2020年を迎えるまでに東京オリンピックの聖火ランナーが出そろいましたね。
私の姉と姪も埼玉県で聖火ランナー募集しましたが、見事(?)落選しました。
募集するために募集動機を含む自己紹介文を書いたそうですが、高い競争率の前には一般市民の選抜は簡単ではないですね。
ところで今回全国の都道府県を走るランナーを見ると、芸能人がかなり選出されています。
そこで今日は、聖火ランナーの各都道府県別の一覧を紹介したいと思います。
その中には芸能人がかなりいることも判明し、芸能人選考疑惑(?)についても見て行きたいと思います。
聖火ランナー芸能人都道府県別一覧
北海道・東北
【福島県】3月26日〜3月28日
- なでしこジャパン(サッカー女子代表)
【秋田県】6月9日〜6月10日
- 佐々木如美(スキー選手)
【青森県】6月11日〜6月12日
- 古坂大魔王(お笑いタレント)
- 斎藤春香(ソフトボール選手)
【北海道】6月14日〜6月15日
- 竹内智香(スノーボード選手)
【岩手県】6月17日〜6月19日
- のん(女優)
- 小林陵侑(スキー選手)
- 森重隆(日本ラグビー協会会長)
- 錦木(大相撲力士)
【宮城県】6月20日〜6月22日
- 千葉雄大(俳優)
関東
- 田臥勇太(バスケットボール選手)
- 福田薫(お笑いタレント)
- 益子卓郎(お笑いタレント)
- 平野早矢香(元卓球選手)
【群馬県】3月31日〜4月1日
- 堀江翔太(ラグビー選手)
- 中山秀征(タレント)
- 井森美幸(タレント)
- 猪谷千春(アルペンスキー選手)
- 荻原次晴(元スキー選手)
【山梨県】6月27日〜6月28日
- 三遊亭小遊三(落語家)
- 大村智(ノーベル医学・生理学賞)
- 武藤敬司(プロレスラー)
- 宮沢和史(歌手)
【神奈川県】6月29日〜7月1日
- 出川哲朗(お笑いタレント)
- アレックス・ラミレス(プロ野球監督)
- KENZO(ダンサー)
- 加山雄三(歌手)
- 草笛光子(女優)
- 廣瀬俊朗(ラグビー選手)
- 谷原章介(俳優)
- 千住真理子(ヴァイオリニスト)
- 佐々木彩夏(アイドル、女優)
- 玉井詩織(アイドル、女優)
- 高城れに(アイドル、女優)
- 具志堅幸司(元体操選手)
【千葉県】7月2日〜7月4日
- 増田明美(元マラソン選手)
【茨城県】7月5日〜7月6日
- 畑岡奈紗(プロゴルファー)
- 白石美帆(女優)
- 鈴木桂治(柔道家)
- 毛利衛(宇宙飛行士)
- 加藤沢男(元体操選手)
- 渡辺徹(俳優)
- 研ナオコ(歌手)
- 羽田美智子(女優)
【埼玉県】7月7日〜7月9日
- 堀越正己(元ラグビー選手)
- 鈴木昭重(1964年の聖火台製造)
- 羽生善治(将棋棋士)
【東京都】7月10日〜7月24日
- 原辰徳(プロ野球監督)
- 亀梨和也(アイドル、俳優)
- 中川翔子(タレント)
- 志村けん(お笑いタレント)
- 石川さゆり(歌手)
- 狩野舞子(元バレーボール選手)
- 山下洋輔(ジャズピアニスト)
- 北野大(大学学長)
信越・北陸
【福井県】5月30日〜5月31日
- 五木ひろし(歌手)
- 佐藤希望(フェンシング選手)
- 高橋愛(歌手、女優)
【石川県】6月1日〜6月2日
- 中川真依(元飛び込み選手)
- 一青妙(女優、エッセイスト)
【富山県】6月3日〜6月4日
- 荒瀬洋太(元競泳選手)
【新潟県】6月5日〜6月6日
- おばたのお兄さん(お笑いタレント)
- 横澤夏子(お笑いタレント)
- 小林幸子(歌手)
- 中村真衣(元競泳選手)
東海
【岐阜県】4月4日〜4月5日
- 竹下景子(女優)
