宮古島ワンツーパークとは?保護されている犬や猫の里親になるには|セーブザアニマルズ中原絵梨奈

「宮古島ワンツーパーク」という施設をご存知でしょうか?

「宮古島ワンツーパーク」は、沖縄・宮古島にある保護犬・猫のためのシェルター施設です。

こちらを運営されている中原絵梨奈(なかはら えりな)さんは、6月15日に放送された日本テレビ系列『天才!志村どうぶつ園』でも取り上げられました。

今回は、中原絵梨奈さんが運営されている「宮古島ワンツーパーク」の概要と、保護されている犬・猫の里親になるための方法などを紹介したいと思います。

宮古島ワンツーパーク(Miyakojima1_2Park)の概要

「宮古島ワンツーパーク」とは?


「宮古島ワンツーパーク」は、保健所で殺処分されてしまう野良犬や野良猫を保護し、里親になってくれる方を探すことを目的としたシェルター施設です。

「Miyakojima1_2Park(宮古島ワンツーパーク)」

  • 〒906-0203
  • 沖縄県宮古島上の字宮国1809番地
  • ☎090-9789-4097
  • メールアドレス:savetheanimals385@yahoo.co.jp

2019年4月30日に開かれた「宮古島ワンツーパーク」は、中原絵梨奈さんが代表を務める動物保護団体・NPO法人「宮古島SAVE THE ANIMALS(セーブ・ザ・アニマルズ)」によって運営されています。

「宮古島ワンツーパーク」の活動とは?

  • 宮古島の保健所に収容されている野良犬・野良猫を引き出して保護する
  • 保護した犬・猫の日々の世話を行う
  • 保護している犬・猫の里親を日本全国から見つける

というのが主な活動内容になります。

施設にはシェルターやドッグランなどがあり、犬・猫たちがストレスなく過ごせるように工夫がなされています。

そして、この施設はキャンプ場に併設する形で立地しており、観光客に対して動物保護活動をアピールして知ってもらうという狙いもあるのです。

きれいな海と豊かな自然で知られる南国のリゾート・宮古島ですが、意外にも野良猫や野良犬が多く、年間400頭あまりが保護され殺処分されているという事実があります。

東京や神奈川で保護される犬・猫の数が年間およそ500頭なので、その数の多さが分かっていただけるかと思います。

保護活動を始めたいきさつや「宮古島ワンツーパーク」をオープンした理由は?


「宮古島ワンツーパーク」を運営されている中原絵梨奈さんは、大阪出身の方で自身も猫を飼っておられ、猫の活動もされていました。

沖縄・宮古島に移住後、こうした宮古島における犬・猫たちの置かれている状況を知り、宮古島でも保護活動を続けるようになります。

中原絵梨奈さんは、「宮古島セーブ・ザ・アニマルズ」の前身にあたるNPO法人「宮古島アニマルレスキュー(MART)」の代表として宮古島の犬・猫の保護活動を本格的に開始されました。

「宮古島ワンツーパーク」の前身となる施設を利用し、現在と同様の保護と宮古島内で里親を探す活動を続けてきました。

中原絵梨奈さんをはじめ、この動物保護活動に従事されている方はボランティアです。

活動のための資金は寄付やクラウドファンディング、犬猫カフェ「バングス・ワンツーカフェ」の経営などによって得ています。

ここ最近では、保健所との連携によって年間殺処分数は数頭にまで減らすことに成功しました。

しかし、一方でシェルターの収容能力は限界に達しており、「宮古島アニマルレスキュー」にとってこれは大きな問題でした。

この問題解決のために、2019年4月30日にオープンしたのが新施設「宮古島ワンツーパーク(Miyakojima1_2Park)」なのです。

「宮古島ワンツーパーク」のコンセプトは、”誰でも来ることができる公開施設”です。

キャンプ場が併設している施設には、犬猫シェルター・ドッグラン・カフェ・保護犬猫との触れ合いスペースが用意されています。

公開された施設に実際に足を運んでもらい、楽しく保護犬猫と過ごしてもらいながら、彼らが置かれている現状を知っていもらいたいという思いがあるそうです。

宮古島だけでなく、島の外からやってくる観光客にもアピールすることによって、日本全国に里親を見つけようと努力されています。

活動資金はどうしている?

常に頭を悩ませているのは活動資金のことです。

中原絵梨奈さんは、宮古島の自宅を売ってまで「宮古島ワンツーパーク」を建設されました。

それでも資金は足りなく、支援を得ようとクラウドファンディングや寄付を常に募っています。

「宮古島ワンツーパーク」の目標は、犬・猫の殺処分ゼロと里親を見つけることです。

寄付については、ホームページからアクセスすることができます。

【関連記事】
志村どうぶつ園!宮古島中原絵梨奈の動物保護活動や犬猫カフェとは?

「宮古島ワンツーパーク」に保護されている犬・猫の里親になるには


保護されている犬・猫の里親になるための大まかな流れは、

  1. ブログで気になる犬・猫を見つける
  2. アンケートに回答・自宅の環境調査
  3. トライアル・正式譲渡

となっています。

それでは詳しく見ていきましょう。

「宮古島ワンツーパーク」で保護されている犬・猫たちのことは、「NPO法人カゾック 宮古島 SAVE THE ANIMALS」のブログ(http://mart2017.blog.fc2.com/)で公開されています。

こちらのブログでは、犬・猫たちの写真の他に、それぞれの犬・猫の情報(性別・年齢・性格・医療情報など)も知ることができます。

気になる犬・猫が見つかり、もし引き取りたいと思ったら次のステップです。

次はオンラインでアンケートに回答し、その内容を送信します。

スタッフがアンケートの内容を確認すると、折り返し連絡が来ます。

その後は、スタッフが訪問する自宅の環境調査が行われます。

この自宅環境調査を通過すると、10~14日間のトライアルに移ります。

このトライアルは、犬・猫にとってストレスがないかを最終的に確認する意味合いが強いようです。

決して里親側にとっての”試用期間”という意味合いはありません。

ですから、実際に生活してみたら「思っていた感じと違う」と安易にキャンセルすることはできません。

そういった面も含めて、事前に環境調査で細部までチェックするそうです。

一度捨てられた経験のある犬・猫の身になれば、二度目は避けなければならないというのが、保護団体の方の思いと責任感であることが理解できます。

トライアルで問題ないと判断されれば、正式譲渡の手続きが行われ、里親の元に引き渡されます。

なお、正式譲渡の際にはシェルターで保護中にかかった医療費と輸送費の負担が求められるそうです。

以上、『天才!志村どうぶつ園』でも取り上げられた中原絵梨奈さんが運営する犬・猫の保護施設「宮古島ワンツーパーク」と、里親になるための方法について紹介させていただきました。

【関連記事】
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宮古島ワンツーパークとは?保護されている犬や猫の里親になるには|セーブザアニマルズ中原絵梨奈|まとめ

  • 「宮古島ワンツーパーク」は沖縄・宮古島にある野良犬・猫の保護施設
  • 中原絵梨奈さんが代表を務めるNPO法人「宮古島 SAVE THE ANIMALS」によって運営されている
  • 「宮古島ワンツーパーク」はキャンプ場に併設し、シェルター・ドッグラン・触れ合いスペース・カフェが用意されている
  • 運営資金はクラウドファンディングや寄付などで得ている
  • 里親になるための流れは
  • ブログで気になる犬・猫を見つける→アンケートに回答→自宅の環境調査→トライアル→正式譲渡

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