春日部共栄高校監督代行が決定!?誰?本多監督が指揮をとるのか?

2019年1月20日、春日部共栄高校野球部監督の体罰が発覚し、処分が発表されました。
なぜこのようなことになったかと言うと、本田利治監督(61)が2018年4月1日と3日に行われた練習試合で、見逃し三振をした当時2年生と3年生の部員計3名に平手打ちをしたり蹴ったりしたことが事の発端でした。

本多監督は今年の1月11日から指導を自粛。
部員や保護者への謝罪もすでに済ましているようですね。

今回の事件で気になるのは、昨年4月の体罰問題が約9ヵ月後のいまやっと持ち出さされていること。
なぜこのタイミングなのか。

そして、大事な次の監督候補です。

一つひとつ見ていきましょう。

本田監督・春日部共栄高校野球部プロフィール

  • 名前: 本多利治(ほんだ としはる)
  • 生年月日: 1957年9月30日(61歳)
  • 出身高校: 高知高校
  • 甲子園出場経験: 1974年 春選抜ベスト8/1975年 春選抜優勝
  • 出身大学: 日本体育大学

春日部共栄高校野球部は、春夏合わせて甲子園7回出場の強豪校。
2018年の秋季関東地区大会では準優勝を飾っています。

春の選抜高校野球大会出場が有力視されていましたが、発表を待つ中でのこの事件でしたので、学校・選手・保護者一同ひやひやしていたでしょうね。

ですが2019年1月25日午後3時10分過ぎ、宇野禎弘校長(63)が出場校選考委員会から電話を受け、春日部共栄の22年ぶり3度目の出場確定が知れ渡りました。

なぜこのタイミングでの発覚・・・

2018年秋季関東地区大会では準優勝していたので、センバツ出場は確実視されていましたが、そんな中で発表直前の1月20日に体罰が発覚。

タイミングがおかしすぎませんか?
例えば保護者がこのことを知り問題にしようとしたら、もっと早い時期に摘発しているはずです。
大会出場を望まない親はいないですから。

だから外部からのリークという可能性もあると睨んでいます。

もちろんそうでない可能性も十分にあります。

例えば、ただ単に内部でずっと協議されていて、出場が確定してからの発表では後に覆る可能性もあると考え、発表の前に公にしようという策略。

はたまた、シンプルにこの時期の発表になってしまったということもあり得ない話ではないです。

いずれにせよ、選考委員会は「満場一致で選出した」そうです。
監督の不祥事を選手が責任を取るというのはおかしな話ですもんね。

体罰の内容

色々な意見があると思いますが、今回の体罰の内容を皆さんはどう捉えているのでしょうか。

平手打ちと蹴り・・・。個人的には、蹴りさえなければこうはならなかったのではないかと思っています。

今のご時世、暴力に対して過敏な反応をする人が多いですが、それでも平手打ちはまだ教育や指導、愛情の裏返しと考える人も少なからずいるはず。
それに、ビンタされたからと言って先生を処分しろと泣きわめくのは正直非常にダサいと思います。

ですが、蹴りとなるとはたから見ても気分のいいものではないですし、そもそも怪我のリスクが高い。
ビンタとは全く種類の異なる攻撃ですから、問題視されても仕方ないと思います。

本田監督と高校の体罰についてのコメント

本多監督は、「やってはいけないことをしてしまいました。本人や関係者に迷惑をかけてしまい申し訳ない」と反省しているようです。

そして高校側も「体罰はあってはならないことで、生徒や保護者に対して責任を感じている。大変遺憾に思う」とコメント。

まあその通りですが、春日部共栄高校野球部のHPを見ると、12月11日に本田監督の退職記念パーティーが開かれています。
どんな雰囲気だったのでしょうね。

指導中は恐い先生でも、普段の何気ない会話やパーティーのようなざっくばらんな場面で優しい雰囲気を出されると、人というのはついついそのギャップにやられ好きになってしまうものですが、写真などは公開されていなかったので謎のベールに包まれたままです。

監督代行は誰?

さあ、出場が決まったのはいいものの、監督不在となってはチームはまとまりません。

プロの世界だって監督なしではきついのに、高校生が監督なしではおそらくまとまりません。
2月1日には日本学生野球協会審査室会議で本田監督の処分が決められます。

ですが十中八九、本多氏の監督続行はないと言ってよいでしょう。
なぜなら、宇野校長が「もし(センバツで指揮を)執れるくらいの処分期間であっても、学校としては指揮を執ることはできないと考えている」と明言しているからです。

学校の立場的に、体罰をした先生に監督を任せるわけにはいかないということです。

ちなみに現在は植竹幸一部長と3人のコーチが指導にあたっているようですが、練習と試合では180度状況が異なりますからね。

これはもしかしたら、いなくなって初めて、本多監督の大切さが分かるというパターンかもしれません。

よくサッカーでは戦術に詳しい外国人監督を連れてきたりしていますが、2018年のロシアワールドカップ以降は、やはり意思疎通がきちんとできて日本サッカーの文化に詳しい日本人指導者が監督に就任しています。

おそらく春日部共栄野球部にも同じことが言えるのではないでしょうか。

なんだかんだ言って叩き込まれてきた野球というのがあります。
体に染み込んでいるスタイルがありますから、そういったところを理解できる人、個人の性格を知っている人間が監督に就くべきです。

どの選手がチャンスに強く、どの選手が弱いかは、すぐに見いだせることではないからです。

そういった点を考慮するとコーチ陣の誰かが監督代行をするのではないでしょうか。

まだ次の監督が決まるまで少し時間がありますが、色々な思いを馳せながら発表を待ちましょう!

追記
野球部長の植竹幸一氏を監督として登録することが決まりました。
佐藤充彦コーチが部長としてベンチ入りすることも決まりました。

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