- 日比野克彦(アーティスト)
- 伊藤英明(俳優)
- みやぞん(お笑いタレント)
- 紺野美沙子(女優)
- さくらジャパン(ホッケー女子代表)
- 山本耕史(俳優)
【愛知県】4月6日〜4月7日
- 田村淳(お笑いタレント)
- 楢崎正剛(元プロサッカー選手)
- 藤井聡太(将棋棋士)
- 赤星憲広(元プロ野球選手)
- 天野ひろゆき(お笑いタレント)
- 宇野昌磨(フィギィアスケート選手)
- オカダ・カズチカ(プロレスラー)
- 松井玲奈(女優)
- 天野浩(工学博士)
近畿
【和歌山県】4月10日〜4月11日
- 田中理恵(元体操選手)
- 早田卓次(元体操選手)
- 杉浦正則(元アマチュア野球選手)
【奈良県】4月12日〜4月13日
- 根木慎志(車いすバスケ選手)
- 鈴木康友(元プロ野球選手)
【大阪府】4月14日〜4月15日
- 片岡愛之助(歌舞伎役者)
- ハイヒールリンゴ(お笑いタレント)
- 寺川綾(元競泳選手)
- 井戸川絹子(元バレーボール選手)
- 森脇健児(お笑いタレント)
【兵庫県】5月24日〜5月25日
- 笑福亭鶴瓶(落語家)
- 陣内智則(お笑いタレント)
- さかなクン(魚類学者)
- 沢松奈生子(元プロテニス選手)
- 朝原宣治(元陸上選手)
【京都府】5月26日〜5月27日
- 正田絢子(レスリング選手)
- 佳つ雛(祇園芸妓)
- 佐藤康光(日本将棋連盟会長)
【滋賀県】5月28日〜5月29日
- 武豊(騎手)
- 西川貴教(歌手)
中国・四国
【徳島県】4月16日〜4月17日
- 市橋有里(元マラソン選手)
【高知県】4月20日〜4月21日
- 谷口絵里菜(プロサーファー)
【愛媛県】4月22日〜4月23日
- 土佐礼子(元マラソン選手)
- 真鍋和人(元重量挙げ選手)
【山口県】5月14日〜5月15日
- 西村知美(女優、タレント)
- 阿川佐和子(エッセイスト、小説家)
- 平岡祐太(俳優)
- 阿武教子(柔道家)
【広島県】5月18日〜5月19日
- 新井貴浩(元プロ野球選手)
- 大下剛史(元プロ野球選手)
- 田中卓志(お笑いタレント)
- 湊かなえ(小説家)
- 金藤理絵(元競泳選手)
- 中谷雄英(柔道家)
【鳥取県】5月22日〜5月23日
- イモトアヤコ(お笑いタレント)
- 森下広一(元マラソン選手)
九州
【大分県】4月24日〜4月25日
- 指原莉乃(タレント)
- 尾畠春夫(スーパーボランティア)
- えとう窓口(お笑いタレント)
- 芹洋子(歌手)
- 石丸謙二郎(俳優)
- 渡辺一平(競泳選手)
- 坂本休(元中津江村村長)
【宮崎県】4月26日〜4月27日
- 井上康生(柔道家)
- 松田丈志(競泳選手)
- 宗茂、宗猛(元マラソン選手)
- 谷口浩美(元マラソン選手)
【鹿児島県】4月28日〜4月29日
- 恵俊彰(お笑いタレント)
【沖縄県】5月2日〜5月3日
- 具志堅用高(元プロボクサー)
- ゴリ(お笑いタレント)
- 知花くらら(モデル)
- 諸見里しのぶ(プロゴルファー)
- HY(歌手)
【熊本県】5月6日〜5月7日
- 陣内貴美子(元バドミントン選手)
- 末続慎吾(陸上選手)
【長崎県】5月8日〜5月9日
- 城島健司(元プロ野球選手)
- 草野仁(キャスター)
- 仲里依紗(女優)
- 宮崎香蓮(女優)
- 山口美咲(元競泳選手)
【福岡県】5月12日〜5月13日
- 竹下佳江(元プロバレーボール選手)
- 大野いと(女優)
公募以外のランナーは芸能人ばかり
64年の時には10万人のランナーだったのに対して今回は1万人ほど。
