…。
さあ、先へ進みましょう。
武田さんのプロフィールなどです。
- 武田さんは現在51歳
- 2010年に万年筆インクと出会う
- ちょうどその頃から、文具会社が様々な色のインクを発売する
- 出会って半年で100種類以上を収集
- 2018年現在で、コレクションは2000種類
- 常日頃から万年筆とインクを持ち歩いている
- 30種類以上の万年筆ケース(持参したのは3種類)
- 財布の中身よりも、持ち歩いている万年筆やインクの方が高価
- ”インク見本帳”を作っている(個人的に自作している)
- リングファイル登場(色の系統ごとにファイルを作っている)
- リングファイルの中には、名刺サイズの色見本が入っている
- 武田さん「これ(見本帳)を作っている時が幸せ」、マツコ「病気」
二人の後ろには、武田さんのインクコレクションの一部が並べられていました。
その中から、まず一つ紹介されました。
「TOKYO METRO COLOR」
- 東京メトロの路線カラーをイメージ
- 9個(路線)で1セット
- 12,960円(税込)
- 千代田線と南北線の違いが微妙(でもこれが東京メトロ公認カラー)
ブングボックスの東京メトロカラーインクがⓂ️昨夜人気番組で紹介されました❣️お陰様で大反響を頂いています❣️人気番組での紹介のパワーは凄いですね。
明日から当面の間浜松本店でも販売いたします(^^)
皆様のご来店をお店でもウェブサイトでもお待ちしています❣️#bungubox #ink #tokyometro #sailor pic.twitter.com/ZqNkMKoXMW— ブングボックス (@bungbox) 2019年5月15日
究極の万年筆インクを紹介!
武田さんの人生を変えた2つのインク
武田さんの人生を変えたインクには、それぞれにエピソードもありました。
①「フラミンゴピンク」
- ダイアミン社(英)
- 648円(税込)
- バイトから文具ライターになった
- 文学の勉強のために2回くらい大学に行った後、大学院にも行っていた(卒業した頃には35、36歳になっていた)
- それまではアルバイトと学業(WEB関係のバイトが多かった)
- 日記を書くのが日課
- 奄美大島へ旅行に行った
- その際に日記用にフラミンゴピンクを選んで持って行った
- 手書きの日記をツイッターやブログにアップしていたところ、それが文具雑誌の編集者の目に留まり、インタビューを受けることになった
- そのインタビュー記事の評判が良く、「インクのコラムを書いて下さい」というオファーが来た
- 完全なピンクではなく、朱色やオレンジ寄りのピンク
②「色彩雫 月夜」
- PILOT社
- 1,620円(税込)
- PILOT社の色彩雫(いろしずく)シリーズ
- 武田さんがオリジナルインクを発売することになった
- インク瓶の下がすぼまった形をしている(少なくなった時に、ペン先で吸いやすくする工夫がなされている)
- 色はブルーブラック
- このインクでお礼状を書いたところ、オリジナルインクのプロデュースをすることになった
5月15日放送の「マツコの知らない世界」で紹介されました色彩雫(月夜)です。
その他の色もございますので、素敵なインクに出会いましょう✨✨ pic.twitter.com/utC7Izr6gh— 多山文具 本通ヒルズ店 (@tayama_hills) 2019年5月15日
武田さんがプロデュースしたのは、「星座をイメージしたインク」
- 12星座12色をプロデュース
- 「ZODIACインク」1,836円(税込)/ブングボックス
十三星座プロジェクト
裏十三星座プロジェクト
この類の投稿はこのタグ使っても良いのかわからないので…
マツコの知らない世界でやっていたのですが、この万年筆インクめちゃめちゃ良くないですか…?担当星座と自分の星座のが欲しい笑 pic.twitter.com/EDcSqy0NkO— 文月 (@dukifflilycnelo) 2019年5月14日
インクのにおいを嗅いで回想
武田さんの密かな楽しみ方は、インクのにおいを嗅いで、「あの時」を回想することだそうです。
香りを付けたインクも発売されています。(瓶もおしゃれ)
①「三田三昭堂」(館林市)3,240円(税込)
- 木のにおい(ヒノキ)
- やや緑が入った黒
②「エルバン カカオブラウン」1,728円(税込)
- チョコレートの香り
③「墨インク」3,240円(税込)
- 墨の香り
④「モンブラン エリクサーパフューマー ウッド&タバコグレー」8,640円(税込)
- 武田さんおすすめ
- 香水そのもののような香り(インクのにおいはほぼない)
- 色はグレー(タバコの香り)
ご当地インク
日本全国には、およそ500種類のご当地万年筆インクがあるそうです。
- 静岡県は「富士宮焼きそばオレンジ」
- 北海道は海をイメージした「襟裳岬インク」
と、ご当地インクがブームになっています。
①「静岡県 静岡茶」2,376円(税込)
お茶の色をイメージ
②「岡山県 児島デニム」2,160円(税込)
岡山県の名産、デニムをイメージしたインク
マツコの知らない世界の「万年筆インクの世界」で、岡山県の名産・デニムをイメージしたインクが紹介されました。https://t.co/caR7Z4Hk55 pic.twitter.com/6O4z1FYUNc
— you sakana (@yousakana) 2019年5月15日
③「大分県 湯上りピンク」2,160円(税込)
温泉上がりの頬をイメージ
オリジナルインク作り
万年筆マニアの究極の楽しみ方、「ミキシングインク」も紹介されました。
本来は、それぞれのインクの濃度が異なるため、混ぜてはいけません。
しかし、混ぜること専用のインクが販売されているそうです。
「カリフォリオ インク」2,268円(税込) フランス製
全36色から、好きな色を組み合わせて、自分だけのオリジナルインクを作ることができます。
武田さん自作の色見本をもとに、マツコさんもオリジナルインク作りに挑戦しました。
スポイトで1滴ずつ垂らしていき、混ぜ合わせていきます。
マツコさんは3色を選んで混ぜ合わせ、分量を調整して作っていました。
出来上がったのは、なんともいえない土留色(どどめいろ)でした。
今週の『マツコの知らない世界』、「万年筆インクの世界」は以上になります。
マツコの知らない世界【武田健の万年筆インク】で星座インク(ZODIAC)などを紹介!まとめ
- 武田健さんは、文具ライターをしている、現在51歳の男性
- 2010年に万年筆インクに出会い、半年で100種類を収集、2018年には2000種類になった
- 6年間交際していた恋人と別れ、落ち込んでいた時に、書道家の先生から万年筆を勧められたのがきっかけ
- 万年筆インクと出会って人生が変わった
- アルバイトから文具ライターになったり、オリジナル万年筆インクのプロデュースもできるようになった
冒頭で紹介されたインク
- TOKYO METRO COLOR(東京メトロ9路線をイメージ)
人生を変えたインク2選
- ダイアミン フラミンゴピンク
- PILOT 色彩雫 月夜
武田さんのオリジナルインク
- ブングボックス ZODIACインクシリーズ
香りのあるインク
- 三田三昭堂
- エルバン カカオブラウン
- 墨インク
- モンブラン エリクサーパフューマー ウッド&タバコグレー
ご当地インク
- 静岡県 静岡茶
- 岡山県 児島デニム
- 大分県 湯上りピンク
混ぜてオリジナルインクを作れるインク
- カリフォリオ インク(フランス製)
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