単純計算すると1つの都道府県での走者はわずか200人ほどですから、選抜されるのもかなりハードルが高かったことが分かります。
2020東京オリンピックの聖火ランナーの決定は、東京オリンピック公式サイトによると、都道府県およびプレゼンティング4社(コカ・コーラ、トヨタ自動車、日本生命、NTT)が聖火ランナーを選考して東京2020組織委員会に候補者を推薦し、東京2020組織員会が聖火ランナーを決定することになっています。
特に公募以外のランナーの決定に関しては、都道府県実行委員会・聖火ランナーパートナー・大会パートナー・東京2020組織委員会からの推薦によって選ばれた候補者を、東京2020組織委員会が決定することになっています。
また県実行委員会では「聖火リレーのPRに資する県ゆかりの方」を選抜することになっています。
岐阜県の場合は、44人の聖火リレーの内、22人が著名人で選ばれています。
大半が地元所在の人たちばかりですが、神奈川県所在の紺野美沙子さんと東京都のANZEN漫才・みやぞんさんと山本耕史さんが選出されています。
紺野さんの場合は岐阜県図書館名誉館長を務めているので問題はないでしょうが、みやぞんさんと山本さんの場合は、岐阜とは縁がありません。
選出のためのみやぞんさんの経歴を見ると、「松尾芭蕉の『奥の細道』の出発地とされる東京都足立区出身」となっています。
山本さんの場合は、NHK大河ドラマ「真田丸」で石田三成役を演じたことを選抜理由の経歴としています。
石田三成は関ケ原の戦いの時に西軍の本拠地として使われたのが岐阜の大垣城でしたが、この理由、かなり無理があるのではないでしょうか。
県実行委員会の決定基準と照らし合わせると、有名人ですから「聖火リレーのPRに資する」には合うかもしれませんが、「県ゆかり」という点では、他の選抜者と比較した時にみやぞんさんも山本さんも疑問を呈されても仕方ないでしょう。
かなり無茶な決定のように思われますが、もっと公平性があった方が良いように思います。
ネットの反応では、
「みやぞんは好きだけど地元民からすると複雑」
「みやぞんはないわ。…縁もゆかりも無いじゃん」
「無理やり過ぎん?」
など、辛口意見がかなり多いですが、「中京テレビの『ヒロミ・みやぞんの明日すぐに友達になりたいアスリート アス友』が影響しているんやないかな?」とツイートしている人もいます。
選抜理由の経歴の中に「中京テレビ」の番組を載せる訳にもいかないでしょうからね。
ローカルテレビ局の番組名になっているほどの有名人ということであれば、縁がないわけでもなさそうですが。
また注目(問題視?)されるのが、プレゼンティング4社の一つコカ・コーラ社からは、綾瀬はるか・菅田将暉・かれん・志尊淳・高橋みなみなどが全国区(どこの都道府県を走るかが未定)で決定しています。
有名人ですから聖火ランナーを盛り上げると言う意味では良いでしょうが、ここにも単純ではない聖火ランナー選抜のためのお上での駆け引きが見え隠れしています。
まとめ
2020年はいよいよオリンピックイヤーで否が応にも、盛り上がるしかないでしょう。
その先駆けがやはり聖火ランナー。
3月20日に宮城県から日本に入って7月後半東京で終結するまで、全国で聖火リレーが続きます。
大きく盛り上がって欲しいですが、その一方で、聖火ランナー選抜の公平性をもう少し守るべきだという意見も少なからず出ています。
数十年に1度あるかないかの大祝祭ですので、不公平があったり、ましていわんや不正があったらオリンピックも台無しになりますので、組織を運営する人たちは所信に帰って努力してもらいたいと思います。
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